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ワールドカップ初戦 ザンビア女子代表戦に向けて、ハミルトンで前日練習

2023年07月22日

ワールドカップ初戦 ザンビア女子代表戦に向けて、ハミルトンで前日練習

なでしこジャパン(日本女子代表)は7月21日(金)、翌日のザンビア女子代表とのFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023グループステージ第1戦に向けて、ハミルトンで前日練習を行いました。

チームは朝にベースキャンプ地のクライストチャーチを出発、空路でハミルトンに入り、夕方にザンビア戦の試合会場となるワイカトスタジアムに向かい、会場を事前視察しました。やや強い風が吹いていましたが、選手たちは翌日の女子ワールドカップ初戦を想像しながら、注意深くピッチの状態などを確認していました。

チームはそのまま練習会場へ移動。夜間のため寒空の下でのトレーニングでしたが、トレーニングパートナー2人を含めた選手たちは明るい雰囲気で取り組み、軽いジョグから入念にストレッチを行い、ダッシュで身体を温めます。次に、3人1組でボールを使ったパスやヘディングの練習に移りました。GKの3人はパスやハイボールの処理、シュートストップのルーティンを続け、チームは冒頭15分以降も練習を続けました。

練習前には池田太監督と清水梨紗選手(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)がワイカトスタジアムで前日会見に臨み、池田監督は「攻撃時にも守備のリスクマネジメントは考えなければいけない。ザンビアはスピードのある選手がいるので、ディフェンスライン背後のスペースのマネジメントについても共有している」と、日本が初対戦するザンビアへの警戒を怠りません。2度目のワールドカップとなる清水選手は「世界大会は悔しい思いをずっとしてきて、東京オリンピックが終わった年に何か変えなければと思い海外移籍を考え、自分としてできる準備は全部してきました。チームとして優勝を狙って最高のワールドカップにしたい」と、今大会への想いを述べました。

なでしこジャパンがいよいよ迎える、FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023 グループステージ第1戦のザンビア女子代表戦は、7月22日(金)19:00(日本時間同16:00)にキックオフ予定です。

監督・選手コメント

池田太 監督(なでしこジャパン)
まずこの大会にこうして我々日本チームが参加できることを幸せに思っています。我々のベースキャンプ地であるクライストチャーチではしっかり準備ができました。ハミルトンに移動してきてからも、人々の優しさに支えられ、ありがたく感じています。明日の試合を迎えるにあたって、今は期待感でいっぱいです。大会の初戦は常に大事になってきますので、慎重かつ大胆に、しっかりと勝ち点を奪いにいきたいと思っています。

DF #4 熊谷紗希 選手(ASローマ/イタリア)
ここまでこの初戦に向かって準備してきましたが、それでも初戦はすごく難しい試合にはなると思います。開幕戦や今日の他国の試合を観ていても、やはり堅い試合になるのが普通なのかなと感じているので、いい意味で割り切って、何としても勝ち点3を取りたいです。開幕戦を見ていて、ニュージーランドは開催国代表としてすごく気持ちが見える試合をしていました。試合後のニュージーランドの監督の表情を見て、こちらがちょっと涙が出そうにもなって。そういうところが人の心を動かすと思いますし、自分たちもそういった熱い試合をできるようにしたいです。そのための準備はしてきたと思っているので、あとは出すだけです。

DF #2 清水梨紗 選手(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)
ワールドカップの初戦は難しい試合になると思いますが、勝ちにつなげることが大事だと思っています。勝ちをもぎ取って初戦を終わりたいなと思います。1番大事になるのは先制点だと個人的に思っていて、どんなに苦しい試合でも得点を決められれば守備も攻撃も落ち着くので、そこはこだわりたい部分です。チーム全員でこの一戦を勝つんだという気持ちを見せていけたらと思います。

DF #12 高橋はな 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
いよいよ開幕だという楽しみな気持ちが強いです。試合会場は練習場のピッチとまた違って、とてもプレーしやすそうだなと感じましたが、明日のウォーミングアップでもしっかり確認したいなと思います。どんな大会でも言われているように、初戦はすごく大事なので、そこに向けて、チームとしても個人としても熱量を持って入りたいと思います。何がなんでも絶対にこのチームで勝ちたいという思いです。

MF #14 長谷川唯 選手(マンチェスター・シティ/イングランド)
内容ももちろん大事ですが、大会の初戦はまず勝ちを取りにいかないといけないと感じています。パナマ戦もそうでしたが、最初に失点するのは嫌なので、少し堅い試合になっても、少し様子を見ることも必要だと個人的に思います。積極的に仕掛けることも大事ですが、相手にひっくり返されて(帰陣させられて)というシーンが序盤にあると厳しくなるので、プレッシャーをどの位置でかけるかはチームで話して臨みたいです。

FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023

大会期間:2023年7月20日(木)~2023年8月20日(日)
グループステージ
第1戦 7月22日(土) 16:00(日本時間)vs ザンビア女子代表
第2戦 7月26日(水) 14:00(日本時間)vs コスタリカ女子代表
第3戦 7月31日(月) 16:00(日本時間)vs スペイン女子代表
大会情報はこちら

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