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3年ぶりの開催となる、JFA ナショナルトレセンU-14後期 地域対抗戦が終了

2022年11月28日

3年ぶりの開催となる、JFA ナショナルトレセンU-14後期 地域対抗戦が終了

11月24日(木)から27日(日)にかけて、2019年度以来、3年ぶりとなる、ナショナルトレセンU-14後期 地域対抗戦(U-14(福島・Jヴィレッジ)、U-13(静岡・時之栖))が行われました。

初日は集合した後に新型コロナウイルス検査を行い、陰性を確認した上で地域毎にトレーニングを開始し、翌日から始まる試合に向けて良い準備ができました。
2日目、3日目は全国9地域、アカデミー福島/熊本宇城の10チームを2グループに分けて総当りのリーグ戦を行いました。
夜のミーティングではU-16日本代表の森山佳郎監督がFIFAワールドカップカタール2022のドイツ戦について振り返り、サッカーは人を感動させることを伝え、選手たちは刺激を受けた様子でした。また、影山雅永ユース育成ダイレクターが日本代表に求められる選手像を語り、選手たちは翌日のゲームに向けてモチベーションを高めました。最終日はリーグ戦の結果による順位決定戦が行われ、U-14は関東地域、U-13は東海地域が優勝し、全日程を終えました。全国から集まった選手たちと切磋琢磨し、オン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチ両方で様々な刺激を受けた選手たちは、将来の夢へと向かって日常のトレーニングにも積極的に取り組むことが期待されます。

チーフコーチコメント

星原隆昭 JFAコーチ/ユース育成サブダイレクター(日本サッカー協会)
3年ぶりとなるJFAナショナルトレセンU-14後期9地域対抗戦が、9地域にJFAアカデミーを加え10チームでU-14は福島県JヴィレッジにてU-13は静岡県 時之栖 裾野スポーツセンターにて開催されました。
前期はU-14が3地域で、U-13は9地域にて開催されましたが、今回は各カテゴリー共に一堂に会し、試合形式で開催、熱戦が繰り広げられました。
全体的にはナショナルトレセンのテーマでもある「クリエイティブでたくましい選手の育成」を目指し、攻守ともにアグレッシブに意図を持ったプレーに取り組んでいました。
今回は試合形式でしたが、結果も含め「地域差がなくなってきた」というのが率直な感想です。
全国各地での様々な活動の成果が表れたナショナルトレセンとなりました。ワールドカップ期間中で、開催直前には日本代表がドイツ代表に勝利するということもあり、活気に満ちた活動となりました。
各地域から参加していただいた指導者・選手を送り出していただいたチームの皆様他関係者の皆様、そして会場、施設の皆様のご協力に際しこの場をお借りして厚くお礼申し上げます。

U-14選手コメント

小林環 選手(鹿島アントラーズノルテ ジュニアユース)
今回、新型コロナウイルス感染拡大の中、ナショナルトレセンを開催してくださった方々に感謝しています。
関東の上手な選手と一緒のチームでプレーするのを楽しみにしていました。その中で、自分の得意なプレーとする中盤で落ち着いてボールを持ち、攻撃を展開していくことを目標にしていました。トレーニングや試合では、常に前を向いてプレーをすることと、デュエルの部分が自分には足りないと感じました。講義の中でも、世界で戦っていくにはインテンシティを高めなくてはならないと学びました。また、去年ナショナルトレセンで一緒にやっていたメンバーがさらに上手くなっていたので、僕もいい刺激をもらうことができました。
4日間のトレーニングで学んだことや、自分の課題を克服できるように、意識高く練習をして自チームの勝利に貢献できるようになりたいです。そして、さらに高いステージでサッカーができるようレベルアップしていきたいです。

奥田敦斗 選手(神村学園中)
まず、初めにこのような素晴らしい環境でプレーする機会を与えてくださったサッカー協会の方々、送り出してくれた家族、学園の先生方、ナショナルトレセンに携わってくれた全ての方に感謝します。
このナショナルトレセンで、沢山のことを学び、吸収することができました。今回学んだ中で一番心に残っている言葉はレクチャーでの影山さんの「自分の100%を出す」という言葉です。自分の武器のドリブルをどんな状況でも100%発揮できるメンタル、技術を身につけ、更に意識を高めて取り組みたいと決意しました。そして、今回は地域対抗戦で、初日はチームとしても、個人としても消極的なプレーが多かったけれど、徐々に慣れていくうちに、積極的に、前向きにプレーをすることができるようになり、ゴールに関わるプレーを増やすことができました。
最後に、全国から選出されたレベルの高い選手との活動はとても刺激になり、本当に良い経験となりました。今回学んだことを自分だけでなく、チームに還元し、今後も高いレベルを意識して、夢を達成出来る様に頑張ります。

U-13選手コメント

滝澤周生 選手(鹿島アントラーズ ジュニアユース)
このナショナルトレセンに参加するにあたり、スタッフ、関係者の皆様が準備や協力してくれたことにとても感謝しています。
ナショナルトレセンに参加するにあたってハイレベルな中でサッカーを出来たことは、とても貴重な時間となりました。
いつもとは違う仲間たちでサッカーするのは難しかったですが、それぞれがしたい事を要求しあい、チーム一丸となって戦えた事にとても達成感がありましたし、将来の代表活動にも繋がると感じました。
地域対抗戦では、地域によってそれぞれの特徴があり、それに対応しながら攻撃をしたり守備をしたりするのが難しかったです。
個人としては、どの地域相手でもドリブル突破をしてシュートまでいけたところは通用していたと思います。
しかし、その後のシュート精度がとても悪くチームを勝たせられるところで、勝たせられなかったところが課題だと思いました。
また、このナショナルトレセンを通してサッカーの楽しさ、サッカーの素晴らしさを改めて感じました。
この経験を自チームに持ち帰り、個人としてもチームとして成長できるように頑張っていきます。
JFAの皆様、関係者の皆様、このような機会を作っていただき本当にありがとうございました。

萩原健斗 選手(サガン鳥栖 U-15)
まずは、色々な方々の協力があって、自分たちがサッカーをできたことに感謝しています。このナショナルトレセンで自分の課題と成果が分かり、また自分の武器が日本のトップレベルの選手達にどのくらい通用するのか分かりました。
今回でわかった、自分の課題は、攻撃から守備へのきりかえの部分です。
自分は、これからは、自チームに戻ってプレスバックの質や、守備の強度を上げていき、守備の部分でも、トップレベルの選手になれるように努力したいです。
成果は、自分の得意な形で多く得点を取れたことと、自分の武器を出せたことです。
また、自分の武器を活かして相手を引き付け、味方を活かすプレーも出来ました。
ですが、もっともっと自分の武器が誰よりも輝くように、努力を積み重ねていきたいです。
また、オフの部分でも、自分の行動に、しっかりと責任を持ち行動していきたいと感じました。
自分の目標は、海外でプレーすることで、まだまだここは通過点と思いながら、目標に向かってプレーしていきたいと思います。
今自分たちが、サッカーができているのは、色々な人の協力があってこそなので、その事を忘れずに好きなサッカーを続けていきたいと思いました。
改めて、今回自分たちに関わってくれた、スタッフやコーチの皆様本当にありがとうございます。

ナショナルトレセンU-14は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施しています。

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