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相模原がPK戦の末、川崎Fを下す 天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会3回戦

2025年07月17日

相模原がPK戦の末、川崎Fを下す 天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会3回戦

天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会は、7月16日(水)に各地で3回戦の15試合を実施。神奈川県川崎市のUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuでは、川崎フロンターレ(J1)とSC相模原(神奈川)が対戦しました。

ピックアップマッチ

川崎フロンターレ 0-0(前半0-0、後半0-0、延長前半0-0、延長後半0-0、PK1-3) SC相模原

神奈川県勢による一戦の立ち上がりは相模原が果敢に攻める姿勢を見せます。前線の一角に入り、シュタルフ悠紀リヒャルト監督が「フィニッシャーとしての能力が高い」と評するMF前田泰良選手が早々にミドルシュートを放ち、その直後には前田選手が倒されて得たFKをMF大迫塁選手が狙います。

その後は川崎Fがポゼッションを高めて主導権を握ろうとしますが、FW小林悠選手が「選手間の距離が遠くてうまくビルドアップできず、サイド攻撃ばかりで中央から崩す場面が少なかった」と振り返ったように、なかなか良い形をつくることができません。

相模原は川崎Fがボールを握る場面ではウイングバックに入ったFW藤沼拓夢選手とMF河野諒祐選手が最終ラインまで下がり、5バック気味になってゴール前を固めます。そしてカウンターからチャンスにつなげ、14分にはFW髙木彰人選手、19分には河野選手のシュートが相手ゴールを脅かします。

両者スコアレスで前半を折り返し、迎えた後半の立ち上がりは、川崎Fが攻勢を強めます。しかし56分のFWマルシーニョ選手、MF脇坂泰斗選手の連続攻撃は相手の体を張った守備に阻まれ、63分の脇坂選手のミドルシュートに対しては、相模原のGKバウマン選手がスーパーセーブを見せます。

川崎Fは83分、SAMURAI BLUE(日本代表)の活動から戻り、早々にベンチ入りしたMF大関友翔選手を投入して流れを引き寄せようとしますが、得点を奪う場面をつくれないまま90分間が終了。延長戦の30分間でも決着はつかず、PK戦にもつれ込むことになりました。

PK戦では相模原が3人目までに2人が成功させたのに対し、川崎Fは2人連続で失敗し、3人目のキックは「PK戦において一番プレッシャーがないのがGKだと思うので、自信を持って臨んだ」というバウマン選手にストップされます。互いに4人目までが蹴り終えて2-1となり、迎えた相模原の5人目はDF高野遼選手。ゴール中央に鋭いキックを突き刺し、ついに決着となります。

「PK戦は半分以上が運」(シュタルフ監督)、「PKは運の要素が強い」(バウマン選手)と、指揮官と殊勲者は試合後に似たような感想を述べましたが、最後まで真正面から戦い続けた相模原が運も味方につけ、「ジャイアントキリング」を達成しました。

監督・選手コメント

シュタルフ悠紀リヒャルト 監督(SC相模原)
前半からPK戦まで、選手たちは勝利するというミッションの遂行に徹してくれました。90分間で1点を取れればよかったのですが、われわれのシナリオ通りの試合だったと思いますし、選手たちを誇りに思います。川崎Fは素晴らしいチームで学ぶこともたくさんありましたが、強いチームを相手に走って、戦って、みんなで助け合って勝てたのでうれしいです。PK戦は半分以上が運で決まります。こちらに流れが傾いてくれたと思います。

バウマン 選手(SC相模原)
まずはチームメイト、スタッフ、サポーターたちに感謝を伝えたいです。J1のチームに勝利するのは難しいと理解していましたが、不可能だとは思っていませんでしたし、みんな自信を持ってプレーしてくれたので、この結果は驚きではありません。われわれも質の高いチームですし、みんなの能力を信じていました。PKは運の要素が強いのですが、一番プレッシャーがないのがGKです。自分を信じて臨んだ結果、止めることができました。

長谷部茂利 監督(川崎フロンターレ)
120分間を戦ってノーゴールという結果に終わりました。失点をしないというスタンスは貫くことができましたが、アタッキングサードに入るチャンスはあり、「あとは精度の問題」と伝えていたのですが、得点を奪えていません。これまで積み上げてきた結果がこれなのか、という思いはありますし、もっと改善しなければなりません。PK戦のキッカーと順番は私が決めてそれぞれの選手に伝えたので、責任は私にあると思っています。

小林悠 選手(川崎フロンターレ)
前半は選手間の距離が遠く、ビルドアップがうまくできなかったので、もったいなかったですね。最終ラインでは(パスを)回せていましたし、もっと前に近づいてきてくれれば選手同士の距離が狭まって崩しのイメージもわいてくるのですが、それが遠かったです。(相手の)中央のスペースは空いていたように感じたのですが、サイド攻撃ばかりで中央から崩す場面が少なかったので、もう少し攻撃のイメージを共有できればよかったのではないかと思いました。

【1回戦】5月24日(土)、25日(日)[予備日:5月28日(水)]
【2回戦】6月11日(水)[予備日:6月18日(水)]
【3回戦】7月16日(水)[予備日:7月23日(水)]

【ラウンド16(4回戦)】8月6日(水)[予備日:8月13日(水)]
【準々決勝】8月27日(水)[予備日:9月10日(水)]
【準決勝】11月16日(日)
【決勝】11月22日(土)

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