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ツネログコラム#8「女子ワールドカップの招致に向けて」

2025年04月28日

ツネログコラム#8「女子ワールドカップの招致に向けて」

皆さん、こんにちは。

先日の国際サッカー連盟 (FIFA) カウンシルで2031年のFIFA女子ワールドカップがアフリカまたは北中米カリブ海で開催されることが決まりました。事前に情報を集めてFIFAの方針をある程度把握し、予測できていたとはいえ、招致を目指していた私たちにとっては非常に残念な知らせとなりました。併せて2035年の開催がアフリカまたは欧州での開催となることもアナウンスされています。

しかしながら、日本で女子サッカーの人口を増やし、競技レベルを引き上げていく方針に変わりはありません。強い代表チームをつくり、環境を整えながら女子サッカーをきちんと日本に根づかせて、プレゼンスをより高めていきたい。サッカーファミリーの皆さんと歩調を揃えて粛々とやっていくことが2039年以降の招致につながるとも考えています。

そのような中、アメリカで開催された2025 SheBelieves Cupに出場したなでしこジャパン(日本女子代表)が3連勝を挙げて初優勝を飾ったことはうれしいニュースでした。ニルス・ニールセン監督の初采配となったオーストラリア女子代表との初戦、選手たちが実に伸び伸びと、活き活きとプレーしていました。ニールセン監督の心理的なアプローチが選手たちの躍動を引き出したのだろうと推察します。

3試合通して多くの選手をいろんなポジションで起用し、FIFAランキング1位のアメリカ女子代表にも競り勝ちました。就任前に彼と面談した際、「試合でなかなか起用できない選手に対してはどうアプローチをするのか?」と尋ねると「私は常に1対1で対応するから問題は生まれない」と言っていました。対話をとても大切にする指導者であり、その通りにチームづくりを進めようとしている印象を受けます。

強いなでしこジャパンをつくっていくべく、JFAとしても選手たちの環境面を整えていく必要があります。これからの活動において、移動フライトやホテル、帯同トレーナーの追加などの改善を進めています。海外でプレーする選手が多くなり、移動の負担を含めストレスを軽減するとともに、試合に向けていい準備をしてもらえたらと思います。

また、締切の都合上多くは述べられませんが、SAMURAI BLUE(日本代表)にもうれしいニュースがあります。アジア最終予選(3次予選)を突破し、アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共催となるFIFAワールドカップ26への出場を決めることができました。本大会で結果を求めていくにはここからの準備がとても大切になってきます。森保一監督からはFIFAランキング上位国との強化試合をリクエストされており、希望に沿うマッチメークができるように努めていきます。

これからのSAMURAI BLUE、なでしこジャパンにご期待ください。

2025年4月

公益財団法人日本サッカー協会 会長
宮本 恒靖

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