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JFAアカデミー福島EAST 東日本大震災・原子力災害伝承館を見学

2022年07月06日

JFAアカデミー福島EAST 東日本大震災・原子力災害伝承館を見学

JFAアカデミー福島EASTの17期生(中学1年生)の男子選手が6月12日(日)、福島県双葉町にある東日本大震災・原子力災害伝承館を見学しました。選手たちは見学を通して原子力発電所の歴史、震災当時の出来事、震災後の復興について学びました。福島帰還後2年目を迎え、ここで目一杯サッカーができることに対して、改めて考える一日となりました。

アカデミー生コメント

齋藤陽乃心 選手(17期生/中1)
語り部の方に講演いただき、学校で突然地震が起き、スーパーに食料を買いに行くと、カップ麺1つしか買えなかったと聞きました。その状況について正直想像することが難しく、当たり前のように欲しいものが買えることがいかに幸せなことなのかということを実感しました。また、資料の中には、震災前の高校の時間割があり、そこにはアカデミーについて書かれていました。その高校に当時通っていた方のビデオメッセージでは、アカデミーのことについても少し触れられていました。驚いたと同時に、アカデミー生として責任を持った行動をしていかないといけないということを感じました。

菅原拓斗 選手(17期生/中1)
伝承館の中には震災の街中の様子や当時の学校に残された物などが展示されていました。特に印象に残ったことは伝承館に行くときに帰宅困難区域の所を通ったことです。震災が発生した11年前から時が止まっているのを目で見て、復興はまだ道半ばだと肌で感じました。また、地震や津波の被害もとても大きかったのですが、それ以上に放射線の影響がとても大きかったことを、実際に語り部の方にお話してもらい、改めて原子力の怖さが分かりました。僕は生きている日々を大切にし、当たり前ではないことができていることに感謝しながら過ごしていきたいと思いました。

西川宗汰 選手(17期生/中1)
伝承館見学では、今までにないほどの負の感情が溢れてきました。行き帰りに通った避難困難区域では、震災当時の形がそのまま残されており、震災から10年以上経った今でも自宅に帰れない人々がいるということに悲しさを覚えるとともに、今自分が普通に生活できているということに改めて感謝しなくてはならないなと感じました。また、伝承館にあった展示物を見て震災当時の悲惨さをより深く考えさせられ、自然災害の怖さも今まで以上に感じるようなりました。さらに、語り部の方のお話を聞き、人との繋がりを大切にするということや、当たり前のことを当たり前と思わず普段から「ありがとう」という気持ちを相手に伝えながら日々を過ごすのが大切だということを理解し、今後は、震災がいつ起きても良いように食料や飲料などの防災グッズを準備しておき、自分の命は自分で守れるようにしていきたいなと思いました。

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