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女子GKキャンプが札幌でスタート

2015年08月27日

女子GKキャンプが札幌でスタート

7月のセレクションキャンプから選ばれた3選手と、北は北海道から南は長崎まで全国から20名の選手が集まり、2015年度4回目となる女子GKキャンプが26日に始まりました。

中学生年代を対象とした今回、肌寒い気候のなか、まずは全員でのウォーミングアップから初日恒例のフィジカル測定でトレーニングを開始しました。

その後、2グループに分かれてゲーム形式で身体を動かし、初日のメニューを終えました。

夜のミーティングでは、「自分がなりたいGK、自分の長所、課題、なりたいGKになるために日々行っていること」の4つについて、一人ひとりが全員の前で発表しました。27日からは2グループに分かれ、午前・午後とトレーニングを行います。涼しい気候が続くなか、より集中したトレーニングを目指します。

※昨年まで「スーパー少女プロジェクト」として実施していた活動を2015年度から「女子GKキャンプ」と名称を変えて行っています。

GKコーチコメント

安齋和之 GKコーチ(JFAナショナルトレセンコーチ/FC BLOOM)
札幌は秋の気配が漂うなか、一人も欠けることなく選手が集合しました。1日目は全体ミーティングのあとフィジカルテストを行い、4対4+2GKのゲームを行いました。フィジカルテストは、経験している選手が多いため、スムーズに進みました。全体的に感じられることは、身体をうまく使えていない選手が多いということです。腕を振って走る、深く沈み込んでジャンプするなど、パフォーマンスを高めるための動作がまだ身についていないと感じました。

ゲームは3年生中心と1・2年生中心の2グループに分けて実施しました。GKのプレーの質は高くなってきています。ローリングダウンで確実にキャッチしたり、フロントダイビングでボールを確実に奪ったりしたプレーが多く見られました。反面、積極的にビルドアップに関わるけれどもパスの質が低く、奪われてシュートを打たれたり、簡単にシュートを打たれる場面も見られました。また全体的に、「サッカー選手としてのサッカー理解」を深めていくことも課題だと思いました。

夕食後のミーティングでは、一人ひとり自分の長所と課題、目指すプレーなどを発表しました。選手同士でよくコミュニケーションがとれ、いい雰囲気で初日を終えることができました。

選手コメント

粟屋莉菜 選手(萩サッカークラブレディース)
一つ一つのプレーを丁寧にし、チームから信頼してもらえるようなGKになりたいと思います。プレーの面で自信を持つことができず、落ち着いてプレーが出来ないところが課題ですが、この課題を自信を持てるようになるまで何度も挑戦しようとするところが長所です。目標とするようなGKになれるように、日頃の練習から丁寧にプレーし、そして落ち着いて正確なプレーが出来るようになりたいです。

松家萌 選手(ASエルフェン埼玉マリ)
私の得意なプレーは、コーチングでシュートコースを少なくさせて、相手にシュートを打たれたとしても自分が取れる守備範囲にボールを蹴らせることと、どんなゲームでも最後まで声を出し続けることです。課題はバックパスを受けると、焦って自分のミスから失点してしまうことです。この課題を克服するためには、基礎練習をたくさんやって両足で一つ一つのパスを正確に出せるようにすることだと思います。

山浦湖杜音 選手(アルビレックス新潟レディースU-15)
自分の長所でもある長い手足を思い通りに動かし、どんなボールでも取れる選手になりたいです。背が高いので、ハイボールなどの高い地点でボールを取ることが得意です。しかし、足元のボールを上手くキャッチすること、また声を出すことが課題です。いつもステップを踏まずにボールを取ろうとしてしまうので、このキャンプでも、ステップを踏んでからボールをキャッチすることを意識したいです。

加藤杏寿 選手(FC. フェルボール. MIMOSA)
私の得意なプレーはフロントダイビングです。目標は攻撃参加もしっかりとでき、大きな声で指示を出せるGKになることです。課題はキックの質なので、そのために練習しなければなりません。目標を達成するには大きな声でパスをもらい、指示の場面では良かったプレーはほめて、悪かった時はしっかりフォローすることを心がけたいです。

スケジュール

8月26日(水) PM
トレーニング、レクチャー、ミーティング
8月27日(木) AM/PM
トレーニング、レクチャー、ミーティング
8月28日(金) AM トレーニング
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