JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 大会・試合 > 第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 > 最新ニュース一覧 > 第37回皇后杯 なでしこリーグ勢が各会場で躍動

ニュース

第37回皇后杯 なでしこリーグ勢が各会場で躍動

2015年11月15日

第37回皇后杯 なでしこリーグ勢が各会場で躍動

11月14日(土)に第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の2回戦を4会場で開催。1回戦を突破したチームを、大会初戦を戦うなでしこリーグ勢が迎え撃ちました。

ピックアップマッチ1

アルビレックス新潟レディース(なでしこ1部/新潟) 5-0(前半1-0、後半4-0) 浦和レッズレディースユース(関東/埼玉)

1回戦でJFAアカデミー福島(東海/静岡)をPK戦の末に下した浦和レッズレディースユース(関東/埼玉)は、なでしこリーグ1部のアルビレックス新潟レディース(なでしこ1部/新潟)と対戦。AFC U-16女子選手権中国2015で決勝進出を果たしたU-16日本女子代表に5名の選手が選ばれている浦和は、「前半にできるだけ失点を抑えようという狙いで臨んだ」(下山薫監督)と、集中した守備を見せて最終ラインを突破させません。一方、強風の中で風下に立った新潟も決定的なチャンスをつくれないながらも圧倒的にボールを支配して試合を進めると、37分にペナルティーエリア付近でのFKを獲得。これを主将の上尾野辺めぐみ選手が左足でゴール右隅へ直接突き刺し、セットプレーからの先制点が生まれました。

後半に入ってさらに攻勢を強めた新潟は、60分に左サイドを突破した佐伯彩選手からのクロスを大石沙弥香選手が合わせて追加点を挙げると、69分には川﨑咲耶選手がPKを決めて3-0とします。その後、浦和レッズユースは前線の選手を投入して反撃を試みますが、思うように攻め込むことができず、逆に新潟の攻撃陣に攻め込まれてしまいます。終盤には新潟が、80分に大石選手、83分に斎藤友里選手と立て続けにゴールを奪い、幸先良く2回戦突破を果たしました。

試合詳細はこちら

ピックアップマッチ2

ノジマステラ神奈川相模原(なでしこ2部/神奈川) 3-1(前半0-0、後半3-1) 日テレ・メニーナ(関東/東京)

5年ぶりの出場で2回戦に進出した日テレ・メニーナ(関東/東京)は、ノジマステラ神奈川相模原(なでしこ2部/神奈川)と対戦。浦和レッズユースと同様に、AFC U-16女子選手権に4名の選手を送り出しているために苦戦が予想されましたが、「チャンスをもらった選手が、『自分たちはここでやるしかない』という気持ちを見せて死に物狂いでやってくれた」(寺谷真弓監督)と、中盤の攻防でも互角以上の戦いを示し、前半をスコアレスで折り返しました。

そしてメニーナは66分に左CKを獲得すると、こぼれ球を拾った原衣吹選手が中央からシュートを突き刺して先制。しかし、すぐさま反撃を開始したノジマステラも、交代で入った長澤まどか選手が同点弾を決めて試合を振り出しに戻します。両者一歩も譲らない攻防は74分に均衡が破れます。ノジマステラの南野亜里沙選手が豪快なシュートを決めて勝ち越しに成功しました。その後もノジマステラは前線の選手を投じて追加点を狙っていくと、90分に吉見夏稀選手の駄目押しゴールが決まり勝負は決しました。先発の平均年齢が15.4歳というメニーナは相手を大いに苦しめましたが、3回戦進出には一歩及びませんでした。

試合詳細はこちら

その他の試合結果

日テレ・ベレーザ(なでしこ1部/東京) 3-1(前半1-1、後半2-0)藤枝順心高校(東海/静岡)
ASハリマアルビオン(なでしこ2部/兵庫)2-2(PK:0-3)(前半0-0、後半2-2、延前0-0、延後0-0、PK0-3)早稲田大学(関東/東京)
スペランツァFC大阪高槻(なでしこ1部/大阪)6-0(前半2-0、後半4-0)NGU名古屋FCレディース(東海/愛知)
日体大FIELDS横浜(なでしこ2部/神奈川)5-1(前半2-0、後半3-1)神村学園高等部(九州/鹿児島)
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(なでしこ1部/千葉)1-0(前半0-0、後半1-0)スフィーダ世田谷FC(なでしこ2部/東京)
ベガルタ仙台レディース(なでしこ1部/宮城)3-0(前半0-0、後半3-0)JAPANサッカーカレッジレディース(なでしこ2部/新潟)

監督・選手コメント

下山薫 監督(浦和レッズレディースユース)
セットプレーから先制されてしまいましたが、前半にできるだけ失点を抑えようという狙いの中で、ある程度は良い入り方ができました。今大会ではなでしこリーグのチームとの対戦を一つの目標にしていたので、この舞台に出られたことは素直に嬉しいです。やはり、なでしこのチームは判断の早さや選択肢の多さが見ていて勉強になりました。出場選手の中には中学生もいましたし、この経験をこの先へとつなげていってもらいたいと思います。

上尾野辺めぐみ 選手(アルビレックス新潟レディース)
風上だったこともあり、前半は0-0でも仕方がないと思っていましたが、我慢強く戦う中で、前半の良い時間帯に先制できたことは大きかったです。今日は試合の立ち上がりがあまり良くなかったですが、後半にしっかりと立て直すことができました。前回大会は準々決勝で敗れてしまっているので、まずはそこを突破して、今年こそは決勝の舞台を目指して戦っていきます。今日の勝利の勢いに乗って、次の試合につなげていきたいと思います。

寺谷真弓 監督(日テレ・メニーナ)
レギュラーメンバーの数名がU-16女子代表のために不在だったこともあり、当初から厳しい戦いを覚悟していましたが、選手たちは予想以上に頑張ってくれました。相手もうちと似たようにボールをつないでくるチームでしたが、前半からしっかりと狙いどころを絞れていました。今シーズンは関東女子サッカーリーグ、全日本女子ユースサッカー選手権大会が残っているので、今大会の経験を生かして、しっかりと準備していきたいと思います。

菅野将晃 監督(ノジマステラ神奈川相模原)
自分たちは攻撃的なサッカーでここまで戦ってきたので、先制されたことよりも、そこから1点、2点、3点を取るという姿勢を貫いてやれたことが勝利につながったと思います。今シーズンのなでしこリーグ2部は終わりましたが、1部2部入れ替え戦があるので選手はそこを見据えて体調も気持ちも充実しています。次戦はうちがチャレンジャーですが、決して勝てない相手ではないと考えていますし、思い切って戦い、サプライズを起こしたいと思います。

JFA-TV 第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会

 

第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会

11月7日(土)~12月27日(日)
大会情報はこちら

アーカイブ
大会・試合
NEWS メニュー

過去の大会はこちら

協賛

  • 株式会社イエローハット
  • 株式会社セディナ
  • 株式会社ナイキジャパン
  • 株式会社日能研
  • 株式会社マイナビ

協力

  • 株式会社モルテン
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー