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ツネログコラム#24「SAMURAI BLUE監督人事について/令和8年熊本地震への継続的な支援」

2026年08月14日

ツネログコラム#24「SAMURAI BLUE監督人事について/令和8年熊本地震への継続的な支援」

皆さん、こんにちは。

1ヵ月以上に及んだFIFAワールドカップ2026の終幕に際し、ニュージャージーでの決勝戦を視察しました。3カ国共催で過去最大規模の大会となりましたが、こういった規模の大会を将来、日本に招致するにはサッカー界のみならず、政治、経済を含めて国のいろいろな力が必要なことをあらためて強く感じた次第です。

SAMURAI BLUE(日本代表)の監督人事については、7月23日の第9回理事会を経て、AFCアジアカップ(2027年1月7日~2月5日)まで森保一監督が引き続き務め、同年3月から2030年のFIFAワールドカップまで現U-21日本代表の大岩剛監督が指揮を執ることを決定しました。

その過程について皆さんにお話をすると、選考について昨秋から技術委員長と議論を始め、森保監督の続投を含め国内外から候補をリストアップし、さまざまな可能性を考慮しました。監督人事は当然ながら複数の契約が絡んでおり、早めに動くことが肝要となると同時に、とてもセンシティブなものです。日本代表のこれまでの歩みを分析し、今年初めには次も日本人監督に託すことを総合的な観点から判断しました。日本サッカーがさらに成長していくためには「継承と進化」を大切にすべきだと考えたからです。

森保監督は就任当時50位台だったFIFAランキングを8年かけて17位まで引き上げてくれました(2026年7月20日時点)。その功績に対し最大限のリスペクトを持ってどのタイミングで伝えるべきなのかを考え抜いた結果、3月に話し合いの場を持ち、ワールドカップ後の契約満了に伴い退任いただく意向であることをお伝えしました。

その後、JFAの規定に則り、山本昌邦技術委員長兼ナショナルチームダイレクター、会長が指名する人物である西野朗さんと監督候補者の協議を進めていきましたが、その中で、重要なタイトルであるアジアカップをいかに勝ち取るかという議論になり、方針を修正することとしました。さらに言えば、ワールドカップのドローのポット分けや、キャンプ地の選定においてFIFAランキング上位国が優先されるなど、本大会で勝ち進むためには上位に入っておくことが重要となります。

以上より、アジアで圧倒的な強さを見せた森保監督にアジアカップ指揮を任せることがベストではないかとわれわれは結論づけ、5月に再度話し合いの場を持ち、森保監督に快諾いただきました。

次期監督を務める大岩監督は鹿島アントラーズの監督としてAFCアジアチャンピオンズリーグで優勝し、今年1月にはU-21日本代表の編成で臨んだAFC U23アジアカップで2連覇を果たしています。アジアでのトーナメントを勝ち上がることは簡単ではありません。若い選手を引き上げ、成長を促す力も含めてこれからの日本代表を託すにふさわしい監督です。まずは今秋、自国開催となるアジア競技大会に集中してもらいます。森保監督のアジアカップまでの続投も、大岩監督の就任のタイミングも4年後のワールドカップをさまざまな角度から見据えた上で最善な選択だと考えています。

ロサンゼルスオリンピック、次回ワールドカップに向けてJFAとしてもしっかりサポートしていきます。

最後になりますが、7月28日に令和8年熊本地震が発生し、甚大な被害に見舞われています。亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、ご家族の皆さまにお悔やみ申し上げます。そして被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。JFAは熊本県サッカー協会と連携を図りつつ、被災地の皆さんとコミュニケーションを取りながら必要な行動を取っていく所存です。一日も早く日常を取り戻せるよう、心より願っています。

2026年8月

公益財団法人日本サッカー協会 会長
宮本 恒靖

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