高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023は4月15日(土)と16日(日)に第3節を開催します。

EAST

EASTの12チームで唯一、開幕から連勝を達成したのは青森山田高校（青森）です。開幕戦では柏レイソルU-18（千葉）を相手に5-0の快勝。続く横浜F・マリノスユース（神奈川）も2-0で勝利しています。2試合ともに無失点で勝ち点3を重ねており、状態の良さをうかがわせます。第3節では今シーズン初めて高体連のチーム、旭川実業高校（北海道）との対戦に臨みます。対する旭川実業は、開幕戦で横浜FMから11年越しのプレミア初勝利を挙げ、上々のスタートとなりましたが、第2節では前橋育英高校（群馬）に主導権を握られ、0-3で敗戦。仕切り直しとなる一戦では、ここ数年、高校サッカー界をリードする青森山田とどのような戦いを見せるか、注目が集まります。

昨年、EAST初参戦で初制覇を成し遂げた川崎フロンターレU-18（神奈川）は、大宮アルディージャU18（埼玉）との一戦に臨みます。川崎Fは1勝1分けで現在2位と好位置につけています。一方の大宮は開幕戦こそ市立船橋高校（千葉）と引き分けたものの、前節は尚志高校（福島）に敗れ、今シーズンはまだ白星を挙げられていません。尚志戦ではシュート数はほぼ互角でしたが、チャンスで決められず。ここぞの決定力を発揮して勝ち点3奪取を狙います。

川崎Fと並んで1勝1分けで3位に位置していのは尚志です。今回が3度目のプレミアリーグ挑戦となる尚志ですが、過去の2回（2011年、2019年）はいずれも1年でプリンスリーグ降格という結果になっています。“3度目の正直”でプレミア残留なるか。まだまだ序盤戦ですが、勝ち点を積み重ねられるかは今後の戦いにも影響を及ぼすでしょう。その尚志は第3節でFC東京U-18（東京）と対戦します。FC東京は昌平高校（埼玉）、市立船橋と戦い、いずれも引き分けに終わっています。2試合ともに早い時間の失点が響いており、序盤に相手の勢いをいかに抑えるかは勝利へのポイントとなりそうです。

その他、横浜FMは昌平、流通経済大学付属柏高校（千葉）と前橋育英、柏と市立船橋が対戦します。

WEST

WESTで連勝スタートを切ったのは、静岡学園高校（静岡）と名古屋グランパスU-18（愛知）の2チームです。静岡学園は、大津高校（熊本）と横浜FCユース（神奈川）を連破して迎える第3節で米子北高校（鳥取）戦に臨みます。MF高田優選手（#10）とFW神田奏真選手（#9）が2得点、MF志賀小政選手（#11）は3得点を挙げており、信条とする攻撃的なサッカーで順調に勝ち点を積み重ねています。対する米子北は開幕戦でジュビロ磐田U-18（静岡）と引き分け、第2節では大津に2-4で敗戦。今シーズン初勝利を目指して高体連対決に臨みます。

名古屋は第1節でサンフレッチェ広島F.Cユース（広島）に5-2で打ち勝つと、第2節も昨年のプレミア王者であるサガン鳥栖U-18（佐賀）を2-0で撃破しています。ここまで挙げた7得点中、5得点が75分を過ぎてから生まれており、終盤に掛けての攻撃力が好調の要因になっています。その名古屋と今節、対戦するのは磐田です。米子北と引き分けて迎えた第2節では、プレミア初参入の神村学園高等部（鹿児島）に2-5で敗れています。嫌な流れを断ち切るために、好調・名古屋との一戦はぜひともものにしたいところでしょう。

第2節終了時点で12チーム中9チームが黒星を喫しています。それだけ均衡した試合が続いているとも言えますが、静岡学園、名古屋と並んでここまで無敗をキープするのはヴィッセル神戸U-18（兵庫）です。横浜FCとの開幕戦は終盤に追いつかれて引き分けとなりましたが、続く東福岡高校（福岡）戦では7分に挙げたFW大西湊太選手（#32）のゴールを守り抜き、今シーズン初勝利。シュート数で相手に上回れるも最後まで集中力を切らさない守備が勝ち点3獲得につながりました。広島と対戦する今節も勝負強さを見せることはできるでしょうか。

その他、東福岡は横浜FC、鳥栖は履正社高校（大阪）、大津は神村学園と対戦します。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式Twitter

大会期間：2023年4月1日(土)～2023年12月3日(日)

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