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フットサル日本女子代表、国内初の国際試合 ~男子はクロアチアと第2戦~

2014年12月20日

フットサル日本女子代表、国内初の国際試合 ~男子はクロアチアと第2戦~

フットサル日本女子代表は12月20日、兵庫・グリーンアリーナ神戸でのチャイニーズ・タイペイとの国際親善試合で、国内のフットサルファンの前に初めて登場します。女子代表チームの在原正明監督は19日、「いい試合をしたい」と意気込みを語りました。

日本女子代表チームの結成は2007年。4年目の2010年からチームを率いている在原監督は、「こういう舞台に立てる日がくるとは想像できなかった」と、国内初の国際試合開催を前に感慨深げです。

在原監督は、地域リーグや各地のトレセンに足を運び、全国のチームから情報を集めて選手を選出。年1回の活動を基本に、代表チームの強化を図ってきました。昨年は第4回アジアインドアゲームズで3連覇を達成しました。また、世界女子フットサルトーナメントにも毎年出場を続けてきています。

今年もコスタリカで開催された第5回大会に出場して、ポルトガル、ロシア、ブラジルという世界4強に入る3チームとグループステージで対戦。ポルトガル、ブラジルには敗れたものの、ロシアには勝利(3-2)を収め、初めて世界4強の一角を崩す成果を上げました。
在原監督は、「限られた活動時間の中で、世界4強にいかに勝つか、自分たちのスタイルをどう適応させるかに取り組んできた。2010年からの積み重ねが出た」と話し、来年4月にAFCフットサル選手権を控える日本にとって、大きな手応えになりました。

日本チームは世界大会から17日に帰国。18日の休養日を経て、この日はチャイニーズ・タイペイ戦へ向けて、神戸の試合会場で午前午後に各1回の練習を行って調整に努めました。

両チームは初の顔合わせで、チャイニーズ・タイペイがアジアインドアゲームズなどにも出場していないため、相手の情報が少ない中での対戦になります。

在原監督は、「チャイニーズ・タイペイではサロンフットボールなどが盛んで、フィジカルは優れている。侮れない相手で難しい試合になる」と警戒しています。

日本女子代表チーム主将を務める小出夏美選手(VEEX TOKYO Ladies)も、「立ち上がりで相手を見極めないとならないので、試合の入り方が大事。世界と戦って通用するところもあったので、それができれば勝てると思う」と話しています。

国内初の国際試合という状況に、小出選手はプレッシャーを感じるとも話していますが、「観客の応援が力になるので、プレッシャーを力に変えて、笑顔で楽しめる試合にしたい」と話しました。

女子の日本対チャイニーズ・タイペイ戦は15時から行われ、同じ会場で引き続いて男子チームの日本対クロアチアの国際親善試合第2戦が18:30から開催されます。

男子の日本代表チームは19日、前日の第1戦(1-1)を戦った東京で、午前中にリカバリートレーニングを行って神戸へ移動。神戸では軽い散歩をして、調整に努めました。

日本代表のミゲル・ロドリゴ監督は、「第1戦では最後まで勇敢に勝利を目指せた。明日は今年最後の代表戦。相手は初戦よりコンディションが上がって、より攻撃的に来ると思うが、せっかくの国内での試合。是非、良い締めくくりをしたい」と話しました。

監督・選手コメント

在原正明 フットサル日本女子代表監督
選手にも話したのですが、こういう舞台で試合をできるのは誇りに思えることですし、誰もが立てる場所ではありません。選手たちはホームでの初めての試合なので、緊張と不安を感じてプレッシャーもあるかと思いますが、プレッシャーに勝って、喜びを感じながらいい試合をしたいと思います。世界大会での連戦や長旅の疲れはありますが、試合の入り方に注意して、前半で試合をコントロールして主導権を握りたいと思います。見ている人に、日本代表を目指したいと思ってもらえるような試合にしたいです。

小出夏美 選手(VEEX TOKYO Ladies)
国内での代表戦は初めてで、うれしいですがプレッシャーはあります。でも観客の応援でそれを力に変えることが出来ると思います。応援は『あと一歩』という時に大きな力になります。相手の情報がないので、どんな選手がいるのか、どういうプレーをするのか、試合開始から早い時間で掴みたいと考えています。今まで世界の4強には勝てなかったのですが、先日の大会でロシアに勝ちました。チームの新しい取り組みが機能していると思います。世界と戦って通用するところがあると分かったので、それが出来れば勝てると思いますし、笑顔で楽しめる試合にしたいと思っています。

ミゲル・ロドリゴ フットサル日本代表監督
第1戦では、われわれが先制した後に相手の見事なパワープレーで同点にされましたが、その後、われわれもパワープレーでやり返して、最後まで勇敢に勝利を目指せました。明日は、相手のコンディションも良くなってきていると思うので、初戦よりも攻撃に力をかけてくることになると思います。われわれとしては、引き続き勇気をもってポゼッションを高めて、ピッチを広く使って攻める姿勢を保ち、守備でもアグレッシブなプレッシングを堅持していきたいと思います。明日の試合が代表チームの今年最後の活動となります。せっかくの国内試合ですし、是非、良い締めくくりをしたいと思います。

マト・スタンコビッチ フットサルクロアチア代表監督
第1戦では日本の方が良いチームでした。ボールを支配されましたが、なんとかドローに持ち込むことができました。明日の2戦目はお互いの事が分かっているので、当然ながら、さらに難しい試合になると思います。われわれも初戦で良いプレーが出来ましたが、中心メンバー2人が怪我をして、明日は出場できるか分かりません。ベストなプレーができるメンバーで、できるだけボールを支配できればと考えています。時差もあり、東京から電車で長距離を移動して疲れていたので、今日の練習は取りやめたのですが、それが明日の試合への良い準備になると思っています。

国際親善試合

2014年12月20日(土) 兵庫/グリーンアリーナ神戸
15:00キックオフ(予定) フットサル日本女子代表 vs フットサルチャイニーズ・タイペイ女子代表
JFA-TVにてライブ配信予定!詳しくはこちら

18:30キックオフ(予定) フットサル日本代表 vs フットサルクロアチア代表
大会情報など詳しくはこちら

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