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ベスト8が出そろう 第100回全国高等学校サッカー選手権大会

2022年01月03日

ベスト8が出そろう 第100回全国高等学校サッカー選手権大会

第100回全国高等学校サッカー選手権大会の3回戦8試合が、1月2日(日)に各会場で行われました。

ピックアップマッチ1

帝京長岡高校(新潟) 1-1(前半1-0、後半0-1、PK3-5)桐光学園高校(神奈川)

等々力陸上競技場で行われた帝京長岡と桐光学園の一戦は、序盤から帝京長岡のペースで試合が進みました。ボールを奪ったら素早く前方へと展開し、サイドからのクロスや持ち味である3人目の動きを絡めた崩しで桐光学園のゴールに迫ります。すると23分、息の合ったコンビネーションで佐々木奈琉選手が右サイドを突破。ゴール前に送ったパスを逆サイドの武原幸之介選手がダイレクトで合わせ、先制点を挙げました。

1点を追いかける桐光学園は、「前半は少し引き過ぎて相手のペースに飲まれてしまうことが多かったので、後半は前線からプレスをかけて相手の自由を奪い、セカンドボールを拾えた」とキャプテンの山市秀翔選手が振り返った通り、後半に入って守備を修正。高い位置でボールを奪って攻撃につなげていきます。63分、CKから川角歓紀選手がヘディングシュートを放ち、GKがはじいたところを米山悠葵選手が押し込んで同点としました。

試合はその後、両チーム共に得点を奪えず1-1のままPK戦へ。桐光学園は、守護神の吉田優翔選手が相手2人目のキックをストップ。キッカーは5人全員が決め、PK戦を制した桐光学園が準々決勝に駒を進めました。

ピックアップマッチ2

高川学園高校(山口) 1-0(前半0-0、後半1-0)仙台育英高校(宮城)

第2試合で相まみえた高川学園と鹿島学園は、2大会前の第98回大会でも今回と同じ日時に対戦しています。その際に敗れている高川学園は、「2年前のリベンジを意識し、絶対に勝とうと話していた」(北健志郎選手)ものの、前半は思い通りに試合を運べません。それでも、GK徳若碧都選手が好セーブを見せるなど、全員が集中を切らさず粘り強い守備で無失点のまま試合を折り返します。

後半は一進一退の攻防が続きました。57分、仙台育英にチャンスが訪れます。左サイドを駆け上がった松本銀士選手が島野怜選手のパスを受け、ゴール前にパスを送ります。走り込んだ安藤誠哲選手がダイレクトで合わせましたが、ここは相手GKがストップ。対する高川学園は74分、山崎陽大選手のCKを岡楓太選手が頭で合わせますが、ボールはゴールマウスを捉え切れず。試合はこのままPK戦にもつれ込むかと思われましたが、80+3分に高川学園が連続でCKを獲得します。このチャンスをものにしたのは、江本孝監督から「決めてこい」と言われ、3分前に交代出場したばかりの西澤和哉選手でした。山崎選手が蹴ったボールは相手選手にクリアされますが、そのボールを西澤選手がダイレクトでゴールに蹴り込みました。試合はその直後にタイムアップを迎え、高川学園が劇的な勝利を収めました。

監督・選手コメント

古沢徹 監督(帝京長岡高校)
桐光学園は、非常に勢いがあって素晴らしいチームでした。先制できたところまでは良かったのですが、後半から勢いを持って攻撃してきた相手に飲まれてしまった。ここまで3年生が引っ張り、頑張ってくれました。練習も一生懸命にやる選手たちでしたし、練習以外の部分でも率先して背中で見せてくれる選手がいれば、リーダーシップを発揮してくれる選手もいました。本当に帝京長岡らしい3年生だったと思います。

山市秀翔 選手(桐光学園高校)
前半は帝京長岡のペースに飲まれ、自分たちのサッカーができませんでした。ハーフタイムにげきが飛び、このままでは駄目だという声も出てきたこともあり、後半は自分たちのペースでプレーできました。PK戦に持ち込んで勝てたことは、自信になったと思います。僕は準々決勝は出場停止ですが、自分が出ているときにサポートしてくれた仲間がたくさんいるので、今度は自分がそれをやる番です。仲間が最高のパフォーマンスを発揮できるようにサポートしていきたいと思います。

北健志郎 選手(高川学園高校)
初戦は2失点し、2回戦では先制点を取られましたが、(いずれの試合も)前線の選手が仕事をしてくれました。(今日の試合では)センターバックとGKを中心に80分間集中して戦えたことが、無失点につながったと思います。高川学園の最高成績がベスト4なので、まずはそこを目標に。次の試合も厳しい戦いになると思いますが、チームが一つになって勢いに乗れば絶対に勝てるはずです。(けがで試合に出られない)奥野奨太選手の分も全員で頑張ります。

城福敬 監督(仙台育英高校)
試合の入りや内容に関してはある程度狙い通りにできましたが、点が取れず最後の最後にセットプレーから失点してしまいました。最後の勝負強さで敗れました。われわれの狙いは悪くないのですが、その精度を高めていく必要があります。頂点を目指すチームは、そこで結果を出すということを選手たちは身をもって感じたと思います。そういった部分が私たちに足らないところであり、私も含めてまだまだ勉強しなければならないことだと思っています。

第100回全国高等学校サッカー選手権大会

大会期間:2021/12/28(火)~2022/1/10(月・祝)

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