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ツネログコラム#1「ツネログ創刊にあたって/復興支援とシニアサッカー」

2024年08月28日

ツネログコラム#1「ツネログ創刊にあたって/復興支援とシニアサッカー」

このたび、私、宮本恒靖が第15代JFA会長として活動していく中で感じたこと、全国の皆さんとシェアしたいことなどを「ツネログ」を通じて発信させていただくことになりました。

7月、能登半島地震復興支援プロジェクトの一環として石川県能登町、輪島市の門前地区、輪島地区に続き、珠洲市において「JFA・キリン ビッグスマイルフィールド」を開催しました。被災地域の皆さんとウォーキングフットボールをプレーして、笑顔あふれるイベントになりました。

かき氷を振る舞うボランティアの中に、宮城県石巻市出身だという20歳前後の2人の女性がいました。彼女たちから「2011年の東日本大震災で被災したときに、サッカーに元気づけてもらった。それがずっと心に残っている。だからこのイベントを知ってぜひ参加したかった」と聞き、サッカーファミリーによる活動の積み重ねが、人と人との心のつながりを生んでいるのだということをあらためて実感しました。サッカーを通じて被災地域に寄り添いつつ、このようなイベントを通じて発信し続けることで被災地域の現状を多くの人に知っていただき、支援の輪を継続して広げていくことができればと考えています。

ほかにも印象に残った出来事と言えば、6月に秋田県にかほ市で開催された全日本O-60、0-70サッカー大会でしょうか。皆さんとてもハツラツとプレーされていましたが、中でもスピード感あふれるプレーで目を引いた選手の方に声を掛けたところ、年齢が80歳と聞いて本当に驚きました。今は人生100年時代。全国大会へのエントリーも増えています。シニアプレーヤーの皆さんに生涯スポーツとしてサッカーを楽しんでいただき、健康増進につなげていくためにも、競技環境や大会を整備していかなければなりません。10歳括りではなく5歳括りにすることなどもより踏み込んで検討していく必要があると感じています。

昨年3月に発表した「JFA中期計画2023-2026」ではシニア、キッズ・4種、女子の3つをこれから最も力を入れていくべき重点領域としています。少子高齢化が進む中、男女ともにグラスルーツに力を入れて全体の登録数を伸ばしていくとともに、「エリートスポーツ」「生涯スポーツ」のダブルピラミッドをしっかりとしたものにしていければと考えています。

また、先日都内を散歩していたときに、日本代表の新しいレプリカユニフォームを着た小学生とすれ違いました。「FIRE(炎)」をテーマにしたデザインを私自身とても気に入っているので、どのような感想を持っているかちょっと聞いてみたくなりましたが、怖がられてもいけないと思い直して止めておきました(笑)。カッコいいと思って着てくれていると信じています。

このような感じであまり硬くならず、ありのまま発信していければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2024年8月

公益財団法人日本サッカー協会 会長
宮本 恒靖

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