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UAEでJFAインストラクターがエリートコーチ向けコースを開催

2014年11月07日

UAEでJFAインストラクターがエリートコーチ向けコースを開催

2013年に締結したUAEサッカー協会とのパートナーシップの一環として、JFAインストラクターによるエリートコーチ向けリフレッシャーコースがUAEのドバイにて開催されました。

5日間のコースを通して、JFAナショナルトレセンコーチでもある松田浩インストラクターが、24名(UAEサッカー協会所属各カデゴリーコーチ、プロクラブのコーチ・関係者)の指導者に対し、日本サッカー協会の理念、組織としてどのようにA代表の結果に結びつくユース育成を推し進めているのか、さらにその育成計画を実現させる為にどのような指導をしているのかについて、講義と実践を行いました。 

また2014FIFAワールドカップの結果を踏まえ、日本代表のワールドカップ前後の変化を映像を使って考察し、今後どうするべきかを全員で議論しました。

受講者コメント

ABDULRAHMAN MOHAMAD ALHADDAD 氏(U-12 UAE代表コーチ)
私はUAE代表としてプレーし、日本代表との試合経験もあります。現役時代から各カテゴリーの日本代表選手の勤勉さ、マナーの良さに関心していました。その上で今回のコースで特に参考になったのが「ユース育成」です。中でもJFAアカデミーのエリート選手育成システムは特に興味深いものでした。現在UAEではJFAアカデミーのような、普段から寝食をともにし、サッカーはもちろんのことその他の教育も施せるようなシステムはありません。日本の選手はこうしたシステムからサッカー選手として必要な能力を身に付け世界に出ていくのだと感じました。日本の育成年代選手のほとんどがコーチからのフィードバックや自身のプレーに関する分析をメモ帳に書くという「サッカーノート」の習慣は、私のチームの選手にもぜひ実施していこうと思います。

HUSAIN ABDUL AZIZ AHMED MOHAMED 氏(FC AL WAHDA テクニカルダイレクター)
最も興味深かったのは「代表とクラブの関係性」です。クラブとして大事な大会前や大会開催時の主力選手の代表招集には、やはり快く対応することが出来ません。ただ日本のユース年代に同じような状況が発生した際は、UAEの様な代表とクラブ間のちょっとした衝突は少ないと聞き不思議に思いました。その理由の1つがユース年代では試合の結果だけでなく育成も大事にするという考えを代表やクラブすべての指導者が共有しているからとのことでしたが、UAEのクラブは基本的に勝利至上主義なのでこの考え方には驚きました。今後はUAEサッカー協会とコミュニケーションを深め1つの国として一貫したサッカー教育が必要なのではないかと感じました。

BADIR AHMED ABDALLA SALEH ALHAMMADI 氏(U-18 UAE代表コーチ)
今回のコースを通じて、UAEサッカー協会ナショナルトレセンコーチとしてもっとクラブとコミュニケーションをとる必要があると感じました。ワールドカップの結果に対し、緻密な分析をした上で改善策を考え、明確な目標を立てて達成するために何をすべきかを協会単独ではなくすべてのクラブに浸透して全員が1つの方向に進むという姿勢が日本を強くしているのだと理解出来ました。また根本的に年間のスケジュール調整をしっかり行い、各大会の日程が重複しないようにすべきだと思いました。今後、UAEサッカー協会とクラブがしっかりと考えを共有し、UAEサッカーの発展の為団結して頑張っていければと思います。

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