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ろう者サッカーの祭典「第17回USFデフリーグ大会」開催 ~みんなの色でサッカーをカラフルに~

2018年04月24日

ろう者サッカーの祭典「第17回USFデフリーグ大会」開催 ~みんなの色でサッカーをカラフルに~

4月14日(土)〜15日(日)の2日間、第17回USFデフリーグ大会(日本ろう者サッカー協会主催)が富士通スタジアム川崎(神奈川県川崎市)で開催されました。

参加チームはU-34クラスとO-35クラスに分かれ、8人制サッカーで競い合いました。今大会は「みんなの色でサッカーをカラフルに」をテーマに、ろう者だけでなく健聴者や女性が混在し、知的障がいの選手も今回初めて一緒にプレーするなど、全国から175名の選手と52名のスタッフが集まり、笑顔溢れる大会となりました。

初日14日(土)のリーグ戦に続き、翌15日(日)は、早朝の悪天候の為開催が危ぶまれましたが、試合開始の頃にはすっかり晴れ、試合も様々なイベントも、予定通り行われました。

2日目午後に行われた恒例のデフキッズサッカー体験会では、幼稚部から中学1年生の55名の子どもたちが参加し、ろう者サッカー日本代表選手から直接指導を受け、1時間、楽しい交流機会となりました。

同時に、ウォーキングフットボール体験会も実施しました。はじめての試みでしたが、当日の飛び入り参加等で27名が参加しました。「走ってはいけない」「ボディコンタクト禁止」といったルールのもと、年齢も性別も関係なくみんながプレーでき、「誰もが参加出来るサッカー」の未来予想図のようでした。

大会の結果は以下の通りです。

U-34クラス

優勝 VARIOS2018
準優勝 イジリー岡田
3位 Circulo FC
4位 海軍
5位 FC TOP GUN
6位 カメレオン八王子

O-35クラス

優勝 湘南波聾猿
準優勝 静関隊
3位 のんべえ
4位 レジェンドドリームズ
5位 エメラルドチーム

大会実行委員長コメント

植松隼人 実行委員長
今回から川崎市に移り、市との共催として新たにスタートしました。今大会テーマ「みんなの色でサッカーをカラフルに」と川崎市が挙げる「かわさきパラムーブメント」とは目指している方向が同じです。そんな川崎市の富士通スタジアム川崎という素晴らしいピッチに多くの選手やそのご家族、スタッフ、キッズ、関係者等約400名に足を運んでいただいたことを大変嬉しく思います。

数々のドラマチックな試合を魅せてくれた選手はもちろんですが、ベンチにいる選手も本当に楽しそうな顔をしていました。これがサッカーの本質なのかなとも感じ、喜びを分かち合い、相手チームをリスペクトしている選手をたくさん見ることができ、とても感動しました。

そして、多くの企業様をはじめ、支援・協力頂いた関係者の皆様に本当に感謝いたします。来年も、たくさんの方々からデフリーグが大好きと言ってもらえるような大会にしていきます。

U-34クラス MVP選手コメント

武井基 選手 (VARIOS2018)
第17回USFデフリーグ大会が開催できたことを大変嬉しく思います。

私のチーム、「VARIOS2018」は、デフリーグの場で初めて、知的障がい者・聴覚障がい者・健聴者と交じったインクルーシブチームを作り出場しました。

不安もありましたが、障がいがあっても、みんなが生き生きしていたプレーを目に焼き付けることができて大変嬉しく思い、障がいの違いがあってもプレーすることがこの場で証明できたのではないかと思っています。

デフリーグ大会関係者方の皆様、ご協力やご声援ありがとうございました。

O-35クラス MVP選手コメント

千田芳宏 選手(湘南波聾猿)
デフリーグに参加し今回で17年目になります。毎年この大会を楽しみにしていました。

デフリーグは実力に関係なく純粋にサッカーを楽しめる大会でもありO-35クラスとして参加しました。

往年のデフサッカーのプレーヤーが出場していることもありオールスター戦の様な感じで楽しむことができました。また、選手達は全国に散らばっているので、再び集まると童心に戻った少年みたいでした。

今大会を開催した実行委員、ボランティア、トレーナーの方々、いろいろと本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。

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