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浦和、10年ぶりのアジア制覇へアルヒラルと激突~ACL2017決勝第2戦~

2017年11月24日

浦和、10年ぶりのアジア制覇へアルヒラルと激突~ACL2017決勝第2戦~

10年ぶりのアジア制覇をかけて、浦和レッズが11月25日(土)に埼玉スタジアム2002で行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017決勝第2戦で、サウジアラビアの強豪アルヒラルとの大一番に臨みます。

浦和は2007年大会以来の優勝を目指し、2014年大会準優勝のアルヒラルは初のACLタイトル獲得を狙っています。

一週間前にアウェイでの第1戦を1-1で折り返した浦和は、ホームでの第2戦では勝利、または0-0の引き分けでもアウェイゴールルールにより優勝が決まります。しかし、90分終了時点で1-1の引き分けの場合は15分ハーフの延長戦、2-2以上の得点が入る引き分けの場合はアルヒラルの勝利となります。また、延長戦でも決着がつかない場合はPK戦が実施されます。なお、延長戦ではアウェイゴールルールは適用されません。

リヤドで行われた第1戦では前半8分に浦和のFWラファエル・シルバ選手が左サイドの突破から、自身のシュートへの跳ね返りに反応して先制しましたが、アルヒラルは前半37分にシリア代表FWオマル・フリビン選手の同点ゴールで追いつきました。さらにホームチームはその後もボールを支配して浦和ゴールに迫りましたが、浦和はGK西川周作選手の好セーブを中心に冷静で粘り強いプレーで対応し、アウェイゴールと引分けを手にしました。

ACL初優勝を狙うアルヒラル

アルヒラルは今回がACL出場は13回目。前身のアジアクラブ選手権での優勝経験はあるものの、2002年に現行の形になって以降の優勝はありません。最も近づいたのは2014年で、決勝でウェスタンシドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)に敗れました。その他、2010年と2015年の2大会で4強入りしています。

今回、大会初制覇へアルヒラルを率いるのは、元アルゼンチン代表FWで1993-95年には横浜マリノスでもプレーし、1993年にはJリーグ初代得点王にもなったラモン・ディアス監督です。日本では1979年開催のFIFAワールドユース選手権でも活躍し、アルゼンチン代表の優勝に貢献しました。

Jリーグでのプレー後に母国の古巣リバープレートで指導者に転じ、アルゼンチンやメキシコのクラブをはじめ、パラグアイ代表監督も務めた実績があります。2016年10月から率いるアルヒラルでは、着任1シーズン目にクラブを2011年以来、通算14回目のリーグ優勝に導き、国内カップ戦も制するなどの好成績を挙げました。2017-18シーズンのリーグ戦では、現在首位のアルアハリに2試合未消化ながら勝点1差の2位に付けています。

チームにはアグレッシブに戦う選手が揃い、シリア代表で日本代表とも対戦経験のあるフリビン選手は、第1戦での得点で今大会得点ランクトップの10得点目をマーク。第1戦ではしなやかな身のこなしとパワーで浦和ゴールに迫りました。

今大会7得点でチームの得点源の一人であるブラジル出身MFカルロス・エドゥアルド選手は第1戦での負傷で第2戦の出場は不明ですが、視野の広いフィードで攻撃を組み立てるウルグアイ出身MFニコラス・ミレシ選手をはじめ、攻撃力の高いMFサレム・アルダウサリ選手、サイドで積極的な攻め上がりを見せるDFヤシル・アルシャハラニ選手やDFモハンメド・アルブライク選手らサウジアラビア代表選手が14人揃っています。

ディアス監督は浦和にホームで引き分けに持ち込まれた第1戦を「悪い結果ではない。良いチャンスを作れていなければ別だが、内容は我々の方が良かった。我々には日本で大一番を戦う能力はある。第2戦で覆せると信じている」と話しています。チームは11月19日(日)に来日。翌20日(月)からさいたま市内で非公開練習を続けてきました。

浦和、ホーム全勝で優勝へ

浦和も19日(日)に帰国し、翌日から第2戦へ向けて調整を進めてきています。

7月末に就任した堀孝史監督の下で強化した守備力が、今大会準決勝の上海上港(中国)戦以降、チーム全体での安定感が増し、さらにこなれてきています。アルヒラルとの第1戦では、フィジカルな相手のアプローチにも動じることなく、高い集中力をキープして勝点1をモノにしました。

第1戦でのアウェイゴールを獲得しての引き分けは、上海上港戦と同じ流れです。浦和は今大会ではホームでのここまでの6試合全てに勝利しています。

2007年大会優勝時のメンバーでもあるDF阿部勇樹選手は、優勝へ「しっかり成し遂げられるように頑張りたい」と意気込んでいます。

ACL準決勝からの好パフォーマンスで、今月14日(火)のベルギー代表戦での日本代表デビューにもつながったMF長澤和輝選手も好調をキープし、浦和の中盤でのプレーに厚みを加えています。同じく日本代表のブラジル、ベルギー戦でもプレーしたDF槙野智章選手も、出場停止だったDFマウリシオ選手に代わるセンターバックで貢献しました。

今回、第1戦でも多くのチャンスを作ったアルヒラルが立ち上がりから猛攻を仕掛けてくると予想されるだけに、浦和は前回に引き続いて守備での対応力が求められています。8月の加入以降、守備に安定感を加えているマウリシオ選手の戦列復帰はプラス材料です。

攻撃では、第1戦では前線の選手らも守備でハードワークを見せましたが、第2戦ではMF柏木陽介選手の組み立てや、Jリーグ得点ランクトップタイのFW興梠慎三選手の力量発揮に期待がかかります。第1戦の先制点で今大会得点ランク3位の8ゴール目をマークしたラファエル・シルバ選手は、切れの良さとゴールへの嗅覚の鋭さをホームでも見せることができれば、相手にとって脅威になります。

ホームの地の利やアウェイゴールなど浦和は有利な状況ですが、GK西川選手は「まだなにも決まっていない。ホームで必ず勝ってアジアチャンピオンになりたい」と気を引き締めています。

試合は11月25日(土)、埼玉スタジアム2002にて19:15キックオフの予定です。

大会期間:2017年1月24日(火)~2017年11月25日(土)

決勝 2nd Leg
2017年11月25日(土) キックオフ時間未定
浦和レッズ(日本) vs アルヒラル(サウジアラビア)

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