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ニュース

SAMURAI BLUE、香川選手の終了直前ゴールでハイチと引分け ~キリンチャレンジカップ2017~

2017年10月11日

SAMURAI BLUE、香川選手の終了直前ゴールでハイチと引分け ~キリンチャレンジカップ2017~

SAMURAI BLUE(日本代表)は10月10日(火)、キリンチャレンジカップ2017第2戦でハイチ代表と対戦し、後半アディショナルタイムのMF香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)の同点ゴールで3-3で引分けました。

約8か月後に迎えるワールドカップへ戦力の底上げと大会メンバーの見極めを進めている日本は、4日前のニュージーランド戦からDF長友佑都選手(インテル・ミラン)とDF槙野智章選手(浦和レッズ)以外の先発を9人入れ替えます。

GK東口順昭選手は昨年3月のワールドカップ最終予選アフガニスタン戦以来の先発で、MF小林祐希選手(SCヘーレンフェーン)とFW杉本健勇選手(C大阪)は初先発。前の試合で交代出場して代表初ゴールを決めたMF倉田秋選手(G大阪)も2年2ヶ月ぶりに先発入りしました。

その倉田選手が試合開始7分、2試合連続となるゴールを決めて、日本が先制します。

長友選手の左サイドからのマイナス気味のクロスに、ニアサイドに顔を出した倉田選手が頭で合わせると、シュートはジャンプした相手GKの頭上を抜けてゴールネットを揺らしました。

17分には杉本選手のパスを受けて倉田選手がシュート。これはGKにブロックされますが、リバウンドに反応した杉本選手が左足で決めて2-0にしました。杉本選手は出場3試合目での代表初ゴールとなりました。

日本の速いテンポの攻撃に、引き気味に対応していたハイチでしたが、28分に1点を返します。FWデュカン・ナゾン選手が中盤でボールを奪ってドリブルで攻め上がり右へ展開。FWドナルド・ゲリエ選手が中に持ち込んで中央へパスを送ると、MFケビン・ラフランス選手がDF酒井高徳選手(ハンブルガーSV)とDF昌子源選手(鹿島アントラーズ)の間のスペースへ滑り込んで、右足で流し込みました。

このゴールで勢いが出たハイチは、後半に入ると積極的にボールを奪い、スピードとしなやかな動きを活かして攻撃に転じるようになります。

日本は後半開始から長友選手に代えて代表デビューとなったDF車屋紳太郎選手(川崎フロンターレ)、FW浅野拓磨選手(VfBシュツットガルト)に代えてFW原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)を投入した日本ですが、53分、日本に再びゴール前で守備の乱れが生じます。

ハイチが右サイドで得たFKを起点にDFカラルン・アルキュス選手が右から中へボールを入れると、ゴール前でナゾン選手が右足で捉えて同点にしました。

日本は直後からMF井手口陽介選手(G大阪)、香川選手、FW大迫勇也選手(1.FCケルン)を相次いで投入しますが、ハイチは58分にもラフランス選手の攻め上がりから、日本ゴールに迫ります。そして78分、ナゾン選手がGK東口選手の頭上を越えるミドルシュートを決めて均衡を破りました。

日本は80分に、MF乾貴士選手(SDエイバル)に代えてFW武藤嘉紀選手(1.FSVマインツ05)を送り出し、原口選手や井手口選手、香川選手がシュートで相手ゴールを脅かします。

そして後半アディショナルタイムに、原口選手のパスを受けた車屋選手が攻め上がってクロスを送ると、逆サイドに流れたボールを酒井選手が拾って左足でシュート。ゴール前にいた香川選手が右足で合わせてコースを変えてゴールネットを揺らし、日本は3-3で引き分けました。

日本代表は11月には欧州遠征でブラジル、ベルギーと強化試合に臨みます。

監督・選手コメント

ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
分析するのが難しい試合になってしまいました。就任以来、これほど悪い試合は初めてで、私の中で最も悪い試合の1つです。いろいろな面で受け入れられないものがありました。2-0にした後、選手の頭の中になにが起きたのか分かりません。点を獲った後で全てが止まってしまいました。最初の20分はチャンスも多くて4~5点入る展開でしたが、そこで技術的に優位と思ってしまったのか、気が抜けたのかもしれません。3点目を獲れていたら全く違う内容になったと思います。1失点目でチームが存在しなくなりました。何人かの選手の脆さ、弱さに失望しました。気が緩んだ選手や守備で戻らない選手がいました。でも私が選手を選んだので私の責任です。良くない状態の選手は選べないということです。この結果には全員が疑問を抱かないといけません。今回の合宿でワールドカップに臨むメンタル面の話もしたのに、このような内容です。次の相手は世界でも有数の2か国で、今回とは全く違う相手です。このような試合を繰り返せば、ひどい結果になります。ワールドカップへ向けて準備はまだできていません。

GK #12 東口順昭 選手(G大阪)
厳しいコースのシュートをもっと獲れていけるようにならないと、ワールドカップは厳しいと痛感しました。ジャンプ力やステップワークなど日頃の練習から変えていきたいと思います。

DF #24 車屋紳太郎 選手(川崎フロンターレ)
前半から心の準備はしていましたが、最初は緊張感がありました。(最後の得点場面で)相手のサイドハーフがあまり付いてきていなかったので、2対1の局面を作れば打開できるなと思っていました。最後は行くしかなかったので高い位置を取るようにしていました。

MF #7 倉田秋 選手(G大阪)
チームで勝つことが大事なので、自分がスタメンで出てそれができなかったので、アピールできたとは思っていません。ゴールは入って良かったですが、3点目、4点目のチャンスがあったのに獲り切らなかったからこういう試合になったと思います。

MF #8 原口元気 選手(ヘルタ・ベルリン)
守備が嵌らなかったですし、自分たちの良さが全く出なかったと思います。前半、相手が寝ていたような中でポンポンと点が入って、そこまではよかったですけど、正直、(ボールの)獲りどころが決まらなかった。僕らは前から行きたかったけれど、後ろが付いて来ていなくて、どう攻めてどう守るか、意思統一がされていなかったと思います。

MF #10 香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント)
攻撃で人数はいましたが、連動性や仲間同士の意思疎通が獲れていませんでした。得点場面は、みんなが連動した中でゴールが生まれた場面だと思います。今日、メンバーが多く変わった中で、90分間を通してのコントロールに課題を感じたので、それを次に繋げないと痛い目にあうと思います。

MF #17 小林祐希 選手(SCヘーレンフェーン)
前半、僕が腰を痛めてプレーを止めた後、みんなが集中力欠いてやられたので申し訳ないです。気持ちはリラックスして入れましたが、ピッチの上で国歌を聴いて硬くなるものだと感じました。1失点目も食いつかなくていいところで食いついて、無駄な動きをしてしまって、そこは硬さが出たかと思います。

マルク・コラ ハイチ代表監督
選手たちは勝てなかったので残念がっていますが、私は満足です。前半20分までお客さん状態だった間に2失点しましたが、日本に与えていた中盤のスペースを修正して2点目、3点目に繋がりました。ボール支配率は我々の方が低かったですが、シュートの決定力はありました。選手たちは非常に良くやってくれたと思います。

スケジュール

10月1日(日) PM トレーニング【一般非公開】
10月2日(月) PM トレーニング【一般非公開】
10月3日(火) PM トレーニング【一般非公開】
10月4日(水) PM トレーニング【一般非公開】
10月5日(木) PM 公式会見・公式練習【一般非公開】
10月6日(金) 2-1 キリンチャレンジカップ2017
vs ニュージーランド代表(豊田スタジアム)
10月7日(土) 11:00 トレーニング(豊田スタジアム)【一般公開】
10月8日(日) PM トレーニング【一般非公開】
10月9日(月) PM 公式会見・公式練習【一般非公開】
10月10日(火) 3-3 キリンチャレンジカップ2017
vs ハイチ代表(日産スタジアム)

※ スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

2017/10/10(火) 19:30 キックオフ
SAMURAI BLUE vs ハイチ代表
神奈川/日産スタジアム

大会情報はこちら

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10/22(日) MS&ADカップ2017 長野/長野Uスタジアム

2017/10/22(日) 16:30キックオフ(予定)
なでしこジャパン(日本女子代表)vs スイス女子代表
長野/長野Uスタジアム

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