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JFA 第15回全日本女子フットサル選手権大会、4強が出そろう ビークス東京レディースは無失点で敗退

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2018年11月04日

JFA 第15回全日本女子フットサル選手権大会、4強が出そろう ビークス東京レディースは無失点で敗退

JFA 第15回全日本女子フットサル選手権大会は11月3日(土・祝)に、石川県金沢市で大会2日目を行い、決勝ラウンド進出4チームが出そろいました。

グループAでは、初日に2連勝してグループ首位に立ったビークス石川レディース(開催地/石川)と1勝1分けで同2位のエスポラーダ北海道イルネーヴェ(北海道)が対戦しました。前半はどちらも譲らずにスコアレスで折り返しましたが、14分にビークス石川レディースは、篠﨑圭子選手のゴールで1点を先制します。さらに18分には平能彩佳選手が自ゴール前からのロングシュートを決めて2-0とリードを広げました。試合終盤にエスポラーダ北海道イルネーヴェはパワープレーを仕掛けますが、ビークス石川レディースが強烈なプレッシングを見せて高い位置でボールを奪い、高橋唯選手が2点を加えます。このまま4-0で勝利したビークス石川レディースが、3連勝でグループAの首位通過を果たしました。もう一つの試合では、メンバーオブザギャング(東海2/三重)がカレビッチ愛媛レディース(四国/愛媛)に1-0で勝利し、前回大会3位の意地を見せました。

続いて行われた第2試合では、初日で互いに2連勝していたアルコイリス神戸(関西2/兵庫)とビークス東京レディース(関東1/東京)がグループBの首位を懸けて対戦しました。初代全日本女子リーグの女王でもあるアルコイリス神戸は、序盤からボールを保持してビークス東京レディースを攻め立てます。前半だけで15本のシュートを放ったアルコイリス神戸でしたが、GK森知美の守るゴールをこじ開けることができません。後半も得点が決まらないまま試合が進むと、試合終盤に引き分けでは敗退となるビークス東京レディースがパワープレーの準備をします。ここでアルコイリス神戸は、前線からプレッシャーをかけて、ビークス東京レディースにGKの交代を許しません。この攻撃的な守備で相手に得意な形を作らせなかったアルコイリス神戸は0-0で試合を終わらせ、首位をキープしました。初日の2試合も無失点だったビークス東京レディースは、得失点差に泣き、無失点ながら1次ラウンド敗退となってしまいました。

グループCでも、初日で2連勝したSWHレディースフットサルクラブ(関西1/兵庫)と、1勝1分けで2位のフウガドールすみだレディース(関東3/東京)の首位攻防戦が行われました。7分にSWHレディースは藤江沙樹選手のゴールで試合を動かします。「守備のところは、それほど手を付けていないんです」と、上久保仁貴監督は試合後に話しましたが、GK山本彩加選手を中心とした守備は堅く、フウガドールすみだレディースに得点を許しません。フウガドールすみだレディースの北隅智宙監督も、変化に富んだパワープレーを仕掛け、なんとかゴールをこじ開けようとしたものの得点を決められずにタイムアップ。SWHレディースが3連勝で2大会ぶりの決勝ラウンド進出を決めました。また、グループ2位には第3節でコラッサ福岡(九州/福岡)に5-1で勝利したラオフェン(北信越2/富山)が浮上しています。

前回大会優勝の福井丸岡ラック(北信越1/福井)はグループDの第3節で、その選手層の厚さを見せつけます。GKを第1節、第2節と総入れ替えして試合に臨みました。5分までに北川夏奈選手の2ゴールと池内天紀選手のゴールで3点をリードすると、これまで出場時間の短かった選手たちも積極的に起用しながら、その後も試合の主導権を握ります。後半には五十嵐愛海選手のゴールも決まり、ウノフットディオーネ(中国/岡山)に4-0の完封勝利で3連勝としました。もう一つの試合では、序盤に2点を挙げたシュラインレディースFC(東北1/青森)が、一度は追いつかれながらも日本女子リーグの府中アスレティックFCプリメイラ(関東2/東京都)に3-2で競り勝ち、今大会初勝利を挙げました。

大会最終日となる4日(日)午前10時からは、ビークス石川レディース対アルコイリス神戸、SWHレディースフットサルクラブ対福井丸岡ラックという準決勝2試合が行われます。勝者は14時からの決勝に進み、いよいよ本年度の女子日本一のクラブが決定します。

監督・選手コメント

高橋唯 選手(ビークス石川レディース)
決勝ラウンド進出を決めることができましたが、老人ばっかりなので必死でした(笑)。若手の力を借りながら、決勝ラウンド進出を決めることができました。パワープレーから2点取ることができましたが、ただ必死でした。仲間がいてくれていたから、前でボールを奪うことができました。準決勝でも楽しいフットサルを見せられるように。また、がむしゃらにあきらめない気持ちを年寄りと、若手と、チーム全員で見せられたらいいなと思います。

森知美 選手(ビークス東京レディース)
何年か前の全国大会でも、パワープレー返しで失点して得失点差で予選敗退してしまいました。今回もまた得点力が上に行けば行くほど、大事になるというのを痛感していますし、今のチームの課題だと思います。アルコイリス神戸さんとの試合を含め、大会を通して失点しなかったことは、チームとしても、個人としても自信にしていいところだと思います。あとは得点。関東リーグでも失点は少ないけど得点も少ないので、今大会を教訓にして、関東リーグにもつなげたいですし、地域チャンピオンズリーグに出て、この悔しさを晴らしたいと思います。

須藤優里亜 選手(ラオフェン)
ユースオリンピックから帰ってきたら、チームのセットプレーも増えていて追いつくことに必死でした。みんなとてもうまくなっていたのでビックリしました。今回、初めて選手権に出場しましたが、1対1の部分、高いボールに課題を感じたので、これから徹底的に練習したいと思います。こういう応援団がいっぱいいるところで初めてプレーして、とても楽しかったのですが、まだまだだなとあらためて思いました。今後は富山県の大会をしっかり勝って、北信越では福井丸岡ラックを倒せるように頑張ろうと思います。

勝俣里穂 選手(フウガドールすみだレディース)
12分ハーフという短い時間で、いつもとは違う環境でももっともっとフウガらしさを出したかったです。でも、最後まで一体感をもってやれたことは、去年とは違う形になったかなと思いました。結構、シュートは打てていたのですが、相手選手の守備もよくて決められなかったのは自分の弱さかなと思います。この大会は今日で終わってしまったので、関東リーグでしっかり優勝して、地域チャンピオンズリーグに向けて準備したいと思います。

上久保仁貴 監督(SWHレディースフットサルクラブ)
どちらかというと守備よりも攻撃に秩序をいろいろと設けました。今までに比べると組織の力は一番ある気がします。それが今年は一番いいかなと思います。関西リーグではほとんどパワープレーを受けることがないのですが、フウガさんのクオリティの高いパワープレーもしっかり決まりごとを守って、守ることができました。昨年、決勝ラウンドに進めずにすごく悔しい思いをしました。3日目までできることになりましたし、次は福井丸岡ラックさんとの試合になるので、楽しんでやりたいと思います。

松田大次郎 監督(府中アスレティックFCプリメイラ)
初めての全国大会になりましたが、移動の面や12分ハーフというところで、試合の入り方が難しく、3試合中2試合で1分以内に失点してしまいました。日本リーグでは大丈夫なのに、この大会では予想以上にいつも通りの動きが出せない選手が出てきてしまいました。逆に言うと、勝ち上がったビークス石川は経験の塊のようなチームで、何が大事で今どうすればいいかをわかっています。その差があったと思います。私たちには日本リーグを戦えるというアドバンテージがあるので、そこで経験を積み、こういう舞台でもしっかり戦えるチームになっていきたいと思います。

大会日程:2018年11月2日(金)~11月4日(日)
大会会場:石川県/いしかわ総合スポーツセンター
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