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シドニーへ移動後、軽めの調整 ~AFCアジアカップ準々決勝へ~

2015年01月22日

シドニーへ移動後、軽めの調整 ~AFCアジアカップ準々決勝へ~

AFCアジアカップ2015オーストラリアで準々決勝進出を決めたヨルダン戦から一夜明けた1月21日(水)、SAMURAI BLUE(日本代表)はメルボルンから次の試合会場のシドニーへ空路移動し、軽めの調整を行いました。

3連勝でグループステージ突破を決めたチームは、夕方からシドニー近郊のグラウンドで約1時間、練習しました。ヨルダン戦に先発したメンバーはランニングやストレッチなどを繰り返すリカバリー練習で、試合中に相手選手と激しく接触して顔面を強打したDF森重真人選手はゆっくりとした動きで体のケアに努めていました。

一方、先発組以外のメンバーはボール回しなどで体をほぐすと、4人一組になってビルドアップからシュートまで持ち込む練習を実施。ハビエル・アギーレ監督はスチュアート・ゲリングコーチと共に相手ディフェンダー役で参加して、ゴール前に陣取ってクロスをあげる選手にプレッシャーをかけていました。

指揮官はその後の柔軟体操でも、コーチの指示通りに体を動かしていない選手に注意を促すなど、選手たちの動きのチェックに余念がありませんでした。

また、前日のヨルダン戦で9試合ぶりの得点を決めてチームの勝利に貢献したMF香川真司選手ら選手たちの表情は明るく、練習後には見学に訪れていたファンのサインや写真撮影のリクエストに応じる場面もありました。

この日はシドニー日本人学校を代表して生徒会長ら4名の訪問を受け、特製の応援横断幕がチームに手渡されました。これは、生徒のみなさんの手形で形づくられたSAMURAI BLUEの文字がカラフルに並ぶ力作で、このお手製横断幕の前で生徒さんたちは選手らと記念撮影に収まりました。

5度目の優勝で大会連覇を目指すチームは、23日(金)の準々決勝でグループCを2位で突破してきたアラブ首長国連邦(UAE)と対戦。試合前日の22日(木)には試合会場となるオーストラリア・スタジアムで公式練習に臨みます。

選手コメント

MF 長谷部誠 選手(アイントラハト・フランクフルト)
香川選手のゴールは彼にとってもチームにとっても大きな1点でした。この1点を取ったことで彼も先へ進めますし、日本代表も成長して強くなれると思います。次の試合からは負けると終わりの厳しい戦いが続くので、気を引き締めて臨みたいです。きれいなサッカーだけでなく闘うことも求められています。UAE(アラブ首長国連邦)は前に良い選手がたくさんいて、チームとして若い年代から同じメンバーでやっている完成されたチームだと思います。でも、しっかりと自分たちのプレーができれば、僕らの方が力は上だと思います。この先、簡単な相手はいません。集中して臨みたいです。本当に強いチームはそういう相手にも勝ち切る力を持っていると思います。

DF 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
これからが本当の戦いになると思うので、チーム一丸となってやりたいです。これまで以上に一つのミスが命取りになると思いますし、逆に言えば、一つのチャンスを活かしてトップにつなげなければいけないと思うので、細かいところにこだわってやらなければいけないと考えています。UAE(アラブ首長国連邦)は、前線にテクニックがあってアジリティも高い選手が多くいて、中央とサイドの細かいコンビネーションから崩すイメージがあります。前回大会ではチームに迷惑をかけてしまったので、今回はチームに少しでも貢献できるようにやっていきたいです。次は前の試合から中2日での試合ですが、少しでも早く体の疲れを取って、メンタルでも切り替えがより大事になると思います。一発勝負を意識して、試合では球際で泥臭くやりたいです。目標は優勝ですが、一つ一つ勝っていきたいです。

MF 柴崎岳 選手(鹿島アントラーズ)
(昨日は)少ない出場時間でしたが試合感覚を取り戻せたことは収穫でしたし、試合の終了間際だったので、しっかりとボールを保持して終わらせるのが役目だと思ってやっていました。(ベンチにいる間でも)試合の雰囲気や流れ、自分が入ったらどうするかというイメージを試合ごとにしっかりとこなしているので、アジアカップがどういう戦いなのかというのはしっかりと掴めていると思います。技術の高い中盤の構成なのでしっかりと連携をとりながらやっていく必要がありますし、遠藤選手や長谷部選手などは長く一緒にやっていて連係が獲れているので、そこに食い込めるように自分の持ち味をしっかりと出しながら試合に絡んでいきたいと思います。しっかりしたビルドアップや中盤のつなぎ、前線への飛び出しや動き出し、パス、シュートなどいろいろな面で貢献したいです。

FW 武藤嘉紀 選手(FC東京)
今大会で初めて得点に絡んで落ち着きました。少しほっとしたというのはありますが、それだけで満足したくないですし、さらに得点に絡んでいけるようにやっていきたいです。(得点場面は)サイドが空いていたのでそこに流れてボールを入れろという監督から言われて、それの通りにやったら得点につながりました。最初の試合ではだいぶ硬くてうまくいかなかったのですが、ミスをしたことで後の2試合が上手くいったのではないかと思います。センターFWでプレーしても特に戸惑いはありません。ハードワークやボールを収めるための泥臭いプレーが必要になると思うので、それを実行しようと思っています。

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  • 長谷部誠 選手インタビュー

  • 吉田麻也 選手インタビュー

  • 柴崎岳 選手インタビュー

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