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ツネログコラム#10「FIFA総会で連携強化/WEリーグアウォーズ」
2025年06月27日

皆さん、こんにちは。
パラグアイのアスンシオンで開催された国際サッカー連盟 (FIFA)総会に出席してきました。今回は年間の活動報告や財務状況の報告、予算の承認などがメインでしたが、総会の前後に各国、各地域の協会トップといろいろな話ができました。パラグアイサッカー協会(APF)とはパートナーシップ協定を再締結し、各年代代表チーム、女子サッカー、フットサル、ビーチサッカーの親善試合および交流や審判交流プログラムなどを通して、関係性をさらに強化していくことになります。
またSAMURAI BLUE (日本代表)がFIFAワールドカップ26出場を決めたことで、(強化試合の) マッチメークに関する交渉の場にもなりました。森保一監督からリクエストされているのは強い相手。これまでなら軽く受け流されていたかもしれない強豪国からも「ぜひやろうよ」と前向きな反応をいただいております。日本代表チームのステータスが上がっていることをあらためて実感した思いです。
総会ではジャンニ・インファンティーノ会長の到着が遅れたことがニュースになりました。サウジアラビアでアメリカのドナルド・トランプ大統領との会談などがあった影響で朝9時半スタートの予定が前日に10時半に変更され、当日になってさらに2時間後ろ倒しになりました。インファンティーノ会長はあいさつで謝罪するとともに「今年はクラブワールドカップがアメリカで、来年はアメリカ、カナダ、メキシコ共催でワールドカップがあり、34年にはサウジアラビアでも行われる。重要な話し合いになるため、皆さんの代表として行かなければならなかった」と理解を求めました。いろんなことがあった総会でしたが、手にできた収穫も少なくなく、40時間掛けて移動した甲斐があったなと思っています。
FIFA総会の前には、サウジアラビアのジッダでアジアサッカー連盟 (AFC)の競技会委員会がありました。今季のAFCチャンピオンズリーグエリート (ACLE)において途中撤退した山東泰山(中国)の試合が全て取り消しになったことで、ヴィッセル神戸も順位、成績で影響を受けました。そのレギュレーションについても話し合いが持たれ、アジア全体の発展を考えるという観点からわれわれの意見も述べています。そして同地で行われたACLEの決勝戦を観戦しました。準優勝の川崎フロンターレは完全アウェイの状況下で非常に良く戦ったと思います。
FIFA総会から帰国後はWEリーグのアウォーズに出席しました。4年目となった今季は日テレ・東京ベレーザ、INAC神戸レオネッサ、三菱重工浦和レッズレディースというサッカースタイルの異なる3チームが優勝争いを展開し、ベレーザが初優勝を遂げました。MVPを受賞したベレーザの山本柚月選手がなでしこジャパン(日本女子代表)に初選出されたことは、WEリーグの選手たちにも大きな希望を与えたのではないでしょうか。
世界を飛び回る忙しい期間になりましたが、有意義な時間にすることができたので心地良い疲れではありました。
2025年6月
公益財団法人日本サッカー協会 会長
宮本 恒靖
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