高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023は5月6日(土)と7日(日)に第5節を開催します。

EAST

第4節を終えてEASTでは首位が入れ替わりました。開幕から3連勝を収めていた青森山田高校（青森）は、ホームにFC東京U-18（東京）を迎えました。前半は互いにシュートの少ない展開となり、スコアレスで後半に突入します。均衡を破ったのはFC東京のFW吉田綺星選手（#11）でした。74分にFW山口太陽選手（#9）のパスから先制のゴールを挙げると、90分にも左クロスからこの日2点目をマーク。途中出場の吉田選手の活躍で首位を撃破しました。第5節で青森山田は大宮アルディージャU18（埼玉）、FC東京は旭川実業高校（北海道）と対戦します。

青森山田に替わって首位に躍り出たのは昨年のEAST王者、川崎フロンターレU-18（神奈川）です。川崎Fは第2節で流通経済大学付属柏高校（千葉）と引き分けましたが、前節も含めて3勝1分けと無敗をキープしています。尚志高校（福島）と対戦した第4節では9分にFW岡崎寅太郎選手（#9）のゴールで先制すると、その後も優位に試合を進め、3-1で勝利。今節は市立船橋高校（千葉）をホームで迎え撃ちます。

現在3位に位置しているのは前橋育英高校（群馬）です。昨季はプレミア初参戦ながら6位で残留を決め、今季は上位を狙える好スタートを切っています。その前橋育英は開幕戦で川崎Fに敗れましたが、それから3試合連続無失点で3連勝とチーム状態の良さをうかがわせています。3試合ともに序盤に先制点を挙げており、強固な守備で勝ち点を積み上げています。今節は尚志との高校チーム対決を迎えます。尚志も4位につけており、上位対決の行方に注目が集まります。

その他、流経大柏と昌平高校（埼玉）、柏レイソルU-18（千葉）と横浜F・マリノスユース（神奈川）が対戦します。

WEST

WESTの首位に立っているのは名古屋グランパスU-18（愛知）です。開幕から3連勝で迎えた前節は大津高校（熊本）と対戦し、13分の先制点を含め、2度のリードを奪いましたが、後半アディショナルタイムに追い付かれて引き分けに終わりました。連勝はストップしましたが、首位の座はキープしています。仕切り直しの一戦となる第5節では、米子北高校（鳥取）と対戦します。米子北はここまで1勝1分け2敗と黒星が先行する状況。首位から勝ち点を奪うことができれば今後のリーグ戦でも大きな自信になるはずです。

今節は、名古屋を追随し、3勝1敗の勝ち点9で並ぶ神村学園高等部（鹿児島）と静岡学園高校（静岡）の2チーム同士の一戦も実施されます。得失点差でわずかに1上回っている2位の神村学園は、開幕戦で昨季のプレミア王者、サガン鳥栖U-18（佐賀）に惜敗。しかし、そこから3連勝を達成し、勢いに乗っています。目を引くのはその攻撃力です。4試合で16得点は両リーグトップ。中でもFW西丸道人選手（#13）は得点ランキング1位の9得点と得点を量産しており、頼れるキャプテンの活躍がチームの躍進を支えていると言っても過言ではありません。

対する静岡学園は第3節の米子北戦で今季初黒星を喫しました。東福岡高校（福岡）と対戦した前節も終盤まで互いにスコアレスで進み、引き分けも見えてきた90+2分にMF福地瑠伊選手（#5）が劇的な決勝ゴールをたたき込みました。勢いの出る勝利で迎える上位対決はどちらに軍配が上がるでしょうか。

4位につけるサンフレッチェ広島F.Cユース（広島）は、11位の東福岡高校（福岡）と対戦します。昨シーズンは開幕から6試合を1分け5敗と苦しんだ広島ですが、ここまで2勝1分け1敗と順調に勝ち点を積み上げている印象です。対する東福岡は開幕戦で勝利するも、そこから3連敗と波に乗れていない状況。ともにプレミアリーグ初年度からこの最高峰のリーグ戦を戦い続けている名門同士の激突は、今後の戦いを占う一戦になりそうです。

その他、ジュビロ磐田U-18（静岡）とヴィッセル神戸U-18（兵庫）、鳥栖と横浜FCユース（神奈川）、大津と履正社高校（大阪）が対戦します。

大会期間：2023年4月1日(土)～2023年12月3日(日)

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