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U-17日本女子代表、連勝でグループ首位に FIFA U-17女子ワールドカップ ヨルダン 2016

2016年10月05日

U-17日本女子代表、連勝でグループ首位に FIFA U-17女子ワールドカップ ヨルダン 2016

FIFA U-17女子ワールドカップ ヨルダン 2016に出場しているU-17日本女子代表は10月4日(火)、アンマンのKing Abdullah II International StadiumでU-17パラグアイ女子代表とのグループステージ第2節に臨みました。

開始早々、日本はパラグアイのDaysy BAREZRO選手に際どいシュートを打たれましたが、すぐさま反撃します。4分、長野風花選手が右サイドを駆け上がった冨田実侑選手にパスを展開すると、ゴール前への折り返しに高橋はな選手が反応、左足のシュートで日本に先制点をもたらしました。

この後、同点を狙って攻撃に出るパラグアイと、追加点を狙う日本は中盤で激しいボールの奪い合いを繰り広げます。「深い芝に苦しめられた」と楠瀬直木監督が語るとおり、細かいミスも出て攻守が目まぐるしく入れ替わる展開に。それでも、20分すぎからは長短のパスで試合を落ち着かせた日本が再びパラグアイに襲いかかります。29分、長野選手のくさびのパスで前を向いた高橋選手が右サイドの宝田沙織選手に供給、最後は宝田選手のクロスボールに野島咲良選手がファーサイドで合わせ、2点差とします。

野島選手はこの直後に訪れた決定機をものにすることができませんでしたが、日本の勢いはさらに加速。39分、野島選手が倒されて得たPKを自ら決めて3-0とすると、5分後には右サイドで二人を抜き去った宝田選手のパスに野島選手が反応、ハットトリック達成となる3点目を挙げるとともに、リードを4点に広げました。

次節以降の戦いも見据え、日本は後半から植木理子選手に代わって千葉玲海菜選手を投入するなど、積極的に交代のカードを切っていきます。66分には、今大会初先発を果たした小暮千晶選手から水口茉優選手へGKを交代しました。

残り時間が20分を切ってから、自陣でボールを回して相手を走らせた日本。パラグアイが速攻に出ようとしたときも攻撃から守備への切り替えを素早く行い、相手をシュート4本に抑え込みました。89分には千葉選手のパスに反応した宝田選手が、ダメ押しの5点目を記録。日本は2試合続けて5-0のスコアで勝利を収め、グループD首位に立っています。

試合詳細はこちら

なお、日本戦の前に開催されたU-17アメリカ代表とU-17ガーナ代表の試合では、ガーナが見事な追い上げを披露し、アメリカに2-1で逆転勝利。勝点でアメリカと並び、逆転でのグループ突破の臨みを最終節につなげました。

監督・選手コメント

楠瀬直木 監督(U-17日本代表)
勝てばグループステージ突破に近づき、負ければ困難な状況に陥るということで選手たちは緊張していました。芝が深くて、ボールが重かったこと、パラグアイの選手が力強かったこともあって、序盤は縦パスがとおりませんでした。先に得点していなかったら苦しい展開になっていたかもしれません。ただ、そこを無失点で切り抜けたことと、ミスが多い中、選手たちがボールを失わないようにプレーしてくれた姿は、次につながると思います。

GK #12 小暮千晶 選手(前橋育英高)
FIFA U-17女子ワールドカップは私にとって夢の舞台だったので、そこに立つため、自分のできることを精いっぱいやって準備しようと思っていました。試合では攻撃の時間帯のほうが長かったのですが、最終ラインの選手たちとリスク管理すべく、声を掛け合っていました。特に注意していたのがロングボールへの対応、最終ラインの選手たちが相手のマークとスペースへのカバーを怠らないよう意識しました。チームとして無失点で終えることに力を注いでいたので、2試合連続完封という結果は自信を深める材料になります。

MF #21 野島咲良 選手(セレッソ大阪堺レディース)
初戦に先発出場することができず、悔しい思いをしていたので、「今日は絶対に自分が点を取って勝ちたい」と思っていました。ミーティングで言われた「自分がすべきことをしたら結果はついてくる」という言葉を信じ、自信を持ってプレーすることを意識しました。前半のうちにハットトリックを達成したことは素直にうれしいですが、ゴールの場面以外では、決定機を外しているので少し複雑です。今後は単純なミスやコントロールミスを減らせば、チームとしてさらにいいサッカーができると思います。

Nelson BASUALDO 監督(U-17パラグアイ代表)
日本はとても強くタフな相手でした。われわれと日本の間には大きな差があると思わされた一戦でした。選手たちにとっても難しい経験になっていますが、この大会に参加していることを誇りに思ってほしい。そして今回得た課題を今後のサッカー人生に生かしてほしいと思います。フィジカル、技術をはじめ、全ての要素を磨かないといけません。日本やアメリカとの差を埋めるにはたくさんの時間がかかると思いますが、いつかは彼女たちに追いつけると信じています。

スケジュール

FIFA U-17女子ワールドカップ ヨルダン2016
9月30日(金)   トレーニング
10月1日(土) 5-0 vs  ガーナ(Prince Mohammed International Stadium)
10月2日(日)   トレーニング
10月3日(月)   トレーニング
10月4日(火) 5-0 vs  パラグアイ(King Abdullah II International Stadium)
10月5日(水)   トレーニング
10月6日(木)   トレーニング
10月7日(金)   トレーニング
10月8日(土) 19:00 vs  アメリカ(Amman International Stadium)
10月9日(日)   トレーニング
10月10日(月)   トレーニング
10月11日(火)   トレーニング
10月12日(水)   トレーニング
10月13日(木) 16:00/19:00 準々決勝(Al Hassan International Stadium)
10月14日(金)   トレーニング
10月15日(土)   トレーニング
10月16日(日)   トレーニング
10月17日(月) 16:00/19:00 準決勝(King Abdullah II International Stadium)
10月18日(火)   トレーニング
10月19日(水)   トレーニング
10月20日(木)   トレーニング
10月21日(金) 17:00/20:00 3位決定戦/決勝(Amman International Stadium)

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

 

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