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ナショナルトレセン女子U-14 4日間の活動を打ち上げる

2015年12月15日

ナショナルトレセン女子U-14 4日間の活動を打ち上げる

活動最終日となった14日(月)、グループ対抗でのゲームを行いました。この3日間、ともにトレーニングを行ってきたそれぞれのグループは、日を追うごとに選手同士の結びつきが深まり、ゲーム中も大きな声を飛び交わせ、今回のナショナルトレセンの積み重ねをプレーで発揮してくれました。

全プログラムを終え解散する際は、選手たちはとても名残惜しい様子でしたが、それぞれの活躍とまた再開できることを誓い、帰路につきました。

指導者コメント

清瀬一剛 ナショナルトレセンコーチ
ナショナルトレセン女子U-14は東西同時開催にて行い、“世界のなでしこを目指して”とし、選手には、「テクニックと関わりを身に付けて、攻守にハードワークできる選手になる」「失敗を恐れず強い気持ちを持って積極的にチャレンジしよう!」という指針のもと、選手たちは毎日のトレーニングやレクチャー、グループミーティングを積み上げていきました。

初日のゲームではまだ名前も知らない仲間とぎこちなくゴールを目指していました。トレーニングが進むに連れて、コーチのデモンストレーションやコーチングにより“気づきの炎”が付いたように、積極的なトライが多く観られました。守備・攻撃のテーマにおいて選手は次第に、失敗を恐れず積極的なチャレンジを質の高いトレーニングで、繰り返すことで仲間の大切さを感じているようでした。毎回のトレーニング前に観る映像も食い入るように観て、トレーニングのイメージを持っていきました。夜のレクチャーでは、今回のナショナルトレセンに参加して得たものを地域へ戻っても妥協のないテクニックと質の高い中でハードワークする、濃いものが薄まらないようにそうした仲間を増やしてほしい、伝えてほしいと話しました。

最終日のゲームにはアグレッシブでトライ&エラーを繰り返しながら仲間とゴールを目指し、ボールを奪う、ゴールを守る、そんなチームになっていました。今後も選手を観続ける、更に成長したみんなに会うことを楽しみしていると伝え、今回のナショナルトレセンを終えました。最後に今回のNTCに向けご協力いただいた地域スタッフ、会場スタッフ、NTCコーチ、補助学生、その他支えていただいた皆さまに感謝申しあげます。

平川由美 トレセン地域スタッフ(西日本/九州:長崎県トレセン)
最終日はグループ対抗でゲームを行いました。各グループとも日頃のスキルに加え、今回トレーニングしたことをゲームで発揮しようとチャレンジしていました。トレーニングしたことが全てできた訳ではありませんが、初日のゲームに比べ、意識の面で大きな変化が見られた選手が多かったです。今回の刺激が、日常の継続、積み重ねにつながっていくことを期待し、私自身も今回のナショナルトレセンをスタンダードに、地域・FAで指導を継続していきたいと思います。また、今回、地域スタッフで女性国際審判員の梶山さんがいらっしゃったので、ファールやフリースロー、フリーキックの再開についてなど、気をつけるポイントを伝えてくださり、選手にもとても良い刺激になりました。

肥後光章 トレセン地域スタッフ(西日本/関西:アスぺガスFC)
3日間のトレーニングを終え、最終日にはゲームを行いました。少し疲れの残る中、選手たちはみんながハードワークで取り組んでいました。トレーニングからの積み上げたものをピッチ上で出している選手が多く感じられ、自信に満ちあふれていました。また、トレセンでの約束にもある「夢をチカラに」を、選手とともに指導者も再確認することができました。

選手コメント

山後玲奈 選手(西日本/北信越:アルビレックス新潟レディースU-15)
3日目は、チームで意図的な守備をすることとクロスの攻防をしました。守備では、ファーストDFがアプローチをしている時に、他のDFがカバーできるポジションをとることと、クロスの攻防で守備のときに相手とボールが見える位置で相手に手がとどく距離に立つことが重要だとわかりました。このナショナルトレセンで学んだことを活かして、今後プレーするようにしたいです。そして、通用できなかったことを自分のチームに持ち帰り、もっと良いプレーができるようにしたいです。

芳本小夏 選手(西日本/関西:セレッソ大阪堺ガールズ)
私は今回の活動の中で、何に対しても積極的に行動することと、サッカーの面ではいつでもゴールを意識して守備ではシュートを打たせないようにすることを意識しました。色々な選手がいて、いつもなら通用する部分や共有し合える部分が違ったりして、学ぶところがたくさんありました。ピッチの外では、色々な人とコミュニケーションをとれるように積極的に話しかけるようにしました。そのことによって、ピッチ内でもわかり合えることが増え、改めてコミュニケーションの大切さがわかりました。このナショナルトレセンで感じたことをバネにして、日頃でも意識を高く持ちトレーニングに取り組んでいきたいです。

五十嵐栞 選手(西日本/四国:愛媛FC U-15 新居浜)
3日目のトレーニングは守備でした。私は守備が苦手なので、どうやって守るかを意識して取組みました。自分の課題でもあった1対1の対応の仕方、ボール保持者へのアプローチスピードなどを学んで、実際にゲームで活かすことができました。このナショナルトレセンでいろいろな地域の人と触れ合い、サッカー面でも生活面でも良いところは見習い、自分にないものを増やしていきたいです。

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