京都紫光が10番・松原綾成選手の全4得点に絡む活躍で優勝

京都紫光サッカークラブ　4－1　加茂フットボールクラブA

6月15日の京都府大会の決勝は、選手たちが同日のワールドカップ・日本代表戦を見てから試合に臨めるようにと、準決勝と決勝のキックオフ時刻を遅らせて始まりました。

その決勝は、過去10回の全国大会出場を誇る京都紫光サッカークラブ（紫光）と、初優勝を狙う加茂フットボールクラブA（加茂A）の顔合わせ。準決勝で7－1と大勝した勢いそのままに、決勝でも紫光がキックオフから主導権を握ります。前半2分にペナルティエリア右外付近でFKを得ると、松原綾成選手が直接ゴール。その2分後には、三輪弘登選手のドリブル突破からつかんだ右CKを、松原選手が三輪選手の頭に合わせ、開始4分で2－0とします。しかし加茂Aも意地を見せてさらなる追加点は許さず、2－0の紫光リードで折り返しました。

後半立ち上がりは、加茂Aが西川聖都選手を中心に見応えのある攻撃を披露します。しかし、紫光の守備陣がしっかり踏ん張り、加茂Aはなかなか得点に結びつけられません。すると後半7分と11分、紫光はカウンターからまたしても松原選手がGKとの1対1を冷静に決めて4－0。松原選手は、この日の全ゴールに絡む活躍を見せました。加茂Aは、終了間際の18分に西川選手の得点で一矢報いたものの反撃はここまで。4－1でタイムアップとなり、名門・京都紫光サッカークラブが全国大会へと駒を進めました。

監督・選手コメント

長谷川佳弘 監督（京都紫光サッカークラブ）
準決勝、決勝とも早い時間帯に得点できたことが勝因だと思います。ただ、予選リーグは無失点できていたのに、準決勝と決勝では1失点ずつしてしまい課題が残りました。キャプテンの掛見選手がケガをしたことで、5人で守って2人で攻めるという戦い方が明確になりました。本来はもっと繋ぐサッカーをしたいところですが。全国大会に向けて今のサッカーをより磨き、しっかりした守備からいい攻撃に繋げるようにしたいです。全国大会が選手たちのよい経験になるように、力が発揮できるようサポートしたいと思います。

掛見直央 選手（京都紫光サッカークラブ　キャプテン）
腕を骨折して予選1試合しか出られませんでしたが、みんなで勝ち取った優勝だと思います。チームはまとまっていて連係もよく、練習からしっかりとできていたので今日の結果に結びつきました。準決勝と決勝は安心して見られました。頼もしかったです。全国大会までにケガを治して、みんなと戦えるように頑張りたいと思います。

松原綾成 選手（京都紫光サッカークラブ）
優勝できて良かったです。今大会では18得点できましたが、もっともっと取れたと思います。決勝の先制点になったFKは、思いどおりに蹴ることができてきれいに決まりました。あれで自分もチームも「行ける！」という気持ちになれました。キャプテンがケガをして、みんなで頑張らないと、という気持ちからチームがまとまりました。全国大会でも、京都大会の18得点以上と優勝と目指します。

三輪弘登 選手（京都紫光サッカークラブ）
監督やコーチに言われたことがしっかりと出せたことが、勝因だと思います。昨年はDFをしていたので、「FWにされたら嫌だな」と思っていたことを今FWのポジションでやっています。今日の2点目は（松原）綾成が思いどおりのタイミングで合わせてくれました。決勝でもゴールできてよかったです。全国大会は京都よりレベルが高いと思いますが、8月までにしっかりレベルアップして臨みしたいです。

大山輝士 選手（京都紫光サッカークラブ）
今日はみんなが集中していて、サッカーを楽しめたのが良かったです。予選から無失点できていたので、それがDFとしては自信になっていて、準決勝や決勝でも無失点を目標にみんなで頑張って戦いました。それが優勝に繋がったと思います。今年は個人技のある選手もいるので、それを全国大会でも出していけたらと思います。

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  準優勝：加茂フットボールクラブA
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  ３位：大山崎少年サッカークラブA
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  ４位：西野サッカースポーツ少年団