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傷害報告検討会

2012年09月04日

①    2011年度個人別傷害報告(1~3期生)
②    2009~2011年度学年別傷害報告
③    2012年度(4月~8月まで)個人別傷害報告(2~4期生)

9月5日水曜日、①~③の記録をもとに、選手・スタッフとともに傷害報告検討会を行いました。
今回は、大人が子供に何かを教えたり、指導したりするものではなく、ただ事実を伝えて、
選手たちが何を感じたのか、意見を出し合う機会としました。

外傷=(一度のストレスでのケガ) 障害=(ストレスの積み重ねによるケガ)
外傷 + 障害 = 傷害


 
写真のように傷害報告を見ながら、選手から出てきた意見を紹介します。

2011年度3期生(中学1年)傷害報告の分析
一美和成:『4月・5月は障害が多い。小学校に比べて慣れてない練習がアカデミーに入って始まったから』
南里慧斗:『4・5・6月は3名以外全員何かの理由で練習を休んでいる。』
中村健人:『夏休みや冬休み明けに障害が増えている。休みに自分のケアや生活習慣がしっかり管理できて
いなかったから。』
河田健太郎:『冬になると内科的疾患が増えている。寮生活などで流行しやすいから。』



2011年度2期生(中学2年)傷害報告の分析
中山尚英:『全体的にケガ自体は1年生より少なくなっている。1年間のトレーニングで柔軟性や体幹の安定性が
向上し動作の姿勢が良くなったり、強い体ができてきたから。』
坂田悠希:『でも夏休み以降に障害が多くなっている。』
中山尚英:『・・・』
増田季也:『4月~8月までは障害よりも外傷のほうが多い』
吉岡樹利也:『成長期が過ぎたり筋肉がついたりして、プレーが強くなったから、外傷が増えた。』
林田将希:『ケアができるようになったから、自己管理がよくなったから全体の障害が減った』
田中智弥:『でも夏休み以降に障害が多くなっている。』
林田将希:『・・・』
濱田MC:『夏休み明けに障害が多いのはなぜだろうか?』
渡辺大地:『夏休み中に試合が多くて疲労はたまり、ケアがおろそかになった』



2011年度1期生(中学3年)傷害報告の分析
近藤謙太:『たくさん休んでいる人たちと、ほとんど休んでいない人たちの差がはっきりしている』
福永剣也:『○○○さんのケガが多い』
中村健人:『一つ一つのケガの離脱期間が長いから、大けがの割合が増えている。』
吉岡樹利也:『トレーニングやケアに対する取り組みが結果に出ていると思う』
成合湧一:『接触プレーの多いプレースタイルの人がケガが多い』



2009~2011年度の傷害報告の分析
飛鷹啓介:『学年を追うごとに、外傷が多くなり、障害が少なくなっている』
田尻京太郎:『公式戦や大事な試合が増えて、プレーが激しくなるから外傷が増えた』
和田鉄男:『積み重ねてきた体つくりで怪我しにくい体にはなった。』
宮本優:『中3になると、打撲での休みが多い。』
河原創:『公式戦などで、接触プレーが多くなったから。』
林田将希:『打撲への対処法をしっかり認識して自分で実行できるようにする必要がある』
成合湧一:『RICE処置、特に圧迫をすると腫れが最小限にできる』
蓑田一真:『一年生膝回りのケガが多い。成長期だから』
深松裕太郎『アイシング??』
大塚椋介:『全身のストレッチと補強を行い、ケガしにくい身体つくりを続けていく必要がある』



2012年度4期生(中学1年)(8月まで)傷害報告の分析
安倍隆也:『去年の3期生と同じ道を着実にたどっている。』
小見田智史:『夏休み明け、障害がまた多くなりそう』

2012年度3期生(中学2年)(8月まで)傷害報告の分析
倉田翔:『昨年よりかなりケガは減っているが、2期生と比較して障害の割合が多い』
吉岡樹利也:『2期生に比べて成長期が遅いから、外傷より障害が多くなった』
佐藤和高:『成長期の前には、障害が多く、成長期の後は外傷が多くなる』

2012年度2期生(中学3年)(8月まで)傷害報告の分析
田畑拓武:『ほとんどが外傷』
山田悠大:『怪我している人としていない人がいる』
河田健太郎:『夏休み明けの障害が多くなる時期に、疲労をため込まず、障害を予防しながらも、外傷予防
となるトレーニングをしっかり行って、外傷も障害も予防していく必要があり、それがパフォーマンスの向上にも
つながる。』



以上が出てきた意見です。(一部抜粋)これらの意見に正解も不正解もないと思います。
しかし正解を見つけるかどうかが重要ではなく、現状を知り、なぜそうなったのかを分析し、ではどうしたら
良いのか、を考えるという作業が重要だと考えています。
もうわかりきっているような3年生、いまいちピンときていない1年生もいましたが、有意義なディスカッションに
なりました。

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