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U-23日本代表 明るい雰囲気でトレーニング

2016年01月18日

U-23日本代表 明るい雰囲気でトレーニング

AFC U-23選手権 カタール 2016(リオデジャネイロオリンピック・アジア最終予選)に出場しているU-23日本代表は、タイとのグループステージ第2節に4-0で勝利した翌1月17日、現地時間10:30(日本時間16:30)から練習を行いました。

第1節の翌日と同じように二つのグループに分かれて練習がスタート。タイ戦に先発した11人と後半開始から出場したオナイウ阿道選手は、スパイクを履かずにトレーニングシューズでのランニングです。早川直樹コンディショニングコーチの指示でゆっくりとグラウンドを周回しながら、選手たちはコミュニケーションを取っていました。その後はたっぷりと時間をかけて体をほぐし、リカバリーに努めました。

第2節に後半途中から出場した久保裕也選手と南野拓実選手、それに出場のなかった8人の選手は、手倉森誠監督と秋葉忠宏コーチのもとで、ボールを使ったトレーニングに励みます。ウォーミングアップから6対3のパスワークへ移行し、CBの縦パスを起点とした流れからのフィニッシュ、両サイドのクロスからフィニッシュと、淀みなくメニューを消化していきます。また、杉本大地選手、牲川歩見選手の両GKは、佐藤洋平GKコーチが用意した練習をみっちりこなしました。

これまで「おとなしい」と報道されることもあったU-23日本代表ですが、ピッチ上にはさまざまな種類の声が飛び交います。練習の前後には明るい笑い声が響き、練習中はお互いを叱咤する指示が重なり合います。細かな要求は、プレーの精度を高めていきます。

チームの雰囲気について、キャプテンの遠藤航選手はこう話しています。

「勝っているから良いというのはもちろんありますが、(おとなしいと言われていた)これまでは比較的短い期間の活動が多く、試合や練習試合に向けた調整が多かったところもありました。でも、12月のカタール・UAE遠征、石垣島でのトレーニングキャンプは、チームとしてまとまった時間を過ごすことができました。それによって、お互いを励ます声などが自然と出るようになってきているんだと思います」

手倉森監督も「選手同士がまとまっています」と、キャプテンの意見に同意します。指揮官は続けて、「スタッフも密接なコミュニケーションが取れています。それから、何と言っても西芳照シェフの食事がいいです!」と、表情を和ませました。

「いろいろなマネジメントがうまくいっていると感じます」という手倉森監督のコメントは、ここまでの結果が裏づけているでしょう。グループステージの首位通過が決まっても、チームは平常心と集中力を保っています。

18日は、第3節のサウジアラビア戦の舞台となるSuhaim Bin Hamad Stadiumで公式練習を行います。

監督・選手コメント

手倉森誠 監督(U-23日本代表監督)
グループステージの首位通過が決まりましたが、第3節のサウジアラビア戦でもそれにふさわしいパフォーマンスを見せなければなりません。次の試合は、いろいろなことができるシチュエーションになっています。第1節、第2節の前夜はやることがはっきりしていたので、ぐっすりと眠ることができました。ですが、昨晩は第3節でやりたいことを考えていたら、それが多過ぎてなかなか寝つけず、ようやく眠れたと思ったら2時間で目が覚めてしまいました。サウジアラビア戦を有効に使えるといっても、負けていいというわけではありません。全員にチャンスを与えながら選手を鍛え上げたいと思います。

DF #17 三竿健斗 選手(鹿島アントラーズ)
自分も試合に出場したいという気持ちはもちろんあります。それでも、日々さまざまな課題に取り組んでいます。ピッチの上で成長を感じられるように、自分の持ち味を最大限に出すことを考えてチームに貢献していきたいです。フィジカルの強い相手にも、球際や競り合いで勝つことが自分の仕事だと思っています。

MF #19 井手口陽介 選手(ガンバ大阪)
大会前からずっと準備をしてきたので、コンディションは問題ありません。試合に出たい気持ちはもちろんありますし、悔しい気持ちも強いですが、チームが結果を残していることが何よりも大事です。グループステージの1位通過は決まりましたが、3戦全勝でノックアウトステージ(準々決勝)へ進めれば、さらに勢いに乗ることができると思います。そのためにも、自分が試合に出たら、チームの勝利につながるようなプレーをしたいです。

FW #16 浅野拓磨 選手(サンフレッチェ広島)
タイ戦の立ち上がりは良かったと思いますが、そこで得点できず難しい試合にしてしまいました。僕自身もチャンスがありましたので、決め切ることが大事です。ボールを失う回数も少し多かったという反省があります。同じFWの鈴木武蔵選手、久保裕也選手が得点を決めたのは刺激になります。次に出場したときには、僕もFWとして結果を残さなければいけません。チームはグループステージ1位が決まりましたが、ノックアウトステージ(準々決勝)で良いゲームをするためにも、第3節のサウジアラビア戦が重要です。

JFA-TV

  • 杉本大地 選手(徳島ヴォルティス)インタビュー

  • 三竿健斗 選手(鹿島アントラーズ)インタビュー

  • 亀川諒史 選手(アビスパ福岡)インタビュー

  • 矢島慎也 選手(ファジアーノ岡山)インタビュー

スケジュール

AFC U-23選手権 カタール 2016
1月13日(水) 1-0 グループステージ第一戦 vs U-23朝鮮民主主義人民共和国代表
(@Grand Hamad Stadium)
1月14日(木) AM トレーニング
1月15日(金) PM トレーニング
1月16日(土) 4-0 グループステージ第二戦 vs U-23タイ代表
(@Grand Hamad Stadium)
1月17日(日) AM トレーニング
1月18日(月) 17:45 公式トレーニング(@Suhaim Bin Hamad Stadium)
1月19日(火) 16:30 グループステージ第三戦 vs U-23サウジアラビア代表
(@Suhaim Bin Hamad Stadium)
1月20日(水) AM トレーニング
1月21日(木) TBC 公式トレーニング(@未定)
1月22日(金) 16:30

19:30
ノックアウトステージ準々決勝(グループステージ1位の場合)
(@Abdullah Bin Khalifa Stadium)
ノックアウトステージ準々決勝(グループステージ2位の場合)
(@Jassim Bin Hamad Stadium)
1月23日(土) AM トレーニング
1月24日(日) PM トレーニング
1月25日(月) PM トレーニング
1月26日(火) 16:30
ノックアウトステージ準決勝(グループステージ1位の場合)
(@Abdullah Bin Khalifa Stadium)
1月27日(水) AM トレーニング
1月28日(木) PM トレーニング
1月29日(金) 17:45 ノックアウトステージ3/4位決定戦
(@Jassim Bin Hamad Stadium)
1月30日(土) 17:45 ノックアウトステージ決勝
(@Abdullah Bin Khalifa Stadium)

※時間は全て現地時間

AFC U-23選手権カタール2016(リオデジャネイロオリンピック・アジア最終予選)

グループステージ第三戦
1月19日(火) 日本時間 22:30キックオフ(予定) 
カタール/ Grand Hamad Stadium
U-23サウジアラビア代表 vs U-23日本代表
テレビ朝日系列にて22:25より全国生中継
大会情報はこちら

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