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千葉県でサッカーファミリータウンミーティングを開催

2017年10月17日

千葉県でサッカーファミリータウンミーティングを開催

日本サッカー協会(JFA)と千葉県サッカー協会は10月16日(月)、千葉市内のホールでタウンミーティングを行いました。47都道府県サッカー協会と共同で開催しているこのタウンミーティング。あいにくの雨にもかかわらず、自治体や郡市サッカー協会の関係者、指導者・審判員、Jクラブのサポーターなどを約70人が参加しました。

最初に千葉県サッカー協会(千葉FA)の福永廣幸副会長兼専務理事が出席者に感謝を述べ、「サッカーに関わる関係者全員が活発に議論し、サッカーの発展のための目的が実現できるよう、よい会議にしたい」と挨拶しました。

世界と日本サッカーの歴史を辿る映像を紹介したあと、田嶋会長が、JFAの理念や目標、それを実現するための活動、また、田嶋会長が提唱する「育成日本復活」や「世界基準の日本サッカー」のなどの取り組み、2020年の東京オリンピックへの意気込みなどについて説明しました。

千葉県は、「二つのプロサッカークラブを擁し、中学、高校、大学サッカー部などから多くの選手を送り出すとともに、木之本興三さん(Jリーグ元専務理事/故人)、小野剛さん(今治FC育成副部長)、関塚隆さん(元U-23日本代表監督)ら、多くの人材を輩出してきた理想的な県」(田嶋会長)。現在、千葉市美浜区の県立幕張海浜公園内にJFAのナショナルフットボールセンターを計画中であることから、田嶋会長は「千葉県と連携を取りながら、(日本代表やサッカーファミリーの活動拠点となる)フットボールセンターを整備していきたい」と話しました。

田嶋会長は、12月に東アジアサッカー連盟が主催するEAFFE1サッカー選手権2017決勝大会の女子の試合が千葉県を舞台に開催されることにも触れ、「(東アジアには複雑な問題はあるが)政治とはきっぱり分けて、大会の成功に全力を尽くしたい」と述べました。

また、SAMURAI BLUE(日本代表)のトレーニング風景などを映した映像を見ながら、「球際の激しさ」の必要性について説明。「代表チームだけでなく、育成年代から球際の激しさを身につけさせることが必要」と語りました。さらに、FIFA(国際サッカー連盟)が実験的に行っているVAR(ビデオアシスタントレフェリー)にも言及し、「今後は、審判員の高い英語力が必要になってくる」と展望しました。

質疑応答では、ユース年代の大会の過密日程の問題を指摘する意見や女性の全国大会に託児所を設置してほしいといった要望や、80歳以上のシニア大会や中高年の女性が目標を持てる大会を創設してほしいといったリクエスト、あるいは、多くの子どもにゲームをさせるために(タイトルを懸けた大会ではなく)交流会を創設してはどうかといった提案など、貴重な意見が出されました。

主な意見、要望など
・中高生年代の過密スケジュールの問題について
・ユース審判員の審判活動と部活動との両立の難しさ
・中学生年代の女子の活動の場
・80歳以上のシニア選手や中高年の女性選手の大会の多様化
・障がい者サッカーのサポート
・小学生年代の指導者の講習受講費などの優遇措置
・育成年代における勝利主義への危惧
・施設不足
・指導者への情報提供
・人工芝ピッチの運用
・インターハイなどの全国大会における各県のチーム枠の再考 など

コメント

参加者コメント
今日は、私は指導者でもない、県の役員でもない、1人のサッカーファンとして参加させていただきました。リスペクトする気持ちを大切に指導している現状は素晴らしいと感じました。

参加者コメント
県リーグに参加していますが、普段サッカーをやる場所が近くに全くありません。いいグラウンドは中高生なども使いますし、大会が優先で練習や練習試合は土日使うことができません。平日の夜もナイター設備があるグラウンドはないです。試合だけでサッカーをするのは楽しくありませんし、成長しません。JFA、千葉県FA、各市協会からの働きかけをよろしくお願いします。

参加者コメント
私の地域の課題はいくつもありますが、その中のひとつに女子(特に中学生年代)を受け入れる場が少なく、サッカーから離れなければならない現状があります。

サッカーファミリータウンミーティング

JFAはサッカー現場、フロントラインで活躍する皆さまを応援し、支援するサッカー協会であるべきという方針のもと、今後の日本サッカー界発展のために、皆さまから様々な声を直接お聞かせいただき、意見交換を行うミーティングです。
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