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JFA公認指導者研修2017 高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 チャンピオンシップ リフレッシュ研修会を開催

2017年12月20日

JFA公認指導者研修2017 高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 チャンピオンシップ リフレッシュ研修会を開催

12月17日(日)に、高円宮杯U-18サッカーリーグ2017チャンピオンシップ リフレッシュ研修会を埼玉スタジアム2OO2で行いました。

研修会は2部構成で行われ、試合前の1部講義では、プレミアリーグのEAST、WESTそれぞれのリーグの総括を行いました。また、同年代が多く参加していたFIFA U-20ワールドカップ韓国2017でのテクニカルスタディグループ(TSG)報告についても一部触れ、現代の世界基準について、説明がなされました。また、試合終了後には2部講義として、当日の主審、副審、そして審判インストラクターを招き、「技術と審判の協調」をテーマに、受講者とディスカッションを行いました。実際に観戦し気づいたポイントを、主審自らの観点での説明を受けられるということもあり、活発な意見交換が行われました。1部、2部とそれぞれ同じカテゴリーを対象としながらも、異なった視点での講義となり、非常に有意義な研修会となりました。

インストラクターコメント

松田浩 JFAインストラクター
今回の研修会は2部構成となり、午前中の1部では城福浩JFAインストラクターによる今年度のプレミアリーグの総括が行われました。順位だけでは測れぬほどに各チーム間の差は埋まりつつあり、東西のリーグでより拮抗したゲームが繰り広げられたことが説明されました。また、U-20ワールドカップのTSGにも触れ、この年代での世界基準を映像を交え紹介しました。同大会で得た日本の長所・短所が整理されたことで、その後の試合観戦のポイントがより明確になったといえます。

また、試合観戦後の2部では実際の審判団および太田潔JFA審判インストラクターをお迎えして開催されました。「タフな選手を指導者と審判員が協力して育成する」という目標に向かって、どう両者が相互理解を深め、協調していくかという視点で、試合中のプレーを題材とし質疑応答形式の中で活発な意見交換が行われました。まず両者の協調は近年、果たして進んでいるのだろうかということが話題になりましたが、今回の実際の試合の場面で起こった、ペナルティエリア内で安易に倒れてファールを要求した場面に関して、現場の指導者も審判員も「なぜ、そこで倒れるんだ!ファールを誘うようなプレーではなく、ゴールに向かってもっとタフにプレーすべきだ!」というように概ね一致した基準・考えを持つようになっており、これは両者の協調が進んでいることの表れではないかということを確認しました。また受講者からは本日の試合の場面から「手を使ったファールだったか否か」や「決定的得点機会の阻止だったか否か」、「アドバンテージをかけるべきだったか否か」などについて質問がありました。そして審判サイドからはそれぞれの質問項目について、判定を下すには様々な基準がありそれを瞬時に総合的に判断した結果で毎回判定を下していることを実際の映像を観ながら丁寧に解説いただきました。例えば、この試合で神戸2点目のPKとなった場面、反則を犯したFC東京のディフェンダーがイエローカードの警告を受けましたが、「決定的な得点機会の阻止」と捉えればレッドカードではなかったのかということが焦点となりました。確かに場所もゴールまで至近距離でもあったし、GKとの1対1の場面であったという2点の基準から考えれば当然レッドカードが出されてもおかしくないケースでしたが、主審は神戸フォワードの選手のボールはまだ浮いていて完全にコントロールされた状態ではなく、直ちにシュートできる状況にはなかったことを根拠に「決定的な得点機会」とは見なさなかったとの見解をいただきました。それにより多くの人が判定がイエローカードであったことに改めて納得することとなりました。このように他の検証した場面でも同様の解説をいただき、一つの判定を下すのに我々現場の指導者が思い及ばない観点で最終的な判定が下されているということに気づかされました。

様々なケースを実際の映像を使いながら検証することで、ピッチ上で見えるものと観客席から見えるものでは、一つの事象でも時として違うものに見えることがあることも確認され、実際に試合を担当した主審・副審の方々の見解を伺うことで、判定の一貫性、奥深さ、主審と副審のリレーションシップの細やかさなどに触れることができ、審判員に対する理解も一層深まったように感じられました。一方、審判員の方々も技術サイドからの率直な疑問、質問はいつもと違った視点で自分たちのレフェリーングを考えさせられる良い機会になったとの感想をいただきました。こういった審判と技術の交流の場が今後も多く持たれれば、そこにコミュニケーションが生まれ、必ずや相互理解と信頼関係が生まれるものと確信します。最後になりましたが、試合直後のお疲れの中、今回の研修会にご参加、ご協力いただいた三上主審、勝俣副審にはこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。

受講者コメント

笠島俊孝 さん(東海大学市原望洋高等学校)
今回の研修会は、講義の後に試合観戦という順序であった為、試合でどこをポイントとして見ようか事前に考えることができて良かった。また、試合の残り5分間での得点・失点が順位に大きく影響していることが特に印象的でした。

中村武人 さん(浦和土合サッカースポーツ少年団)
ゲームの進め方、ゲーム作りに役立つ情報が多く、ためになりました。一人でも世界にでて活躍する選手を育てるべく、今回得た知識を子どもたちの動機づけにしたいと思います。講師も、色々な角度から年代別、世界レベルの分析を話されて、その方向付けが理解できました。後は、我々がどう現場で根付かせるか工夫したいと思います。

長谷部慎二 さん(みなみ野SC)
ゲーム観戦直後に、その試合を審判目線で解説してくれたので大変興味深く、理解することができた。審判も選手や指導者と同じく、常に判断を繰り返していることが印象的でした。

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