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柏はホームでドロー、川崎Fはアウェイ黒星で2連敗に ~ACLグループステージ第2節~

2018年02月21日

柏はホームでドロー、川崎Fはアウェイ黒星で2連敗に ~ACLグループステージ第2節~

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2018の東地区グループステージ第2節1日目が2月20日(火)に行われ、グループEの柏レイソルはホームで天津権健(中国)に1-1で引分けて初の勝点1を獲得しましたが、グループFの川崎フロンターレは韓国で蔚山現代に1-2で敗れて2連敗となりました。

先週の初戦ではアウェイで全北現代(韓国)に2-3の逆転負けでグループ3位発進となった柏は、ホームでの勝利に賭ける思いも強く、試合開始から速いテンポの攻撃を展開。序盤から主導権を握りながら、右サイドではDF小池龍太選手とFW伊東純也選手、左サイドではFWハモン・ロペス選手が積極的に仕掛け、MFキム・ボギョン選手やMF江坂任選手と絡んで、数多くの得点機を演出します。

前半30分には、ペナルティエリアに攻め込んだ江坂選手へのファウルでPKを獲得。しかし、FWクリスティアーノ選手のスポットキックは相手GKジャン・ルー選手に止められます。

先制は52分でした。この試合左サイドバックを務めたDF中山雄太選手から江坂選手、小池選手とつなぎ、小池選手が右サイドからクロスを送ります。これをクリスティアーノ選手が左足で受けて浮かせると右足で合わせ、豪快なボレーをゴールに叩き込みました。

柏はその後も攻め続け、66分にはハモン・ロペス選手、その5分後にはCKに合わせた江坂選手が相手ゴールを脅かします。江坂選手は83分にポストを直撃する場面も作り、その直後には伊東選手のクロスに合わせたシュートを放ちますが、相手GKに阻まれました。

天津権健はFWアントニー・モデスト選手、FWワン・ヨンポー選手らを中心に攻撃を試み、前半は柏の守備になかなかシュートまで持ち込めずにいましたが、36分にFWアレシャンドレ・パト選手をベンチから投入。失点後はカウンターで得点機を探り、75分にはワン選手、83分にはモデスト選手がミドルシュートで狙いますが、柏GK中村航輔選手が阻止します。

しかし、終了間際となった88分、カウンターからモデスト選手が柏DFを交わしてシュート。GK中村選手が止めたものの、こぼれ球に反応したパト選手が右足で捉えて同点ゴールを流し込みました。

終わってみれば相手の12本に対して25本のシュートを浴びせた柏でしたが、あと一歩及ばずに勝点3を逃し、伊東選手は「精度が足りなかった」と肩を落としました。

グループEこの他の試合では、全北現代がアウェイで傑志(香港)に6-0で大勝し、2連勝で首位に立ち、天津権健が勝点4で2位。柏は勝点1で順位は変わらず3位で、傑志が勝点0で4位です。柏は次節3月6日(火)、ホームで傑志と対戦します。

川崎F、終盤得点も追いつけず

初戦を上海上港(中国)に落とした川崎Fは、勝点3獲得を期してアウェイに乗り込み、負傷で帯同しなかったMF中村憲剛選手の代わりにMF阿部浩之選手、DFエウシーニョ選手の代わりにMF守田英正選手を先発で起用して臨みましたが、守備のミスをつかれて後半半ばまでに2失点。前半42分にMFチョン・ジェヨン選手に先制を許し、後半にも66分にMFイ・ヨンジェ選手に追加点を与えてしまいました。

川崎Fは65分に阿部選手に代えてMF登里享平選手、71分にはFW大久保嘉人選手に代えてFW知念慶選手を投入すると、85分に知念選手が登里選手のクロスに反応して1点を返しましたが、追加点を奪うことはできず、痛い2連敗となりました。

このほか、上海上港がメルボルン・ヴィクトリー(オーストラリア)にホームで4-1の勝利を収めて2連勝でグループ首位。2位に勝点4の蔚山、3位に勝点1のメルボルンと続き、川崎Fは勝点のないまま最下位です。

2月21日(水)にはグループGのセレッソ大阪がホームで広州恒大(中国)と、グループHの鹿島アントラーズがアウェイで水原三星(韓国)と対戦します。

監督・選手コメント

下平隆宏 監督(柏レイソル)
非常に良い試合の入りをして、前半は決定機を多く作りながら決めきれずにいましたが、後半もチャンスを作り続けて、クリスティアーノ選手が良い形で先制点を決めてくれました。良い内容で良い得点を奪えて、そのまま終わらせることができれば良かったのですが、追加点を奪えない時に事故は起きるもの。その事故が本当に起きて追いつかれてしまいました。最後に持ちこたえることができず、本当に残念な結果です。リードしても2点目、3点目を獲りに行くように指示していましたし、中盤からの突破も、いつもよりスムーズにできていたと思います。ただ、仕上げのところは雑というか、精度に欠けるところがありました。悲観的になっても仕方ないですし、内容的には自分たちのやりたいことをしっかり発揮してくれたので、最後の仕上げのところを高めて、これを引きずることなく、Jリーグの開幕へ臨みたいと思います。

FW 伊東純也 選手(柏レイソル)
上手くチャンスを作れていたのですが、1点しか取れずに、最後に失点して追いつかれてしまい、悔しい試合になりました。崩しまでは良くて、前線の選手全員にビッグチャンスがありましたが、精度が足りなかったと思います。リードしても守り切るというよりは、もう1点獲りに行こうという意識でいました。チャンスがあったので、決めきれていたら勝てたと思うので、そこが足りなかったと思います。

パウロ・ソウザ監督(天津権健)
今日の結果は我々には良いものでした。柏が我々より良いチームであることは分かっていましたが、彼らは技術的にも戦術的にも優れた、とても良い試合、良いサッカーをしたと思います。しかし我々の選手たちも、自分たちを信じて戦い、時に良いチャンスを作って上手く行った部分もあったので、私は満足しています。柏は技術もフィジカルもあり、戦術的にも成熟したチームです。その相手から勝点1を獲りました。この調子で今後も進んで行きたいと思います。

大会期間:2018年1月30日(火)~2018年11月10日(土)

2/21(水) 19:00キックオフ
グループG セレッソ大阪 (日本) vs 広州恒大 (中国)
TV放送:日テレジータス(18:45-21:00)

2/21(水) 19:00キックオフ
グループH 水原三星ブルーウィングス (韓国) vs 鹿島アントラーズ (日本)
TV放送:日テレNEWS24(18:45-21:00)

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