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JOCジュニアオリンピックカップ 第19回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会 セレッソ大阪堺ガールズが初出場・初優勝!
2016年01月08日
JOCジュニアオリンピックカップ 第19回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会は1月7日(木)、J-GREEN堺(大阪)で3位決定戦と決勝を開催し、セレッソ大阪堺ガールズ大阪(関西/大阪)が優勝に輝きました。
3位決定戦
浦和レッズレディースユース(関東1/埼玉) 0-0(前半0-0、後半0-0、PK4-3) ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東3/千葉)
決勝に先立って行った3位決定戦では、前回大会準優勝の浦和と同3位のジェフが激突。連戦の中で成長を続ける両チームは、準決勝から修正を加えて試合に臨みました。素早くボールを動かして得点を狙う両チームは、ともにフィニッシュまで持ち込むものの、決め切ることができず0-0のままPK戦に突入します。後半終了間際にPKが得意なGK松本真未子選手を投入していた浦和は、2-2で迎えたジェフの3人目のキックを阻止。ジェフのキャプテン、星野あかり選手も浦和の3人目のキックをセーブして、食い下がります。しかし、浦和の松本選手はこの後、ジェフの4人目と6人目を止めるなど奮闘。最後は高橋はな選手が決めて熱戦に終止符を打ちました。
決勝
セレッソ大阪堺ガールズ(関西/大阪) 0-0 (前半0-0、後半0-0、PK5-4) 日テレ・メニーナ(関東2/東京)
初出場のC大阪と6連覇を狙う日テレの決勝では、日本一にかける両チームの意地がぶつかりました。序盤は日テレが試合のペースを握り、細かくパスをつないで相手陣内に押し込みます。流れの中だけではなく、セットプレーからも先制点を狙いますが、対するC大阪もGK福永絵梨香選手を軸にゴールを死守。地元のC大阪は、U-15の選手たちの声援にも後押しされながらサイド攻撃から得点機をうかがいます。24分に野島咲良選手、32分に宝田沙織選手と早い時間帯に攻撃のカードを切ったC大阪。前半に3本のシュートを放ちましたが、得点には至らず、0-0で折り返します。
後半は前半から一変、攻守が目まぐるしく入れ替わる、オープンな展開になります。宝田選手にボールを集め、サイドから攻撃を仕掛けようとするC大阪に対し、日テレは菅野奏音選手、松田紫野選手など複数の選手が攻撃に絡んでいきます。終盤、日テレはC大阪が前がかりになったところを突いて、カウンターから決定機を創出。植木理子選手がゴールに迫りましたが、C大阪のDFが果敢にブロックし、ゴールを割らせません。試合は0-0のままタイムアップを迎え、勝負の行方はPK戦に委ねられることになりました。
PK戦に入る前、竹花友也監督から「勝ちたいという気持ちが少しでも強いほうに勝利は転がってくる」と送り出されたC大阪の選手たち。GK福永選手が日テレの3人目のキックを阻止した後も全員が成功させ、PK戦5-4で勝利し、本大会初出場で優勝をつかみ取りました。
監督・選手コメント
下山薫 監督(浦和レッズレディースユース)
こう着状態を打破すべく、後半から攻撃の核となる青木知里選手や遠藤優選手を投入しました。何度かチャンスをつくることができたので、あとは決める力をつけることが、課題だと思います。PK戦に入りそうになったら、GKの松本真未子選手を起用することを決めていました。実際、PK戦では仕事をしてくれましたし、安心して見ていられました。メダルを獲得することができてうれしいです。
竹花友也 監督(セレッソ大阪堺ガールズ)
初出場・初優勝を達成することができました。昨夏、C大阪堺ガールズ(U-15)が第20回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会を制し、先月末にはU-15の男子が第27回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会で優勝していました。今回、自分たちがこの2チームに続いて優勝し、セレッソ大阪というクラブに明るい未来をもたらしたことが一番うれしいです。選手たちは疲れもある中、体を張って無失点に抑えてくれた。メンタルが強くなったと褒めてあげたいです。
林穂之香 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
全国大会で優勝することが目標でした。今回、その目標を達成することができてよかったです。ゴールを決めて試合に勝ちたかったのですが、終盤は押されるシーンが多く、みんなで「無失点に抑えよう」と声を掛け合っていました。大会では、日テレや浦和など関東のチームと対戦したことで自分たちの立ち位置が分かりました。課題がたくさん見つかった半面、チームワークやメンタルなど、通用したと思える部分もあったので、今後の糧にしたいと思います。
福永絵梨香 選手(セレッ大阪堺ガールズ)
みんなが走り切ってくれたおかげでPK戦に持ち込むことができました。PK戦では「自分が頑張る番だ」という気持ちで、どうしてもチームの勝利に貢献したかったです。ゴールマウスに入ったときは、自分が感じた方向に思い切り飛ぼうと決めていました。公式戦でPK戦を経験したことがなく、決勝でのPK戦はもちろん初めてでしたが、今日は絶対に止められると思っていました。実際、そのとおり相手のキックを止めることができてうれしいです。
JFA-TV
JOCジュニアオリンピックカップ 第19回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会
2016/1/3(日)〜2016/1/7(木)
J-GREEN堺 (大阪府堺市)
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