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ツネログコラム#3「U-20女子ワールドカップ準優勝とWEリーグの発展」

2024年11月28日

ツネログコラム#3「U-20女子ワールドカップ準優勝とWEリーグの発展」

2大会ぶりの優勝を目指したFIFA U-20女子ワールドカップコロンビア2024、U-20日本女子代表は惜しくも準優勝に終わりました。朝鮮民主主義人民共和国(DPR Korea)との決勝は私も現地で観戦しました。前半に先制されて相手の圧力を受けつつも、後半は段々と調子を上げていくなかでゴールを奪えず、結果的には力の差があったかなと感じました。試合後、S級ライセンス(※) 講習の同期である狩野倫久監督から選手たちに何か言葉を掛けてほしいと言われ「相手と差があったのはみんな分かっていると思う。この敗戦から学んでいこうよ」と伝えました。泣いている選手もいましたが、みんな真っ直ぐでいい目をしていました。それぞれ所属先に戻っても世界の舞台で感じたことを忘れず、より自分を高めていってほしいと思います。

発足4年目となるWEリーグが開幕し、私は副理事長に就任しました。これまで観客動員に苦しんでおり、目標の売り上げに到達できていない課題があるなかでJリーグ、WEリーグ、日本サッカー協会(JFA)がしっかりと力を合わせてサステナブルなリーグにしていかなければなりません。3代目チェアに就任したJリーグの野々村芳和チェアマンと私は非常勤ではありますが、JリーグそしてJFAからも常勤のスタッフが入っています。逐次報告を受けながら積極的に議論に加わっていきたいと考えています。女子サッカーの拡大、2031年FIFA女子ワールドカップの招致のためにも、WEリーグの発展は欠かせないという思いです。

このたび殿堂入りしたアルベルト・ザッケローニさんをイタリアからお招きして掲額式典を行いました。彼が率いたSAMURAI BLUE(日本代表)は南米、欧州の強豪国と渡り合えるまでに成長を遂げました。「われわれのチームはすごくポテンシャルがあった。日本人選手はもっとやれるはずだ」と言っていただきました。

ザッケローニさんの尽力もあって日本代表が新しいフェーズに入っていることは言うまでもありません。「JFA2005年宣言」では2050年までにワールドカップを自国開催し、その大会で優勝することを謳っています。強い代表をつくっていくことは日本サッカー全体の発展にもつながっていきます。

現在FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)の真っ最中ですが、JFAとして精いっぱいの後押しをしていきたいと考えています。9月には「欧州でプレーする選手たちがいち早く帰国できるように」という要望が代表チームからあり、欧州でチャーター機を用意する決断をしました。はっきり申せば予算は超えますが、その分収入を増やし、支出を減らしてカバーすればいいだけのこと。良い状態でアジアをしっかり勝ち抜いて世界との戦いに出ていくためにも、要望には素早く反応し、判断していきたいと思っています。

ザッケローニさんには選手たちと強い信頼関係がありました。「選手を信じることが大切」との言葉も強く印象に残りました。これは監督と選手の関係性だけにはとどまりません。私も一人のリーダーとして、「信じる」大切さをあらためて噛みしめた次第です。

2024年11月

公益財団法人日本サッカー協会 会長
宮本 恒靖

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