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青森山田が完封発進 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第1節

2024年04月08日

青森山田が完封発進 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第1節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024EASTの第1節が4月6日(土)、7日(日)に開催され、各地で熱戦が展開されました。注目の開幕戦で、市立船橋高校(千葉)は青森山田高校(青森)と千葉県フットボールセンター(人工芝)で対戦しました。

ピックアップマッチ

市立船橋高校 0-2(前半0-1、後半0-1) 青森山田高校

前年度王者の青森山田高校ですが、正木昌宣監督はシーズン前の準備段階から「昨年の結果は先輩たちの結果でしかない」と強調。春の遠征でも結果が伴わなかったことから「理想ばかり追いかけているのは違う。今やれることを一人一人がしっかりやっていこう」と呼びかけて、試合に入りました。

勢いよく試合に入り、「立ち上がりにまず相手をのみ込む」(正木監督)のは青森山田が伝統的に得意とするところですが、春の遠征では「のみ込みにいってポロリとやられる試合が多かった」という反省から、「(戦術的に)整理しながらのみ込みにいく」ことを徹底。これが奏功する形で序盤の主導権を握ります。14分にはDF小沼蒼珠選手(#5)のロングスローのこぼれ球から、「開幕の3日前に決断した」(正木監督)と先発抜てきのMF川口遼己選手(#23)が押し込み、1点を先行します。

対する市立船橋の中村健太コーチは「青森山田という存在を選手たちがリスペクトし過ぎてしまって、相手のペースにしてしまった」と振り返りますが、DF岡部タリクカナイ颯斗選手(#5)を中心としたポゼッションから徐々に試合の主導権を握り直します。ハーフタイムでは「ボールを動かしているだけになっている。もっとペナルティエリアに入ってゴールを目指さないといけない」と攻勢を強めていきました。

後半は市立船橋ペースの時間も長くなりましたが、青森山田は分厚い守備で対応。GK磯村颯選手(#12)、DF伊藤柊選手(#4)、DF福井史弥選手(#2)らが安定した守備を見せて市立船橋に得点を許しません。すると後半アディショナルタイムに交代出場のMF大沢悠真選手(#13)が相手の意表を突くミドルシュートを突き刺し、2-0。そのまま試合終了となり、青森山田が開幕戦での貴重な勝ち点3を手にしました。

勝った青森山田の正木監督は「過去のデータを見ても、開幕の2試合に勝つか負けるかというのはものすごく大きい」と勝利を喜びつつ、「ここからまた競争」と、さらなるチーム強化を図る考えを示しました。一方、敗れた市立船橋の中村コーチは「ハーフタイムに指示を受けるのを待つのではなく、もっともっとピッチの中で話し合って解決していけるチームにしていかないといけない」と敗戦で得た課題を次の試合に向けた準備に生かすことを強調し、巻き返しを誓いました。

コメント

中村健太 コーチ(市立船橋高校)
球際で戦うといったことは大前提とした上で、自分たちがトレーニングしてきたことを出さないといけないと思っていましたが、序盤に相手のペースにしてしまいました。僕ら指導者が発信することに選手が反応して動き出すというのではなく、ピッチにいる選手がもっと相手を見て対応していけるチームにならないといけないと感じています。

DF #5 岡部タリクカナイ颯斗 選手(市立船橋高校)
2失点とも与える必要のないゴールでした。勝てた試合だったとも思いますが、自分たちがまだまだ甘いということもよく分かった試合です。自分も含めてチャンスがありながら決め切れなかったところも反省しないといけません。結局、試合は決め切るか決め切れないか。青森山田はそこを決めてきたので、自分たちも練習から甘さをなくしていきたいと思います。

正木昌宣 監督(青森山田高校)
春の遠征で結果が出ず、開幕前の彼らは「オレら、大丈夫かな」という不安と戦っていたと思います。それを乗り越えて勝てたことは自信につながると思います。雑草魂を持って戦うのが今年のチームですから。ボールを持たれることはある程度想定していて、ハーフタイムには守備のスライドを修正しました。次の相手である流通経済大学付属柏高校も非常に手強いので、また頑張ります。

MF #23 川口遼己 選手(青森山田高校)
春の遠征ではセカンドチームにいましたが、「絶対に見ていてくれる」と思って、チームのやるべきことをやって、リーダーシップを持ってやっていこうと思っていました。いきなり先発になったのはビックリしました。でもすごくうれしかったですし、ゴールに絡みたい、絶対に結果を残すということを目標にしていました。ゴールシーンでは、ボールがこぼれてきたら迷わず打とうと思っていました。

その他の試合結果

EAST
前橋育英高校 0-2(前半0-0、後半0-2) FC東京U-18
柏レイソルU-18 3-1(前半1-1、後半2-0) 鹿島アントラーズユース
流通経済大学付属柏高校 1-0(前半1-0、後半0-0) 尚志高校
横浜FCユース 1-0(前半0-0、後半1-0) 昌平高校
川崎フロンターレU-18 4-1(前半1-1、後半3-0) 大宮アルディージャU18

WEST
神村学園高等部 4-3(前半0-0、後半4-3) サガン鳥栖U-18
ヴィッセル神戸U-18 2-2(前半1-0、後半1-2) 大津高校
名古屋グランパスU-18 3-1(前半0-0、後半3-1) ファジアーノ岡山U-18
サンフレッチェ広島F.Cユース 2-0(前半0-0、後半2-0) 帝京長岡高校
東福岡高校 1-0(前半0-0、後半1-0) 静岡学園高校
米子北高校 3-0(前半0-0、後半3-0) 鹿児島城西高校

大会期間:2024年4月6日(土)~2024年12月8日(日)
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