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モンゴルでJFA D級コーチ養成講習会を開催

2018年03月27日

モンゴルでJFA D級コーチ養成講習会を開催

公益財団法人日本サッカー協会は、独立行政法人国際交流基金、在モンゴル日本国大使館、モンゴルサッカー連盟(MFF)との共催事業として、2018年3月21日(水・祝)から23日(金)の期間、JFAインストラクターの木村浩吉氏をモンゴルへ派遣し、現地でJFA D級コーチ養成講習会を開催しました。また、講習会前日にはMFF指導者養成インストラクターを対象とした研修会も実施しました。

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木村浩吉 JFAインストラクター
3月22日(木)、23日(金)の2日間、国際交流基金の文化協力プログラムの一環として、モンゴル(ウランバートル)にてJFA D級コーチ養成講習会を開催することになりました。モンゴルには、JFAアジア貢献事業の一環で壱岐洋治さんをU19女子代表監督として派遣しており、今回は壱岐さんをはじめとするモンゴルサッカー連盟、在モンゴル日本大使館の皆さんが事前に良い準備をしていただいた事により、スムーズにプログラムを進めることができました。

日本は南から桜の開花が発表される時期ですが、モンゴルはまだまだ寒く早朝・深夜は、氷点下まで気温が下がります。ウォーマー等準備万端で現地に着きましたが、思った以上に寒さはなく一安心しました。モンゴルでは、日本の降雪地域同様12月から3月は降雪のためグラウンドが使用できずインドアでフットサルを行っているそうです。3月のこの時期は、フットサルからサッカーへの移行期で、最後のフットサルの大会を行っていました。この大会終了とともにサッカーのトレーニングが再開され、4月下旬にはリーグ戦もスタートします。滞在期間中に何名かの日本人選手に会うことができて、モンゴルのサッカー事情について話を聞くことができました。近年アジア諸国でプレーする日本人選手が増えてくるなか環境面においては、日本よりも悪い地域が多いのですが現地にいる日本人選手たちは、みなさん逞しい限りです。

講習会前日には、モンゴルの指導者養成インストラクター6名に対して研修を行い「日本のサッカーと、モンゴルのサッカーの違い」「今後のモンゴルサッカーを更に発展させるためには」をテーマに活発な意見交換を行うことができました。経済的に徐々に発展してきているモンゴルですが、政府は格闘技(モンゴル相撲、ボクシング等)等の世界的にも上位のスポーツを優遇し、なかなかサッカーには予算がまわってこないという意見が多く聞かれました。その為、施設やグラウンドが少なく思うようにトレーニングができないそうです。また日本の降雪地域と同様の問題があり、12月から3月までは積雪のためグラウンドが使用できず、ほとんどの選手が通常のサッカーとフットサルの掛け持ちで行っています。またリーグ戦を含めた定期的なゲーム環境が育成年代にはなく、M-T-M(マッチ・トレーニング・マッチ)が成立しない状況です。そのような厳しい環境の中でもインストラクターの6名は、今後自分たちがモンゴルで「D級コーチ養成コースを開催していく」と言っています。厳しい環境ではありますが、その中でもできることをやっていくその意気込みが感じられ、更なるモンゴルサッカーの発展を期待したいと思います。

講習会は、2日間をかけて行われ若い現役の選手や、クラブで指導する方、学校の教員、女性の指導者まで幅広く20名の参加がありました。期間中に男女ともにフットサルの全国大会があり、休み時間にはその大会を受講者が観戦し、選手のこと、戦術のことで会話が広がっていました。

講義では、全員が熱心に耳を傾け重要なポイントではメモをとり、解らないところでは積極的に質問があり、非常に前向きに講義を進めることができました。特に時折「モンゴルではどうですか?」とこちらから質問すると、彼ら彼女らが抱えている現実や課題を投げかけてくれました。

実技では現役の選手から、普段身体を動かしていないであろう方までレベル差はありましたが、みんな熱心に身体を動かしていました。ゲーム形式のトレーニングになると激しいプレーも見られ、怪我をしないか多少ひやひやしたくらいでした。

最後に記述式で10問の簡単なテストを行い、全受講者が合格レベルに達することができました。今後の指導に活かして欲しいと思います。

講習会期間中は、モンゴルサッカー協会のGanbaatar会長、Jargalsakhan技術委員長をはじめとする全ての協会関係者、在モンゴル日本大使館、そして終始講習会をサポートいただいた壱岐洋治モンゴルU19女子代表監督、通訳のZumuurinさんには大変お世話になりました。お陰様で大きな怪我もなく、無事講習会を終了することができました。プログラム全体を支援してくださった国際交流基金の皆さまにも併せまして心より感謝申し上げます。

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