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U-18日本代表スペイン遠征 地元スペインに敗れる

2020年01月30日

U-18日本代表スペイン遠征 地元スペインに敗れる

U-19 International Tournament Copa del Atlantico vs. U-18スペイン代表
2020年1月29日(水) キックオフ時間18:30(現地時間) 試合時間90分(45分×2本)
Anex Gran Canaria Stadium(スペイン・カナリア諸島)

U-18日本代表 0-2(前半0-1、後半0-1)U-18スペイン代表

得点
10分 失点(U-18スペイン代表)
60分 失点(U-18スペイン代表)

スターティングメンバー
GK:佐々木雅士
DF:田邉秀斗、藤原優大、佐古真礼、中野伸哉
MF:田中克幸、成岡輝瑠、遠山悠希、三戸舜介
FW:津久井匠海、小見洋太

サブメンバー
GK:東ジョン
DF:村上陽介、神橋良汰、大森理生
MF:山内翔、中野桂太、藤井海和
FW:杉浦力斗、千葉寛汰

交代
HT 田邉秀斗 → 藤井海和
HT 小見洋太 → 千葉寛汰
61分 田中克幸 → 中野桂太

マッチレポート

U-18日本代表は1月29日(水)、Copa del Atlanticoの第2戦で、地元のU-18スペイン代表と対戦し、0-2で敗戦しました。

ともに初戦を制した中での2戦目、勝てば優勝が近づくため両チームとも気合十分で臨みます。前半序盤から、日本は相手の勢いに押されます。スペインは落ち着いてパスを回し、素早くサイドにボールを展開するとサイドから巧みなドリブルで仕掛けてチャンスを作っていきます。3分、5分と相手に決定機を作られますが、GK佐々木雅士選手がファインセーブで防ぎます。しかし10分、右サイドを切り込まれてクロスを上げられると、相手FWに振り向きざまにシュートを打たれます。一度はブロックするものの、再び押し込まれて先制点を許します。その後は少し相手のリズムに慣れ、落ち着きを取り戻した日本。26分には左サイドでMF三戸舜介選手からのパスを受けたDF中野伸哉選手が惜しいシュートを放ちます。ただし主導権までは握れず、日本ではなかなか味わえない技術力、ボールの受け方、トラップ、パススピードを存分に発揮するスペインに対し、必死に相手の攻撃を防ぐ我慢の時間が続きます。前半は1点のリードを許して折り返します。

後半序盤、前半以上に激しく前線から圧力を掛け、リズムを取りにいく日本。一進一退の試合展開で試合を進めます。しかし60分、危険な位置でのシュートブロックがハンドを取られると、FKを豪快に決められ追加点を許します。反撃に出たい日本は68分、相手のトラップミスを逃さずボールを奪ったMF成岡輝瑠選手がGKと1対1を迎えますが、これは防がれます。相手はメンバーを変更しても変わらない質の高さを発揮。徐々に日本もボールを奪って縦に攻め込みますが、攻め急ぎ、相手の粘り強い守備にも阻まれ、なかなか崩せません。試合終了間際にFW千葉寛汰選手がシュートを放ちますが、僅かに外れます。試合はこのまま0-2で終了。昨年同様、相手に圧倒的なサッカーの質の差を見せつけられ完敗。31日(金)に行われる最終戦では、この日1-0でメキシコに勝利したスロバキアと対戦します。

選手コメント

DF #2 藤原優大 選手(青森山田高)
スペインはフィジカル、技術などすべてが自分たちの何段階も上でした。一日、二日でこのレベルに追いつける訳がなく、毎日のトレーニングやトレーニング以外の時間を世界レベルを頭に入れて過ごす必要があるなと感じました。次戦は今遠征最後の試合になります。現地で応援してくださる方も多いので、チーム一丸となって勝利して終えたいです。

DF #4 中野伸哉 選手(サガン鳥栖U-18)
相手とのレベルの差を改めて強く感じました。パススピードやボールタッチなどの技術がしっかりしていて、全然ボールを取ることができませんでした。他にも相手はあまり多くない決定機をしっかりと決めてきて、日本は決定機があったものの決めることができませんでした。日本もスペインのようなパスやボールタッチの技術を上げていけば、普通に世界と戦えると思いますので日々努力していきます。まだあと1試合あるので、チームとして切り替えてしっかり勝ち、個人としては点に絡めるように頑張ります。

MF #10 成岡輝瑠 選手(清水エスパルスユース)
メンバーも1戦目とは少し異なるメンバーだったので、コミュニケーションを特に意識して臨みました。90分間を通して感じたことはスペインの質の高さです。自分たちでは考えられないようなパススピードでどんどんと侵入してきました。最初はそこに引けを取ってしまいましたが、途中から自分たちがすべきことが見えてきました。しかし全ての面で相手が上回っていたのが事実です。この2試合で感じたこと、攻守の連携などをしっかりと発揮し、最終戦で勝利できるよう準備していきます。

FW #11 津久井匠海 選手(横浜F・マリノスユース)
スペインと試合をして感じたことは、止める蹴るの基本的な動作のあまりにもの違いでした。高いレベルだとこんなにもボールが取れないものなのかと衝撃を受けました。スペイン戦で感じた多くのことを次のスロバキア戦に生かして、自分の持ち味も出して、勝てるように今から準備していきたいです。

FW #16 小見洋太 選手(昌平高)
日本代表の一人として活動できることを大変嬉しく思います。スペインは個々のスキルがとても高いチームで、守備は組織の中で一人一人の強さが求められる試合でした。まだまだ球際の局面で負けてしまう部分があり、今後意識して取り組まなければいけないと思いました。攻撃の面ではワンタッチパスでチャンスを作れる局面もありましたが、個人で打開する力はまだまだ足りないと思いました。最終戦のスロバキア戦が残っているので、前を向いて、出た課題をできる限り修正し、個人としてもチームとしても切り替えて絶対に勝ちたいです。

スケジュール

U-19 International Tournament "Copa del Atlantico"
1月28日(火) 1-0
第1戦 vs.U-18メキシコ代表(Municipal de Maspalomas)
1月29日(水) 0-2 第2戦 vs.U-18スペイン代表(Anex Gran Canaria Stadium)
1月30日(木) AM トレーニング
1月31日(金) 16:00 第3戦 vs.U-18スロバキア代表(Anex Gran Canaria Stadium)

※時間は全て現地時間となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

U-19 International Tournament "Copa del Atlantico"

大会期間:2020年1月28日(火)~2020年1月31日(金)
会場:スペイン/Municipal de Maspalomas、Anex Gran Canaria Stadium

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