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[復興支援活動]手倉森 浩 復興支援特任コーチ 活動レポート(12月)

2016年01月15日

[復興支援活動]手倉森 浩 復興支援特任コーチ 活動レポート(12月)

12月5日から開催される「JFA復興フェスティバルin三陸みやこ」のため、前日に現地入り。雪がちらつく中、日本サッカー協会(JFA)、岩手県サッカー協会、沿岸北部チームのスタッフで打ち合わせと懇親会を行いました。この日は、原博実専務理事もJFAのスタッフも、被災地域の方々から被災地の現状を伺うことができました。

震災から4年8ヶ月たった今も、津波被害を受けた沿岸部の区域は居住禁止となっており、グリーンピア三陸みやこをはじめとする仮設住宅での生活が続いています。高台造成や盛土を行った場所に公営住宅や新たな家屋も建ち始めていますが、居住区が決まった人でも新しい住居に引っ越しできるのは今年4月以降だとか。未だ住居先が決まらずにいる人も大勢いらっしゃいます。また、スポーツ少年団や中学校の部活動の練習環境や少子化問題、復興支援もなかなか沿岸北部までは足を延ばしてもらえていないなど様々な苦労話を伺い、復興がなかなか進んでいない状況に驚愕とすると同時に、支援を継続していく必要があると強く感じさせられました。

同5日のフェスティバルには、沿岸の11チームと小学校の低学年が65人、高学年が171人、指導者、保護者、スポーツ少年団OBなど、全員合わせて363人もの人たちが参加してくれました。ナショナルトレセンコーチ東北担当の都修一氏にサポートしていただき、アイスブレイクからボールフィーリング、ゲームまで楽しく行いました。子どもたちはコーチの話をよく聞き、積極的にプレーしてくれました。午後は、大人(指導者・保護者)にも楽しんでもらおうと、3面に分かれて大人対子どものゲームを行いました。大人の疲れ具合を見て、終わりのタイミングを計っていたのですが、意外にも大人チームは果敢にゴールを決めるなど、約2時間動きっぱなし。日頃のストレスを発散しているかのようでした。終わった後にJFAスタッフと指導者の皆さんとのフットサルも予定していましたが、流石にこちらは断念(笑)。皆で楽しい時間を共有することができました。今年も継続していきましょう!

その夜は、沿岸南部チームの指導者の皆さんとの懇親会が開かれ、復興状況の話やサッカーの指導・育成についての意見交換など、大変有意義な会となりました。

12日は宮城県仙台市のなかのFCで『保護者の関わり』をテーマに講演をさせていただきました。日本サッカーのこれまでの発展と子どもの発育・発達の特徴、指導コーチング論では「いかに自立した選手に育てるか」について、また、保護者の協力や関わり方の大切さについてもお話しさせていただきました。その後の懇親会では保護者の考えなど直接伺うことができ、大変参考になりました。

13日は宮城県名取市立不二ガ丘小学校のグラウンドで、同小のスポーツ少年団と閖上スポーツ少年団との交流戦が行われました。低学年・高学年・大人の3カテゴリーがそれぞれ良い雰囲気でプレーしていました。津波被害を受けた閖上小学校は、今もなお不二ガ丘小学校に間借りしています。不二ガ丘スポーツ少年団のご厚意で震災後から交流戦を続けているそうです。決まった練習会場がない閖上スポーツ少年団にしてみれば、こうして協力・支援してくれる地域チームの支えは本当に助かるだろうと感じました。

午後は亘理町へ移動し、亘理スポーツ少年団となかのFCの交流戦を視察しました。この土日もサッカーの活動は盛んに行われていました。

16日は福島県いわき市の中央大北中学校グラウンドで、2015年最後のいわき地区トレセンU-13が開催されました。ウオーミングアップの対面パスで、パスとコントロールの質と動き出しのタイミング、ターンなど、運動量も意識しながらトレーニング。パスとコントロールの精度の確認として4対2と2対2+2Sを行い、最後は7対7+2GKのゲームを行いました。久しぶりの3種トレセン、前回4種トレセンで指導した子どもたちが大きく、逞しくなっていました。また、中央大北中学校の理解もあってトレーニング後のグランド整備をしなくて良くなり、そのおかげで時間いっぱいまでトレーニングできるようになっていました。選手たちには、常に「精度」にこだわって日々取り組んでほしいと思います。

19日は仙台市立折立中学校で、日本プロサッカー選手会(JPFA)のふれあい活動の一環として、中学生50名を対象にサッカー教室が行われました。同日午後には、登米市東和グラウンドに移動し、指導者リフレッシュ講習会を開催しました。私はインストラクターを務め、地元の響高校サッカー部にサポートいただき、実技のデモンストレーションを。パス&コントロールとポゼッション4対2を行いました。講義は、『求められる選手育成』と題し、映像を交えながらディスカッション形式でレクチャーをしました。皆さん、移動の疲れもある中で集中して聴講してくれました。次の日20日は受講生の指導実践。受講生も積極的に子どもたちに声掛けし、楽しい雰囲気を意識した指導ができたと思います。子どもたちが「もっとやりたい」と言っていたのがその証だと思います。

2015年は、チャリティーマッチは開催されませんでしたが、こうしてふれあい活動を継続していただき、子どもたちも喜んでいます。今回、指導者講習会を被災地の子どもたちを対象に行ったというのも良かったと思います。なかなか被災地に足を運べない方々のためにも、風化させないためにも良いことだと考えています。

講習会の前に被災地を視察しましたが「もうすぐ5年になるのにこんなものか」と復興が遅々として進んでいないことに受講生も唖然としていました。2016年も継続できればと思っています。

祝日の23日は、久しぶりに仙台市福室スポーツ少年団に顔を出しました。この日は2015年の「蹴り納め」でした。同少年団の練習はこれまで週末だけでしたが、平日の木曜日の練習も再開したそうです。ベガルタ市民後援会から寄贈されたフットサルゴールと倉庫は大切に使われていました。練習後は、子どもたちと保護者皆で大掃除が行われました。

27日は、異業種交流会FOREST(旧杜の都異業種交流会)のチャリティーフットサル募金贈呈式に出席。この交流会は2ヶ月に1度、「楽しみながら復興支援」をテーマに行われ、今回で5回目の開催となります。チャリティーフットサルは参加費1000円で、そこで集まった資金から施設の使用料を差し引いた金額を毎回、復興支援に寄付します。2015年度も多くの皆さんに温かいご支援をいただき、心から感謝しています。

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