JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 社会貢献活動 > 最新ニュース一覧 > 【インストラクター対談】 2020年度SMCサテライト・オンライン講座 半期を終えて

ニュース

【インストラクター対談】 2020年度SMCサテライト・オンライン講座 半期を終えて

2020年12月16日

【インストラクター対談】 2020年度SMCサテライト・オンライン講座 半期を終えて

2020年度のSMCサテライト講座は、熊本県を皮切りにオンラインで開催しています。半期を終えて、熊本県・愛知県を担当したインストラクターの2人がオンライン講座を振り返りました。

――Q1 オンライン講座を実施して集合型との違いはありましたか?

坂口:通常集合型で実施している講座をオンラインで実施することでこちらの伝えたいことが半減するのではないかと懸念していましたが、実際にオンラインで実施してみると思った以上にできた感触はあります。

斉藤:SMCは集合型じゃないと無理と誰もが思っていましたけど、Zoomの機能を最大限に活用することで、グループワークや情報の伝達がスムーズにでき、思っていた以上に集合型と遜色ない内容で進めることができました。

坂口:講座では意識的に受講生への声掛けを多くして、一人ひとりと関わる回数を増やしました。オンラインの特性として複数が同時に話せない、黙っていると参加していることにならない。受講生の反応で伝わっているなと感じました。

斉藤:私も積極的な声掛けを意識しました。受講生にとっては、声を掛けられるので緊張感があったと思いますが、他の受講生の発言も多く聞くことができ、そういった意味でも良い影響があったと思います。

坂口:オンラインのメリットをあげるとしたら、対話の深まりです。「話す・聞く」対話が自然とできるようになっていました。議論だけではなく、お互い尊重しながら他者の考え方を自身の肥やしにしていく。

斉藤:まさにその通りですね。集中力を保って「話す・聞く」をできていましたが、声を掛けられる頻度も多いので3日間連続では疲れもあったと思います。

――Q2 受講生の印象はいかがでしたか?

坂口:ITリテラシーが高い方が多かったです。デメリットをあげるとすれば、多様性という意味では受講要件があるので幅が狭くなったかもしれないですね。そして、基本的な能力を持っている方が多かった印象です。

斉藤:オンラインに限らず、意識が高い方が多い印象です。オンライン受講が初めての方も講座をやっていくうちにZoom機能を覚えてくれましたし、テクニカル面のスキルもあがったと思います。ひとつ武器を手に入れたと思ってもらえると嬉しいです。そして、海外からの参加者もいて刺激にもなったと思います。

坂口:海外からも参加ができるし、地域差を感じずに違和感がなかったのは面白さでもありました。

――Q3 コロナ禍の影響で受講生の視点や考え方の変化はありましたか?

坂口:セッション2のグループワーク(大都市・地方都市・田舎でこれから増えるもの・減るものを考えるワーク)では、アウトプットで大都市、地方都市の優位性の考え方は変化が起きていると感じました。具体的には、大都市に集まることのデメリットと地方や田舎に分散することのメリットが相対的に見て取れました。担当した熊本県開催では、大都市圏からの参加者が少なかったので通常よりも違うバイアスが掛かっていたのかも知れませんね。愛知県開催では、名古屋市内の参加者が多くいましたがどのような感じでしたか。

斉藤:同様に、特にセッション2(環境分析)のグループワークでは変わってきたなと感じました。これまで地方都市の特徴であった、「観光」「外国人」というキーワードが全くなかった。これまで想像していた未来とは変化していました。アウトプットで「コロナ」というキーワードが全く出てこなかったのはびっくりしましたけど、実はあまり悲観的にみていないのか、最終的にアウトプットする事業計画でもこれまでのものと変わりない印象でした。

坂口:私は、未消化だなという見方をしました。まだ、この状況を受け入れ切れていなくてコロナ禍は一時的なもので元に戻ることを前提としているのかもしれないですね。

――Q4 最後に、今後のオンライン講座の展望などあればお聞かせください。

坂口:オンラインの一番のメリットは、手軽さじゃないですかね。移動もなく馴れた環境で受講ができること。コストや時間的なところも含めて受講するハードルは下がったように思います。

斉藤:集合型とオンライン型をハイブリットでやっていくと受講する側にとっても選択肢が広がり良いと思います。

JFAスポーツマネジャーズカレッジ(SMC)

JFAスポーツマネジャーズカレッジ(SMC)は、自立した魅力溢れるスポーツ組織づくりを推進し、スポーツ文化の創造、人々の心身の健全な発達と、社会の発展に貢献できる優秀なスポーツマネジャーを養成することを目的とした人材育成事業です。

詳しくはこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー