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アジアのピッチから ~JFA公認海外派遣指導者通信~ 第74回 行德浩二 U-19カンボジア代表監督兼FFCアカデミーU-18監督

2022年12月16日

アジアのピッチから ~JFA公認海外派遣指導者通信~ 第74回 行德浩二 U-19カンボジア代表監督兼FFCアカデミーU-18監督

ナショナルアカデミーのトレーニング環境

2019年2月に赴任してきたカンボジアでナショナルアカデミーU-18の監督と、U-18およびU-19代表の監督を兼務しています。

ナショナルアカデミーは全寮制で、U-18には25人の選手が在籍しています。平日は朝6時40分に学校に行き、夕方4時15分頃に戻って来ます。トレーニングは学校から戻ってきてすぐに開始し、1時間半から2時間行います。

ナショナルアカデミーのあるフットボールセンターには天然芝3面、人工芝1面のピッチがあります。照明は人工芝のピッチにだけ設置されていますが、故障して点かないことや電力不足や停電で使えないことが多くあります。もう少しトレーニングを続けたいと思っても、日没で物足りないままトレーニングを終える日がよくあります。また、トレーニングセンター内にはジムがありますが、何年も前に中古で買ったという器具はボロボロで殆ど使い物にならないため、ジムでトレーニングを行ったことはありませんでした。そして雨期には大雨と雷でトレーニングができない日が何日も続くことがあります。このようなトレーニングの環境を改善することがアカデミーの選手育成にとって大きな課題でした。

新しいジムと屋根付き人工芝フットサルコート

トレーニング環境改善の一環として、今年の6月にジムのリノベーションを行いました。あまり広くありませんが、新しいマシンが入り、エアコンもついて、快適にトレーニングできるようになりました。選手を2グループに分けて1週間に2回、夕食後に筋力トレーニングを行っています。カンボジア人選手は全体的に小柄で、国際大会などでは相手選手に吹っ飛ばされてしまうことがよくあります。少しずつ強度と頻度を上げていき、身体の基礎をしっかり作りたいと思います。

また、カンボジアに工場を持っている日本企業からフットボールセンター内に屋根付きの人工芝フットサルコートを寄付して頂きました。これまで大雨や雷でトレーニングできなかったことがありましたが、これからは天候を気にすることなくトレーニングが行うことができます。12月3日に寄贈式典を終えたばかりのコートですが天気の悪い日に何度も使用しており、選手たちは新しい人工芝の上で生き生きとプレーしています。

代表につながる選手育成

2022年、U-19カンボジア代表はAFF U-19ユース選手権とAFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選に出場しました。アカデミーに所属する選手とアカデミー出身の選手が半数近く選ばれました。将来的にU-23そしてフル代表で活躍できる選手を数多く輩出することがアカデミーの役割で、カンボジアサッカーの将来につながると思っています。

残念ながら2023年、ASEANサッカー連盟(AFF)はU-18、U-19ともに大会を開催しません。この世代の選手たちにとって公式戦の国際試合がないことは非常に残念なことですが、将来の代表の試合に向けてナショナルフットボールセンターで選手たちとしっかり準備をしたいと思います。

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