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連覇を目指す鳥栖と街クラブのラヴィーダが決勝進出を決める! 高円宮杯 JFA 第33回全日本U-15サッカー選手権大会

2021年12月26日

連覇を目指す鳥栖と街クラブのラヴィーダが決勝進出を決める! 高円宮杯 JFA 第33回全日本U-15サッカー選手権大会

高円宮杯 JFA 第33回全日本U-15サッカー選手権大会は、12月25日(土)に準決勝2試合が行われ、決勝進出チームが決まりました。

準決勝1

名古屋グランパスU-15 0-0(前半0-0、後半0-0、PK2-4)サガン鳥栖U-15

名古屋グランパスU-15(東海2/愛知)は後方からしっかりとボールをつなぎ、左右にも揺さぶりながら攻撃の糸口を探しました。開始8分には左から大きく展開されたボールの折り返しに、中盤の底から飛び出したMF野村勇仁選手(#34)が頭で合わせ、惜しいシュートを放ちました。その後もMF杉浦駿吾選手(#11)が周囲も生かしながら前半だけで3本のシュートを放つなど、チーム全体で相手ゴールに迫っていました。

対するサガン鳥栖U-15(九州2/佐賀)はしっかりと守備組織を敷いて慎重に試合を進めました。前半のシュートは2本にとどまりましたが、後半に入ると畳み掛ける場面も見せるなど、バランスを保ちながら勝利への意欲を出していきました。互いに惜しいシュートを放ちつつも、ゴールは決まらず。無得点で80分間を終えて突入したPK戦では、鳥栖GK森惺舞選手(#1)が2本をセーブ。精神的な強さもうかがわせたディフェンディングチャンピオンの鳥栖が、3年連続の決勝進出を果たしました。

準決勝2

FCラヴィーダ 4-1(前半1-0、後半3-1)鹿島アントラーズつくばジュニアユース

序盤から勢いをつかんだのは、鹿島アントラーズつくばジュニアユース(関東3/茨城)でした。ドリブルを仕掛けてくる相手との1対1の対応で気迫を見せ、素早く攻撃に移ってゴールを目指しました。13分にはボール奪取からの速攻でFW伊丹俊元選手(#9)がゴール前にボールを送り、20分にはFW坂井伯選手(#11)が得たFKをFW徳田誉選手(#20)が枠内に飛ばし、惜しい場面をつくり出していました。

潮目が変わったのは、38分のことでした。素早く攻撃に移ったFCラヴィーダ(関東1/埼玉)は、アントラーズつくばの足が止まった隙を逃さず、クロスボールからFW中村公亮選手(#25)が先制点を決めました。後半に入ると、1対1での対応で力強さを取り戻したラヴィーダが勢いに乗ります。さらにはCKから押し込んだFW鄭志錫選手(#15)、こぼれ球を押し込んだDF西村虎太朗選手(#3)と、交代で入った選手がゴールを決めてチームを加速させました。最後に1点を失ったものの、後半だけで放ったシュート9本のうち3本を追加点としたラヴィーダが、初の決勝進出をつかみ取りました。

選手コメント

青木正宗 選手(名古屋グランパスU-15)
日本クラブユースサッカー選手権(U-15)でも、準決勝でPK戦の末に負けてしまいました。ここでもまたPK戦になり、ここを越えられたらもう一段階成長できるぞと話していたのですが、負けてしまいました。まだまだやってきたことが足りなかったのだと思います。僕は3年生なのでジュニアユースからは離れますが、2年生も多く試合に出ていたので、来年の大会でこの悔しさを晴らしてほしいと思います。

大場章太郎 選手(サガン鳥栖U-15)
苦しい場面もありましたが、何とか耐えました。押し込まれてもシュートが入らなければいいし、自分たちで穴をつくらなければ点は入らないと思っていました。相手に対して飛び込まずに、誰かが抜かれてもカバーすればいいと考えていました。僕らも点は入りませんでしたが、絶対に勝つと思ってPK戦に入りました。練習してきたし、僕もPKには自信がありました。クラブユース選手権では準優勝に終わったので、優勝と連覇という目標を達成したいと思います。

中村公亮 選手(FCラヴィーダ)
立ち上がりは、みんな硬さがありました。Jクラブは最終ラインからパスを回してくるので前線からプレスを掛けて自分たちのペースに持っていこうとしました。でも、今日は相手が最終ラインから蹴っていたので、自分たちのペースにできませんでした。先制点の場面では、練習でも決めている形なので、絶対にクロスが来ると思っていました。僕は当てるだけでした。決勝では、街クラブでもJクラブに勝てるというところを見せつけて優勝したいです。

伊丹俊元 選手(鹿島アントラーズつくばジュニアユース)
FCラヴィーダは強くて、ドリブルも全然取れませんでした。僕らも試合への入り方は良かったのですが、継続する力がありませんでした。チャンスを決め切れなかったので、流れを持っていかれてしまったと思います。それでも、2回戦で3点ビハインドから追いついてPK戦で勝てたので、何とか1点取ろうと思っていました。この試合では少し自分の良さが出せました。最後に1点返せたけれど、うれしくはありませんでした。ユースには上がれないのですが、見返すぞという気持ちを持って高校でも頑張りたいと思います。

大会期間:2021年12月11日(土)~12月27日(月)
決勝
味の素フィールド西が丘(東京都)
テレビ放送:J SPORTS(J SPORTS 4) 12月27日(月)14:20~(録画放送)
インターネット配信:J SPORTS(J SPORTSオンデマンド) 12月27日(月)13:20~(生中継)

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