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ツネログコラム#22「若い代表選手たちに伝えたいこと」

2026年06月10日

ツネログコラム#22「若い代表選手たちに伝えたいこと」

皆さん、こんにちは。

アンダー世代のAFCアジアカップにおいて今度はU-17男女が頑張ってくれました。U-17女子は決勝で朝鮮民主主義人民共和国に1-5と完敗に終わりましたが、この悔しい経験は必ずや今後に活きるはずです。そしてU-17男子は決勝で中国に3-2と競り勝ち、大会最多となる5度目の優勝を果たしました。

今回女子は中国、男子はサウジアラビアでの開催となり、ともにファイナルを視察しました。ただ単にスタンドで試合を「観る」のではなく、私自身代表チームや選手たちと「接する」ことを大切にしています。

U-17女子の選手たちは試合後のロッカールームでしばらく泣いていました。大切なのはこの悔しさをどうバネにしていくことができるかだと思います。「相手のプレスに対してなぜボールを運べなかったのか自分で分析してみよう」 「意識というものはどこまでも高く上げられるから」などとみんなには伝えました。悔しい感情と向き合いながらも顔を上げてくれましたし、彼女たちのこれからが楽しみです。

また男子ではガンバ大阪の先輩でもある小野信義監督から、「PK戦でエンド変更を訴えた2004年のAFCアジアカップ準々決勝ヨルダン戦の話を、試合前の選手たちにしてほしい」とリクエストがあり、急 資料をつくった上で勝つための逆算、準備という話をしました。彼らの心に少しでも引っ掛かってくれていたら嬉しい限りです。

私もガンバで育成年代を指導した経験がありますが、この世代の選手たちは何かきっかけをつかめばグンと伸びていきます。「育成の日本」らしく、男女ともに決勝に進めたことは選手たちにいい経験になったとともに、今後につながっていくはずだと感じています。

いよいよFIFAワールドカップ2026が近づいてきました。

キリンチャレンジカップ2026 vs. アイスランド戦の2日前に、SAMURAI BLUE(日本代表)の選手たちの前で話をする機会がありました。かつて日本代表の一員としてワールドカップを2度戦った身として、2006年にドイツで勝てなかったことを含めて実際に経験して自分なりに感じたことを伝えたつもりです。

また先日のメンバー発表会見では、アスリートに対して誹謗中傷がないようあらためて呼び掛けを行いました。先に発信しておくことで抑止効果としたいのはもちろんのこと、選手たちを守るというわれわれの決意を示したものでもあります。代表チームには本大会だけに集中して、しっかり戦ってほしいと思います。私もチームと一緒にベースキャンプ地のナッシュビルの施設に入り、選手たちと一緒に過ごしながらしっかりとサポートしていくつもりです。

2026年6月

公益財団法人日本サッカー協会 会長
宮本 恒靖

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