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十文字中学校が5代目女王に輝く 第5回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

2015年01月13日

十文字中学校が5代目女王に輝く 第5回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

第5回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会は1月12日(月・祝)に最終日を開催しました。1次ラウンドを勝ち抜いた4チームが準決勝、決勝を戦い、十文字中学校(関東/東京)が初優勝を飾りました。

同時刻にキックオフした準決勝は、2試合とも壮絶な幕切れとなりました。グループ2位の成績上位チームとして決勝ラウンドに進んだ十文字中は、前回大会覇者のFCヴィトーリア(関西/大阪)と対決。6分間で2点を失いますが、直後に1点を返すと、7分に蔵田あかり選手のゴールで同点とします。ただ「得点直後の失点が課題」と大滝靖監督が指摘するとおり、すぐさま勝ち越しを許し、さらに1点を追加されて試合を折り返しました。

2点を追う十文字中は後半、13分と14分に小林一歩選手のゴールで再び同点に追い付くと、16分に蔵田選手が決めて初めて勝ち越しに成功。さらに1点を奪ってリードを2点に広げます。しかし、またも直後に2点を取り返されてしまい、試合はみたび同点となりました。しかし延長戦に突入するかと思われたラストプレーで、カウンターから蔵田選手がGKとの1対1を決め、残り1秒で勝ち越した十文字中が劇的な勝利を手中に収めました。

もう一方の準決勝は前回大会準優勝のクラブフィールズ・リンダ(北海道)と初代女王のFCエフロンテ(中国/岡山)の対決。両者一歩も譲らない五分の戦いで試合をスコアレスで折り返すと、17分に中其優衣選手のゴールでエフロンテが先制。しかしリンダも18分に同点に追い付き、試合は終盤へ。この試合も終了間際にスコアが動きました。リンダの大谷琉晏選手が右サイドからのパスを中央で競り合いながら決め、残り4秒で決勝ゴールが生まれました。

互いに準決勝で劇的な勝利を飾ったチームによる決勝も白熱の展開になりました。わずか26秒の蔵田選手のゴールで十文字中が幸先良く先制しますが、2分に大谷選手のゴールでリンダが追い付きます。その後も両者2点ずつを奪い合って、前半は3-2で十文字中がリードしました。

後半に入り12分に同点にされた十文字中がすぐさま勝ち越しますが、16分にリンダの大谷選手が決めて試合はまたもや振り出しに戻ります。1次ラウンドでも対戦し、その試合は接戦の末リンダが勝利しましたが、十文字中が決勝でその借りを返しました。18分、中央で受けた蔵田選手が「無心で振り抜いた」シュートをゴールに突き刺すと、集中した守備でリンダの猛攻を凌いで5-4で勝利し、大会初優勝を飾りました。

コメント

大滝靖 監督(十文字中学校)
2位通過を決めた1次ラウンド2戦目の後半から流れが良かったので、気持ちも充実して勢いそのままに戦えました。準決勝も決勝も厳しい試合でしたが、ベンチやスタンドで応援する選手も含めて頑張ってくれました。選手は高校サッカーに進みますが、フットサルはすごく楽しいと言っていますので、この舞台に立った経験を経て、サッカーでもフットサルでももっと成長していってもらいたいと思います。素晴らしい試合を見せてくれた選手たちに感謝しています。

小林一歩 選手(十文字中学校)
一時はダメかと思いましたがグループ2位で抜け、そこから優勝することができて本当にうれしいです。試合に出られない選手もスタンドで応援してくれてすごく力になりました。フットサルはサッカーと異なる面が多いですが、全員で頑張ることの大切さは同じですし、仲間と日本一になれたことは貴重な経験です。この先もチーム一丸となって戦うことを忘れません。切り替えの速さや攻守に頑張ること、後ろから声を掛けることをサッカーでも生かしていきたいと思います。

蔵田あかり 選手(十文字中学校)
準決勝も決勝も大事な場面で決めることができました。サッカーでは1対1の場面で外してしまったり、1次ラウンドでもチャンスで決められなかったのでうれしいです。(決勝での)決勝点は、コースを狙ってしまうと逆にうまくいかないので、思い切って左足を振り抜きました。今大会は常にギリギリの試合で焦りもあったのですが、最後は一体感を発揮して勝つことができました。ゴールを決めるとベンチもスタンドも喜んでくれて、決めるたびにみんなで勢いに乗っていきました。

後藤政実 総監督(クラブフィールズ・リンダ)
1次ラウンドで勝っている相手でしたが、(十文字中は)格上だと思っていましたし、受け身にならないように意識していました。選手は先制されても粘り強く追い付いてくれたのですが、一歩及びませんでした。ただ、選手たちは拮抗した試合でも諦めずに勝ち切る姿勢を見せて頑張ってくれましたし、自信を持ってほしいと思います。今大会を通じて戦えた部分も課題も見えましたし、いいきっかけとなりました。この先もフットサルを大事にして選手の成長につなげたいと思います。

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準決勝ハイライト

決勝ハイライト

 

第5回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会

2015年1月11日(日)~12日(月・祝)
愛知/スカイホール豊田

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