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JFA公認指導者研修 ゴールキーパーコーチ リフレッシュ研修会を実施

2016年11月08日

JFA公認指導者研修 ゴールキーパーコーチ リフレッシュ研修会を実施

11月5日(土)、6日(日)の2日間、静岡県の時之栖でゴールキーパーコーチリフレッシュ研修会を実施しました。
ゴールキーパーの指導に関するレクチャーやディスカッション・指導実践などを通じて、指導者としてのレベルアップを図る事を目的とし、初日は講義と実技、夕食後は指導実践案の作成を行い、2日目は指導実践をピッチで行いました。例年に比べて少ない受講人数となりましたが、少ない分受講生同士で活発な意見交換を行うことができ、学びの多い研修会となりました。

講師コメント

川俣則幸 GKプロジェクト
今年のGKコーチリフレッシュ研修は、実技・指導実践は昨年に続き「観る」に特化し「ブレイクアウェイ DF背後の守備・観る」をテーマにU-12・15・18の一貫指導にトライしました。ガイダンスでは、日本の国内大会のTSG映像より、DF背後へのロングボールの課題を共有し、その克服の為、GKが「いつ」「何を」「どの様に」観るのか。そこから、分析、予測・判断・味方との連携、テクニックの発揮というサイクルの質を高めることにトライしました。また、選手の思考を止めない、発見を導くコーチングにもチャレンジしました。三名一組で一貫指導を考えてトレーニングを計画立案する為にグループで真剣なディスカッションを行い、ピッチ上での指導実践を通じ、みんなでその成果と課題を共有することができました。また、夜の講義では、EURO2016、UEFA U-17選手権、リオデジャネイロ五輪のTSG報告からGKの世界基準を共有し、その中でも特にポジショニング、基本姿勢、動き出しのタイミングといった基本の質の高さを共有しました。

今回は、GK-C級、GK-B級、GK-A級コーチ資格保持者の方が参加され、専門的なディスカッションが出来たと思います。各年代それぞれで日本のGKの課題を共有し、それを克服しさらに日本のGKのレベルアップをはかろうという、受講生の皆さんの高い向上心に支えられ、活気に溢れたリフレッシュ研修会となりました。ご参加有り難うございました。

大橋昭好 GKプロジェクト
DFライン背後にスペースがある状況下でのブレイクアウェイのプレーは、U15・U18年代の国内大会TSGから課題としてあげられています。今年の実技テーマは、「観る」ことにフォーカスを絞り、U12年代、U15年代、U18年代と積み上げることで、分析、予測、プレーの判断、テクニックの質、DFとの連携を高め、プレーの質の向上にチャレンジしました。

指導実践は、3名又は2名でグループを作り、U12年代から三世代を積み上げる指導案を作成し、それをピッチで実践しました。指導案は、グループ毎、積極的な意見交換が行われる中で作成され、ピッチでの実践終了後のディスカッションでは、「観る」ことの必要性、重要性を再確認することができ、有意義なものになっていました。

講義では、EURO2016、UEFA U17大会、リオデジャネイロオリンピックのプレー分析のスライド、映像を観てディスカッションを行い、質の高いプレーをするために、プレー前の準備「観る」「分析」「予測」「判断」「ポジショニング」「基本姿勢」が如何に重要かを共有することができました。今年も、保有ライセンス、指導カテゴリー(チーム)が違ったコーチ仲間が集まった研修会となりました。皆さんとのディスカッションは、世界基準のGKを育成するために、一つ一つ積み上げていくことの大切さ、一貫指導の重要性を、改めて考える良い機会なりました。ご参加、ありがとうございました。

受講生コメント

清水浩ニ さん
今年で4回目の受講になりますが、いつも大変勉強になっています。テーマに対する指導法はもちろんですが、日本サッカー(GK)の課題やサッカー指導における「伝え方」、他の指導者仲間の意見も、今後の指導の参考にしていきます。教わったことを地元の指導者に伝達し、GKのレベルアップに努めていきたいです。

村松浩平 さん
最近A代表でGKキャンプが行われる等以前よりGKへの関心が強くなっているので、よりGKの重要性、11人の中の1人だということを再認識できました。多くのGK指導者と触れ合うことも出来て、今後につながる出会いもできました。

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