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流通経済大学が3年ぶり2度目の優勝 ~平成29年度第66回全日本大学サッカー選手権大会~

2017年12月25日

流通経済大学が3年ぶり2度目の優勝 ~平成29年度第66回全日本大学サッカー選手権大会~

ついに決勝戦を迎えた『平成29年度 第66回全日本大学サッカー選手権大会』。12月24日(日)に浦和駒場スタジアムで行われた決勝戦は、関東第3代表の流通経済大学と関東第5代表の法政大学の対戦となりました。

2年連続の関東勢対決となった決勝戦、まず試合を動かしたのは流通経済大学でした。15分、スローインからの展開を受けた立花歩夢選手が、角度のないところから対角線上のゴール右上に鋭いシュートを突き刺します。しかしその後は「ウチがリードしているはずなのに、相手のペースだった」(流通経済大学・中野雄二監督)というように、法政大学が攻勢を強めます。しかし前半のうちには追いつけず、50分にはU-20日本代表の上田綺世選手を投入して勝負に出ます。すると53分、右コーナーキックからのこぼれ球を拾った青柳燎汰選手のクロスに、加藤威吹樹選手が頭で合わせて法政大学が同点に追いつきます。

試合が振り出しに戻ったことで「攻撃のギアを上げようと思った」(中野監督)という流通経済大学は、56分に渡邉新太選手と宮津祥太選手を同時に投入。するとこの起用が的中し、63分、渡邉選手が左サイドから鋭いドリブルでゴール前まで持ち上がりシュート。法政大学の好守によりゴールこそなりませんでしたが、試合の流れは一気に流通経済大学に傾きました。65分には新垣貴之選手をピッチに送り出し、さらなる前線の活性化をはかります。直後の67分には、渡邉選手が相手からボールを奪取するとドリブルで攻め上がり、新垣選手にスルーパスを出します。新垣選手はペナルティエリア内にカットインから左足を振り抜くと、これが決まって流通経済大学が追加点、2-1と法政大学からリードを奪います。

対する法政大学は、60分に交代出場したばかりの上田選手が負傷退場するアクシデントに見舞われ、70分には大西遼太郎選手が2枚目の警告で退場に。ビハインドを負った状況で、残り時間を10人で戦うことになりました。

数的優位に立った流通経済大学は80分、ドリブルで前線への突破をはかった宮津選手が、ペナルティエリア内で法政大学の加藤選手に倒されてPKを獲得します。これを渡邉選手が決めて流通経済大学が3-1と法政大学を突き放します。さらに前がかりにならざるを得ない法政大学の裏をつき、終了間際の90+1分には法政大学のクリアボールを拾った新垣選手が、ゴール右隅にシュートを突き刺してダメ押しの4点目を挙げます。その1分後にも、こぼれ球を宮津選手が直接叩き込んで勝負あり。交代出場した3選手がゴールを決めるという「狙い通りの結果」(中野監督)で、流通経済大学5-1で法政大学を下しました。

この結果、流通経済大学が3年ぶり2回目となる優勝を果たしました。最優秀選手に守田英正選手(流通経済大学)、ベストGKに新井栄聡選手(流通経済大学)、ベストDFに武藤友樹選手(法政大学)、ベストMFに新垣貴之選手、ベストFWに立花歩夢選手(ともに流通経済大学)が選ばれました。

監督・選手コメント

中野雄二 監督(流通経済大学)
スコアに差はついていますが、ノックアウト方式の大会ではお互いに攻撃を仕掛けなければならないのでこういう結果になっただけだと思っています。法政大学さんはひとり少なくなってからも積極的に攻撃を仕掛けていたので、私たちがうまくその裏のスペースを使えただけです。後半同点に追いつかれて、攻撃のギアを上げようという意図で投入した渡邉新太選手が、泥くさいプレーでチームに貢献してくれたことが勝利につながったと思います。

長山一也 監督(法政大学)
前半はよかったと思うし手応えもありましたが、数字がすべての答えです。完敗でした。自分に甘さがあったことを痛感したし、こういうゲームになってしまって申し訳ない気持ちです。

石田和希 選手(流通経済大学)
この大会は3年前、自分たちが1年生のときにも優勝をしていて、そのときに流通経済大学の強さというものもを実感しました。ここ数年勝てていないことから、ここで勝たなければそうした強さのDNAが受け継がれない、との危機感もありました。自分というより今後の流通経済大学のために戦った、という意識が強いです。今年は総理大臣杯もリーグ戦も3位と、大事なところで勝ち切れなかったのですが、インカレでは勝負どころで勝てていた。そのことが優勝につながったのではないかと思います。

守田英正 選手(流通経済大学)
優勝という結果が出たのでよかったとは思いますが、個人としては満足のいかない試合でした。ふだんならしないようなミスをしてチームに迷惑をかけてしまいました。今日の試合だけ見ればもっといい働きをした選手はいると思うし、自分の最優秀選手賞受賞は大会トータルで見ていただいた賞だと思っています。去年の今頃はサイドバックをやっていて、守備ができないと怒られていてばかりで、今のような状況はまったくイメージできませんでした。この1年間は本当に充実していたし、チャンスを確実に活かせたことが今の自分につながったと思います。

全日本大学サッカー連盟公式Twitterでは、当日試合速報を行います。
また、公式Facebook公式 Instagramでも大会情報を配信中です。

平成29年度 第66回全日本大学サッカー選手権大会

大会期間:2017年12月13日(水)~2017年12月24日(日)
会場:浦和駒場スタジアム、NACK5スタジアム大宮、柏の葉公園総合競技場、浦安市運動公園陸上競技場、栃木市総合運動公園陸上競技場、足利市総合運動場陸上競技場、江東区夢の島競技場、上柚木公園陸上競技場、真岡市総合運動公園陸上競技場、江戸川区陸上競技場
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