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U-16日本代表

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U-16日本代表、白星スタート ~AFC U-16選手権マレーシア2018

2018年09月21日

U-16日本代表、白星スタート ~AFC U-16選手権マレーシア2018

U-16日本代表は20日(木)、AFC U-16選手権マレーシア2018の初戦でU-16タイ代表と対戦し、5-2で勝利しました。

森山佳郎監督が「いきなりの失点で、かなり厳しい試合のスタートになってしまいました」と振り返ったとおり、試合は思わぬ形から動き出します。日本は特に注意していた立ち上がりに隙を作ってしまい、開始2分で高い技術を持つタイに守備陣が崩され、先制ゴールを奪われました。

ただ、「早すぎる時間帯だったので、逆に焦りはありませんでした」とDF角昂志郎選手が言うように、日本も落ち着いて反撃を開始します。7分には右サイドからMF成岡輝瑠選手がドリブルで崩し、マイナスの折り返しをMF山内翔選手がミドルレンジからシュート。これは相手DFにブロックされましたが、こぼれ球にFW荒木遼太郎選手が鋭く反応し、右足シュートをゴールネットへ突き刺します。さらにその2分後にも山内選手のスルーパスから荒木選手が飛び出し、GKと2対1の形を作ると、十分に相手GKを引き付けながら並走していたMF近藤蔵波選手へラストパス。近藤選手がこれを決めて、日本が逆転に成功しました。

ところが、15分でした。相手のロングボールに対してタイのFWがオフサイドポジションにいたように見えたため、日本のDFがボールに触らずに後方へ流すと、これがオンサイドの判定となり、そのまま抜け出した相手にシュートを決められてしまいました。「笛が鳴るまでプレーしないといけませんでした」とDF半田陸選手が悔やむ、痛恨の失点で同点とされてしまいます。

動揺が起きてもおかしくない失点でしたが、日本の選手たちは逞しいメンタリティを発揮し、再び盛り返していきます。23分、29分と立て続けに決定的なチャンスを作ると、35分には左サイドからのクロスボールを成岡選手がワンタッチで折り返し、荒木選手がヘディングシュート。これが見事に決まり、日本が勝ち越しに成功します。さらに42分にはフリーキックのこぼれ球を半田選手が押し込み、4-2と点差を広げました。

後半は「シンプルに相手陣内へというところだったのですが、クリアばかりになってしまいました。相手の攻撃に対する守備で体力を奪われて、攻撃のサポートをできなくなり、受け身一辺倒になりました」と森山監督が振り返る難しい内容となりましたが、守備陣が踏ん張ってさらなる失点は許さず。逆に90分、交代出場のMF中野瑠馬選手のアシストから同じく交代出場のFW唐山翔自選手がダメ押し点を決め、今後に繋がるゴールを奪い取りました。

結局、試合は5-2で日本が勝利。森山監督は「内容にはかなり不満が残ります。でも初戦で勝ち点3を取ることができたのは収穫」と語りました。白星スタートとなった日本は、中2日を挟んだ23日にU-16タジキスタン代表とグループステージ第2戦を戦います。

監督・選手コメント

U-16日本代表森山佳郎 監督
試合の入りが悪かったと思います。前半をよくしのいで、逆転まで持っていってくれましたが、少し間延びしてしまい、グループとして良い守備ができなかったと思います。次戦に向けて、まず今日の後半にできなかった攻撃の部分、そしてもちろん守備の部分も内容的に改善していきたいと思います。守備も失点した場面に軽さがありましたし、自分たちの改善点を映像も使って確認し合って、次の試合に臨みます。

MF #7 山内翔 選手(ヴィッセル神戸U-18)
前半で逆転できたのは良かったと思いますが、後半は相手ボールのときにどう守るかの意思統一ができておらず、そこはこれからの課題です。ベンチからの修正で途中から守備がはまるようになりましたが、それをピッチにいる自分たちがやらないといけないと思います。ただ、初戦は勝ったことが一番だとも思います。次の試合に向けて明日からみんなで話し合っていきたいです。

MF #8 成岡輝瑠 選手(清水エスパルスユース)
相手を飲み込む勢いで試合に入ろうとしていたのですが、立ち上がりすぐに失点してしまいました。ただ、そこをネガティブに捉えるのではなく、もう一度集中して戦うことができました。すぐに1点を取ることができたのが大きかったと思います。後半は苦しい時間帯が続きましたが、途中から出た選手が点を取ってくれました。

FW #18 荒木遼太郎 選手(東福岡高校)
今日はどんな形でもいい、泥臭くてもいいから、とにかく点を取ってこようと思っていました。1点目はこぼれ球がうまく自分のところに来てくれて、2点目はいいボールが入ってきてヘディングで決めることができました。(日本の3点目の)アシストした場面は、GKと2対1の形を作れていたので、自分で打つことも考えましたが、より確実な方を選びました。

スケジュール

AFC U-16選手権マレーシア2018
9月20日(木) 5-2 グループステージ第1戦 vs.U-16タイ代表 (UM Arena Stadium)
9月21日(金) AM トレーニング
9月22日(土) PM トレーニング
9月23日(日) 20:45 グループステージ第2戦 vs.U-16タジキスタン代表(UM Arena Stadium)
9月24日(月) AM トレーニング
9月25日(火) PM トレーニング
9月26日(水) 16:30 グループステージ第3戦
vs.U-16マレーシア代表(National Stadium Bukit Jalil)
9月27日(木) AM トレーニング
9月28日(金) PM トレーニング
9月29日(土) PM トレーニング
9月30日(日) TBC 準々決勝
10月1日(月) AM トレーニング
10月2日(火) AM トレーニング
10月3日(水) PM トレーニング
10月4日(木) TBC 準決勝
10月5日(金) AM トレーニング
10月6日(土) PM トレーニング
10月7日(日) 20:45 決勝 (National Stadium Bukit Jalil)

※時間はすべて現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

AFC U-16選手権マレーシア2018

大会期間:2018/9/20(木)~2018/10/7(日)
グループステージ第2戦 vsタジキスタン
2018年9月23日21:45キックオフ(日本時間)
CSテレ朝チャンネル2で生中継
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