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清水が優勝戦線に踏みとどまる 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST

2014年11月24日

清水が優勝戦線に踏みとどまる 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST

ピックアップマッチ

清水エスパルスユース 3-2(前半2-1、後半1-1) 三菱養和SCユース

高円宮杯U-18プレミアリーグは11月22日(土)と23日(日)にEAST第16節を開催し、清水エスパルスユース(静岡)は三菱養和SCユース(東京)と対戦。清水は逆転優勝を、三菱養和は残留を懸けて、共に負けられない一戦に臨みました。

緊張感あふれる試合で、先に主導権を握ったのはアウェイの三菱養和でした。鋭い出足の守備でボールを奪い、速攻からゴールを狙います。12分に松井輝純選手が先制した後も、攻守にアグレッシブなプレーを見せ、相手を押し込みました。

しかし、清水も黙ってはいません。序盤こそ平岡宏章監督が振り返ったとおり「逆転優勝には勝つしかないという思いから固くなった」清水でしたが、25分に北川航也選手がヘディングで三菱養和ゴールを脅かすと、このプレーを境に流れを引き寄せます。34分、怪我の北川選手と交代してピッチに立った深澤優太郎選手が、望月陸選手のクロスに合わせて同点に追いつきます。深澤選手は44分にも望月陸選手のクロスに反応してゴールネットを揺らし、清水が2-1として前半を折り返しました。

後半も清水ペースが続きます。49分には、西澤健太選手がクロスバー直撃のシュート、61分には深澤選手が際どいヘディングシュートを放つなど、3点目にあと一歩と迫ります。しかしこれらのピンチを水際で食い止めた三菱養和が、ワンチャンスを生かして試合を振り出しに戻しました。71分、左サイドを突破した高橋瞭斗選手がゴール前に折り返し、最後は下田悠哉選手が落ち着いてフィニッシュ。三菱養和が試合を2-2とします。
この後、一進一退の攻防を繰り広げた両チームでしたが、勝敗を分けたのは些細なプレーでした。83分、清水の福井悠陽選手が高い位置からプレッシャーをかけると、相手GKのパスミスを誘発、これに反応した西澤選手が無人のゴールに流し込みます。残り7分で勝ち越した清水は、最後まで集中を切らすことなく3-2で勝利。優勝戦線に踏みとどまりました。

監督・選手コメント

平岡宏章 監督(清水エスパルスユース)
選手たちは、絶対に勝たなければいけない状況の中、よく結果を残しました。この一戦まで3試合無得点でしたが、深澤のゴールで吹っ切れたと思います。2得点を挙げた深澤はもともとDFで、ヘディングがとても強い。何回も競り合った結果、途中で足がつっていましたが、彼のハードワークもあって、勝つことができました。粘り強い三菱養和に同点とされた後も、あきらめずに頑張ったことで決勝点が生まれました。そこは評価したいです。

深澤優太郎 選手(清水エスパルスユース)
自分が試合の流れを変えられたらいいなと思って、ピッチに立ちました。小さいころからヘディングの練習をしていて、頭で決めることが得意でした。今シーズン、なかなか試合に出場することができませんでしたが、今日は僕の持ち味を発揮できたので良かったです。2点目は後ろに下がりながらのヘディングで、ボールに力を伝えるのが難しかったですが、GKの重心の逆を突いてコースを狙ったことが功を奏しました。

山本信夫 監督(三菱養和SCユース)
最低でも勝点1を奪わなければいけない試合でしたが、3失点してしまうと、勝利は遠のきます。序盤は守備が機能して、狙い通りの展開になっただけに、1失点目と同じような形で喫した2失点目が特に残念です。クロスの対応はもちろん、それ以前に(クロスを)簡単に上げさせないことを意識しなければいけません。残留には連勝するしか道はないので、まずは目の前の試合と、練習に集中したいと思います。

下田悠哉 選手(三菱養和SCユース)
試合内容は90点くらいかと思いますが、自分たちに必要なのは結果です。勝点1でも獲得しなければいけない状況なので、今日の出来は0点です。最初の2失点は崩されたわけではないので、もったいなかったです。ただ、切り替えるしかありません。自分たちは相手の攻撃を封じて守備から入ると良い試合ができると思いますし、前線のスピードという個性を生かしていきたいです。残り2試合、代々の先輩たちが培ってきた「養和魂」を発揮して、連勝を狙いたいと思います。 

その他の試合結果

柏レイソルU-18(千葉) 3-1(前半0-0、後半3-1) 市立船橋高校(千葉)
青森山田高校(青森) 0-1(前半0-0、後半0-1) 東京ヴェルディユース(東京)
鹿島アントラーズユース(茨城) 1-1(前半0-0、後半1-1) JFAアカデミー福島(静岡)
流通経済大学付属柏高校(千葉) 3-1(前半0-0、後半3-1) コンサドーレ札幌U-18(北海道)

首位・柏レイソルU-18(千葉)は、後半の麦倉捺木選手と会津雄生選手の得点などで市立船橋高校(千葉)に3-1の勝利、EAST初制覇の土台を固めました。東京ヴェルディユース(東京)はアウェイでの青森山田高校(青森)戦で、第7節以来の勝点3を獲得しましたが、他会場の試合の結果、プリンスリーグ降格が決定しています。JFAアカデミー福島(静岡)は、浜田力選手のゴールで鹿島アントラーズユース(茨城)と1-1で引き分け、残留に向けて貴重な勝点1を獲得しました。流通経済大学付属柏高校(千葉)とコンサドーレ札幌U-18(北海道)の一戦は、高沢優也選手と鈴木豪選手のゴールで流経大柏が勝利を手にしています。

チーム紹介

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。

 コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』 
 流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
 京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』 
 柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
 富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』 
 東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』 
 市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
 JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
 ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
 東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
 京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』 
 セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
 青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
 名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
 ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
 三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
 サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』
 鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』
 清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』
 東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』

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