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ツネログコラム#20「会長2期目に進める日本サッカーの成長戦略」

2026年04月08日

ツネログコラム#20「会長2期目に進める日本サッカーの成長戦略」

皆さん、こんにちは。

3月29日の評議員会において承認を受け、2期目に入ることになりました。5年後の2031年までに実現したいビジョンを示す「サッカーで未来をつくる」成長戦略も策定し、1期目の2年間で見てきたものを実行に移していくフェーズに入っていくことになります。あらためて身が引き締まる思いです。

就任以降、47FA訪問会議で全ての都道府県に足を運び、各協会の皆さんと直接顔を合わせてコミュニケーションを取ってきたことで実情の把握に努めました。2期目は会議体やタスクフォースを立ち上げるなど、「横の結びつき」を図りつつ、運営基盤を強固なものにしていきます。地域が力をつけていくために日本サッカー協会(JFA)として、伴走しながらしっかりと支援していきます。情報やノウハウの共有、人材育成、交流を通じてお金が回る仕組みを地域につくっていくことが、日本サッカーの未来につながっていくと考えます。

そして、未来をつくっていくのは子どもたちです。

大人の事情によってキッズ・4種(U-12)の選手たちが「登録ができない」 「登録手続きが進まない」といったケースが見受けられます。そのような理由で子どもたちが試合に出場できないような状況は、決してあってはなりません。こうした事態をなくすためにも、市区町村サッカー協会(FA)の自主性を大切にしつつ、都道府県FAとして必要な連携やガバナンスが図れるようにするなど、規約の改定を含めた環境整備を早急に進めていく必要があります。それとともに、子どもたちが安心・安全にサッカー、スポーツを楽しむ権利とその環境を守るため、セーフガーディングの重要性をこれまで以上に強調していきます。4種の登録数を伸ばすことは「競技スポーツ」と「生涯スポーツ」のダブルピラミッドを大きくしていくことにもつながります。

私が1期目の就任時に掲げた「競技面の成果」「女子サッカーの拡大」「商業価値の向上」という3つの“BIG GOAL”には、継続して力を入れていく所存です。商業価値につきましては、先に社会的価値があってこそ、です。サッカーが持つ普遍的な価値を社会と共有し、ともに社会を良くしていくことがパートナー企業との価値共創の関係性を高め、新たな取り組みや収益につながっています。「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」というJFAの理念に照らし合わせ、社会的価値を一層高めていきます。

国内の基盤強化に努める一方で、国外にも積極的に目を向けていきます。国際サッカー連盟 (FIFA)、アジアサッカー連盟(AFC)の会議や活動を通じて世界のサッカー界の流れをいち早くつかんでいくことが、今後の指針を決めていくうえで大切になってきます。

いずれにせよ1期目で築くことができた皆さんとのコミュニケーション、皆さんとのチャンネルが私の財産になっています。これをしっかりとベースに置きながら、日本サッカーの明るい未来に向けて一緒に歩を進めていきたいと思っています。

最後になりますが、なでしこジャパン(日本女子代表)がAFC女子アジアカップオーストラリア2026で2大会ぶりに優勝を遂げました。7万4000人を集めた開催地オーストラリアとの決勝はアウェイマッチの中で全員が体を張り続け、勝負に徹した試合運びには頼もしさがありました。プレー強度はかつてのなでしこよりもレベルが上がっているなと感じました。出場権を得た来年のFIFA女子ワールドカップに向けて、弾みのつく素晴らしい優勝だったと思います。

2026年4月

公益財団法人日本サッカー協会 会長
宮本 恒靖

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