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U-14日本女子選抜 3位決定戦で韓国を相手に4得点の快勝

2015年05月25日

U-14日本女子選抜 3位決定戦で韓国を相手に4得点の快勝

AFC U-14 Girls' Regional Championship 2015 (East) /3位決定戦 vs. U-14韓国女子代表
2015年5月24日(日) キックオフ14:00 70分(35分ハーフ)
National Football Training Centre Pitch 5(中国/北京)

U-14韓国女子代表 1-4(前半1-1、後半0-3)U-14日本女子選抜

得点
28分 小野遥香(U-14日本女子選抜)
35+1分 失点(U-14韓国女子代表)
52分 小野遥香(U-14日本女子選抜)
58分 上田佳奈(U-14日本女子選抜)
61分 寺田妃花(U-14日本女子選抜)

スターティングメンバー
GK:三宅紗優
DF:芳本小夏、月東優季乃、大西歩花、長江伊吹
MF:青木柚香、田中智子、野嶋彩未、及川莉子
FW:齊藤理子、小野遥香

サブメンバー
GK:伊藤七海
FP:寺田妃花、富岡千宙、中尾萌々、三谷和華奈、上田佳奈、中江萌

HT 齊藤理子 → 寺田妃花
HT 及川莉子 → 富岡千宙
47分 野嶋彩未 → 上田佳奈
47分 大西歩花 → 三谷和華奈
62分 芳本小夏 → 中尾萌々
66分 寺田妃花 → 中江萌

マッチレポート

日本の3位決定戦の相手は韓国。グループステージの初戦で0-2と敗れているだけに、どうしてもリベンジを果たしたいところです。
序盤から優勢に試合を進める日本は、何度か決定機を迎えるものの、シュートがゴールの枠にとばず、決定力不足が浮き彫りとなっていました。
そんな嫌なムードを払拭したのは28分。右サイドから抜けだした及川莉子選手(FCみやぎ)がゴール前にあげたクロスを小野遥香選手(JFAアカデミー福島)がワンタッチボレーできれいに合わせたシュートが韓国ゴールに突き刺さり、日本が先制。ベンチも歓喜に包まれます。
しかし前半アディショナルタイム、韓国が日本のゴール前でのミスを見逃さず、ボールを押し込まれて同点でハーフタイムを迎えます。

ハーフタイムで気合いを入れなおした日本は52分、小野選手のこの日2点目のゴールで再びリードを奪うと、58分には途中出場の上田佳奈選手(浦和レッズレディースジュニアユース)が正面やや左からのFKを直接決め、リードを2点に広げます。
波にのる日本はその2分後、寺田妃花選手(旭スポーツFCジュニアユース)のダメ押しゴールで韓国を突き放し、勝利を確実にします。
試合中、攻守ともに主導権を握り続けた日本はそのまま4-1で快勝、大会を3位で終えました。
また、フェアプレー賞にも輝き、2つのメダルを日本に持って帰ることとなりました。

監督・選手コメント

加藤賢二 監督(JFAナショナルトレセンコーチ)
この遠征の最後ということで、とても気持ちの入った試合をしてくれました。初戦で0-2と敗れていた韓国を相手に4得点出来たことも大きな成果ですが、何よりも70分間攻守に主導権を握り続けられたことは、今後大きな自信となるはずです。ベンチからも大きな声が出て、まさに全員で掴んだ勝利と言えます。ピッチ外では彼女たちの一番の魅力であるフレンドリーでオープンマインドな部分をフルに発揮し、たくさんの外国のサッカー仲間が出来たことがメダル以上に価値のあることかもしれません。彼女たちの伸びしろの大きさを改めて実感しています。

野嶋彩未 選手(藤枝順心サッカークラブジュニアユースブルー)
スタメンで出られたことに浮かれず、スタメンで出られなかった人のためにも「全力で戦おう!」という気持ちで試合に臨みました。前半、中央でボールを持った時に慌ててしまい、簡単にボールを失ってしまいました。これからはボールを受ける前に周りを観て落ち着いてプレーしたいです。また、もっと大きくならなければならない、技術を付けてロングボールを蹴られるようにしなければならないと思いました。そのために、もっと食事の量を増やしたり、他の人よりも2倍以上練習したりして、今よりも上手くなれるようにします。

三谷和華奈 選手(日テレ・メニーナ)
初戦韓国とは前回戦ったことがあったので、気持ちとしては落ち着いていましたが、自分の思った通りのプレーが出来ませんでした。準決勝の相手の朝鮮民主主義人民共和国は何よりキックの精度がとても高かったです。結果は0-3と敗れてしまいましたが、この試合でセットプレーのコツをなんとなくつかむことが出来ました。3位決定戦は後半20分位から出場し、自分のプレーは今ひとつよくありませんでしたが、チームは3位になりました。仲間と一緒に掴んだメダルはとても嬉しかったです。この18人で試合が出来たことを一生大切にし、感謝の気持を忘れません。

伊藤七海 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースColza)
準決勝で失点と同時に怪我をしてしまいました。でもその16分間は今まで練習してきたことや得意なプレーを出すことが出来た最高に濃い時間でした。悔いはないけれど、失点をした悔しさで涙が溢れ出ました。勇気づけてくれた仲間やコーチに感謝しています。ここまで良い経験をさせてくれた家族など、沢山の人々に支えられてサッカーができていると実感しました。まずは怪我を治して夢にむかって頑張ります! 

三宅紗優 選手(岡山湯郷Belle U-15・U-18/JFAアカデミー堺))
私はこの遠征を通して、いろいろな面で日本と世界(アジアの国々)の違いを感じました。言葉はもちろん、プレースタイルや体格差、食文化など、何から何まで違い、最初は戸惑う部分もありましたが、遠征が終わることには慣れてとても楽しかったです。サッカーを通じて他の国の選手やチームメイトとの絆が深まったと思います。普段余り使わない中国語や韓国語、英語などをとてもたくさん使ったので、外国語の練習にもなりました。最後に、この活動に関わってくださった皆さん、学校やチームのみんな、家族など、沢山の人にとても感謝しています。

上田佳奈 選手(浦和レッズレディースジュニアユース)
この遠征を通し、個人としての課題の1つ目はラストパス、ラストプレーの精度を上げることです。ラストのゴール前で慌ててしまい、パスがずれてチャンスを相手のカウンターに替えてしまった場面がありました。2つ目は最後の最後まで相手を見て「今、何が適切なプレーなのか」を判断して一番よい選択をすることです。3位決定戦では全員が今までの反省点を踏まえ、個人としてもゴールをとることが出来ました。しかし、優勝した朝鮮民主主義人民共和国などに勝つためにはもっともっとプレーの質を上げ、数少ないチャンスをモノにすることが大切だと改めて感じました。9日間、一緒に闘ってくれた仲間、スタッフの皆さんに感謝しています。

田代久美子 コーチ(JFAナショナルトレセンコーチ/山梨学院大学)
世界を肌で感じ取ることができた大会だったと思います。特に準決勝では、球際の厳しさやスピード、パワーに圧倒されながらも、日本の代表としてのプライドを持って、最後まで粘り強く、身体を張って戦うことができました。宿舎でも、各国の選手と積極的に交流を深めていましたが、思ったことが伝えられず、語学の必要性を身に染みて感じた選手も多かったようです。サッカーだけでなく、世界を見据えたうえでの「語学力」という面でも良い刺激になったのではないかと思います。メダルを取れた喜びを感じる反面、悔しさを覗かせる選手も多数いました。この経験が今後の彼女たちの成長に繋がることを期待しています。

井嶋正樹 GKコーチ(JFAナショナルトレセンコーチ/東海大学熊本サッカー部)
短期間ではありましたが選手個人、チームとしての成長を強く感じました。日に日に個人とチームが成長し、最終戦では全選手が出場し、ピッチに立っている選手、ベンチにいる選手、スタッフが一丸となって良い形で終えた事が最大の成果だったと感じます。また、この年代において他国との試合を経験するだけではなく、他国の選手と積極的にコミュニケーションとる事により、様々な文化に触れた経験は今後の成長に役立てて欲しいと思います。

スケジュール

5月18日(月)   トレーニング
AFC U-14 Girls' Regional Championshi​p 2015 (East)
5月19日(火) 0-2 vs. U-14韓国女子代表
5月20日(水) 14-0 vs. U-14グアム女子代表
5月21日(木) 7-1 vs. U-14チャイニーズ・タイペイ女子代表
5月22日(金)   トレーニング
5月23日(土) 0-3 vs. U-14朝鮮民主主義人民共和国女子代表
5月24日(日) 1-4 vs. U-14韓国女子代表 (3位決定戦)
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