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FC東京深川、川崎が僅差のゲームを制して準決勝へ 高円宮杯JFA第30回全日本U-15サッカー選手権大会

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2018年12月27日

FC東京深川、川崎が僅差のゲームを制して準決勝へ 高円宮杯JFA第30回全日本U-15サッカー選手権大会

高円宮杯JFA第30回全日本U-15サッカー選手権大会は12月25日(火)、群馬県と大阪府の2会場で準々決勝4試合を実施しました。

ピックアップマッチ1

FC東京U-15深川 3-2(前半1-1、後半2-1)湘南ベルマーレU-15

J-GREEN堺での第1試合では、FC東京U-15深川(関東3/東京)と湘南ベルマーレU-15(関東5/神奈川)が対戦しました。FC東京深川は、決勝で涙をのんだ昨年のリベンジを目指すものの、「相手のサイドを警戒していたが、場の雰囲気にのまれて積極的にいけなかった」(太田匡人監督)ため、立ち上がりは見せ場をつくれません。相手のサイドアタックに苦しみ、9分にCKから石田怜也選手にヘディング弾を決められましたが、24分に左からのパスを受けた梶浦勇輝選手がミドルシュートをたたき込み、試合を振り出しに戻して前半を終えました。

後半に入ってからは、3列目からサイドへの展開でFC東京深川がリズムをつくると、49分にはペナルティーエリア前で米陀大洋選手にボールが渡りました。湘南DFがゴール前を固める難しい状況でしたが、米陀選手が「ボールをもらった時に、(野澤)零温選手と目が合ったら、すぐ相手の裏に抜け出してくれた」と振り返ったように、阿吽の呼吸でラストパスを送ると、野澤選手がボレーシュートを決めました。

61分にはクロスの跳ね返しを石井大生選手に押し込まれ、同点に追いつかれましたが、80+4分に再びチャンスが訪れます。2点目と同じく、米陀選手とのホットラインでゴール前を抜け出した野澤選手のシュートはGKに阻まれましたが、「出てない選手やベンチに入れない選手の分まで自分がやらなければいけない」と気持ちで押し込むと、直後に試合終了を迎えました。

ピックアップマッチ2

川崎フロンターレU-15 3-2(前半0-1、後半2-1、延長前半1-0、延長後半0-0)青森山田中学校

川崎フロンターレU-15(関東6/神奈川)と青森山田中学校(東北1/青森)が激突した第2試合は、序盤に試合が動きます。8分に松木玖生選手のパスを受けた藤森颯太選手が左足シュートを決めて青森山田が先制すると、26分にも右CKのこぼれ球を拾った松木選手のクロスから福田南波選手がヘディングシュートを放つなど積極的に追加点を狙いました。

後半も青森山田のペースは変わらず、55分には齋藤隆仁選手が左サイドからクロスを展開。ニアに飛び込んだ松木選手の頭に当たって、コースが変わったボールを本田真斗選手が押し込み、川崎を引き離しました。

2点差をつけられた川崎でしたが、田中幹大選手が「苦しい試合を多く経験してきたので、慌てたらダメだということを一人ひとりが理解していた。僕自身も1点取れたら、勢いで勝てると思っていた」と振り返ったように焦りの色は見られません。71分に五十嵐太陽選手が放ったシュートのこぼれ球を入江流星選手が押し込んで1点を返すと、79分には南暖選手のパスから田鎖勇作選手が同点弾をマークし、延長戦に持ちこみました。

川崎の勢いは延長戦になっても衰えません。93分には、右から上がったFKにゴール前で反応した田中選手が倒され、PKを獲得。田中選手自らが「3年間の想いを全てかけるつもりで蹴った」キックがゴールネットを揺らして勝ち越すと以降は青森山田のパワープレーを凌ぎ、準決勝進出をつかみました。

監督・選手コメント

米陀大洋 選手(FC東京U-15深川)
今日は皆が緊張していたのですが、段々と慣れ、相手の隙を突くいつもの自分たちのサッカーができるようになりました。自分は司令塔役なので、周りを見ながら、チームが良い状態に慣れるように攻撃と守備を頑張っていました。点を取られても、チームで声を出し合い、「絶対に負けない」という気持ちを見せることができたことが結果につながったと思います。自分たちの目標は優勝なので、西が丘でカップを掲げられるように、また1から見直し、準決勝も良い状態で試合に挑みたいです。

竹田舜 選手(湘南ベルマーレU-15)
3年間、仲間とやってきたことを出そうと思うので、こういう結果になって悔しいです。ただ、最後全員で楽しくいつも通り、全力でプレーしたので、後悔はありません。試合内容は悪くなかったのですが、一つひとつの球際で相手に負けていたことが敗因になりました。自分たちは弱いと言われてきたのですが、全力でやればどんなに強い相手でも勝てることが分かったのは収穫です。この悔しさをバネに次の高校年代でも、全力でプレーし、サッカーを楽しんでいきたいです。

田鎖勇作 選手(川崎フロンターレU-15)
相手は蹴ってくると分かっていたのに、受けて立ってしまい、2点リードを許しました。少し焦りもあったのですが、チーム全員が諦めない気持ちを持って、笛が鳴るまで全力で頑張った結果がゴールにつながったと思います。クラブユース選手権(U-15)は予選の1回戦で負けて悔しい思いをしました。全員が「高円宮杯で見返したい」と思っていますし、このメンバーで挑む最後の戦いなので、優勝するのが目標です。頂点に立つために残り2試合もしっかり勝って喜び合いたいです。

上田大貴 監督(青森山田中)
システムを変えてきた相手に対してや、シュートブロックのこぼれ球など紙一重のところで戦えたと思うのですが、失点の場面は取られるべく取られた失点です。僕らも3点目を取るチャンスがあったのに取り切れなかった部分も敗因でした。この子たちは青森山田中学として初のベスト8進出を決めましたし、Jクラブが相手でも対等以上に戦えていました。歴史をつくってくれたことにおめでとうと、ありがとうを言いたいです。彼らのサッカー人生は、まだまだこれからです。この強烈な経験が次に生かしてほしいです。

高円宮杯 JFA 第30回全日本U-15 サッカー選手権大会

大会期間:2018年12月22日(土)~2018年12月28日(金)
会場:
1回戦~準々決勝 前橋フットボールセンター・前橋総合運動公園(群馬県)、J-GREEN 堺(大阪府)
準決勝~決勝 味の素フィールド西が丘(東京都)

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