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第23回全日本フットサル選手権大会 決勝ラウンド進出チームが決定

2018年03月05日

第23回全日本フットサル選手権大会 決勝ラウンド進出チームが決定

第23回全日本フットサル選手権大会は、4日(日)に1次ラウンドの第3節を各地で行い、決勝ラウンド進出チームが決定いたしました。

グリーンアリーナ神戸(兵庫県)で行われたグループEは、ヴァクサ高槻(関西1/大阪)と名古屋オーシャンズサテライト(東海1/愛知)の対戦となりました。2分に曽場邦行選手のゴールで先制した高槻は、常にリードを取り続けて前半を4-3とリードしました。しかし、後半には名古屋サテライトが連続得点で試合をひっくり返します。1試合を通して高い決定力を見せた名古屋サテライトが7-5で逃げ切り、逆転での1次ラウンド突破の可能性を残します。

府中アスレティックFC(Fリーグ)とエルブランコ高知(四国/高知)による第2試合では、府中が力を見せつけます。先制点を取るまでに時間を要しましたが、7分に内田隼太選手のゴールが決まると、9分には柴田祐輔選手が立て続けに2ゴールを奪います。14分には内田選手が2点目を決めて前半を4-0で折り返した府中は、負傷を抱えている選手たちを休ませながら戦います。それでも、今大会を前にチームに復帰していた山田ラファエルユウゴ選手や若手の注目株である丸山将輝選手らがゴールを奪い、9-0で勝利しました。この結果、府中は3連勝で決勝ラウンド進出を決めています。 

グループFの2試合は、ともに接戦となりました。第3試合で行われたディヴェルティード旭川(北海道)とブラッカブロッコ(九州1/福岡)の試合では、残り1分を切るまで3-2と旭川がリードをしていました。試合終了間際、パワープレーを続けていたブラッカブロッコは、GKユニフォームを着た佐藤雄選手が同点ゴール、さらに逆転ゴールまでたたき込みます。土壇場で2ゴールを挙げて逆転したブラッカブロッコが、4-3で今大会初勝利を収めています。

勝ったチームがグループFの1位となるフウガドールすみだ(Fリーグ)とデウソン神戸(Fリーグ)の一戦は、激闘となります。来季からFリーグディビジョン2で戦うことが決まっている神戸は、今季限りでの現役引退を表明した松宮充義選手のゴールで先制して、リードして前半を終えます。後半、一度は同点に追いつかれながらも、セットプレーから森洸選手が電光石火のゴールを決めて再び突き放します。Fリーグ2017/2018の最終節では神戸に敗れていたすみだですが、今回は栗本博生選手のゴールで同点に追いつくと、試合終了間際には田村佳翔選手が鮮やかな逆転ゴールを決めます。このリードを守り切ったすみだが、3連勝で1次ラウンド突破を果たしています。

その他のグループでは、グループAは接戦を繰り返してきたバルドラール浦安(Fリーグ)がヴォスクオーレ仙台(Fリーグ)に競り勝って3連勝で1次ラウンドを突破。グループCでは湘南ベルマーレ(Fリーグ)がエスポラーダ北海道(Fリーグ)を6-1で下し、ベスト8に進みました。グループDでは前回覇者のシュライカー大阪(Fリーグ)が大量11ゴールを奪って11-3でボアルース長野(北信越/長野)に快勝。前日に決勝ラウンド進出を決めていたグループBのフウガドールすみだバッファローズ(関東3/東京)とともに、東京で開催される決勝ラウンドに勝ち上がりました。

決勝ラウンドは、1次ラウンドを勝ち抜いた6チームに、Fリーグ王者の名古屋オーシャンズと同2位のペスカドーラ町田を加えた8チームで争われます。決勝ラウンドはノックアウト方式となり、3月9日(金)~11日(日)の3日間に渡って駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われ、今年の日本一のクラブが決定します。

監督・選手コメント

鬼塚祥慶 選手(名古屋オーシャンズサテライト)
昨日の府中戦に負けていましたが、今シーズン最後の試合でもありましたし、僕自身はモチベーションを高く戦っていました。ファンの方も見に来てくれていたので、みっともないプレーはできないと思っていましたが、チームとして統一できたかというとそうじゃなく、それが前半の失点につながったと思います。それでも勝ち切ることができたのは良かったです。

皆本晃 選手(府中アスレティックFC)
Fリーグが始まってから、全日本選手権の位置づけは変わってきたと思います。Fリーグクラブと地域リーグクラブの力の差が開いていく中で、彼らに「Fリーグの舞台で頑張ってみたい」と思ってもらえる力を見せることがFリーグクラブの使命です。内容で違いを見せるとともに、点差も付けるというFリーグのクラブの果たすべき役割を果たせたかなと思います。僕らにとっては決勝ラウンドからが本番です。次に対戦する名古屋オーシャンズは1カ月以上、公式戦から離れているので勝つチャンスは十分あると思っています。

鈴村拓也 監督(デウソン神戸)
勝つしかないという状況で、リーグが終わってから、この日の試合に向けて準備してきました。良い流れで戦うことができたと思います。精神的な部分で強く戦えましたが、それがあってこそのシステム、戦術、戦略なので、それを40分やり切ってくれたことには満足しています。試合に敗れて、このチームはこれで最後になりました。多くの選手がチームを離れますが彼らには「今日のプレー、気持ちはどこに行っても続けてほしい。それが日本のフットサル界の未来につながる。違うチームに行っても、今日のプレー、今日の気持ちで毎日のトレーニング、試合をやってほしい」と最後の円陣で伝えました。

稲田瑞穂 選手(デウソン神戸)
2回リードする展開となっただけに、悔しいですね。前半を1-0で終えましたが、このまま終わるとは思っていませんでした。2-1になったときに2-2にされたのがもったいなかったです。僕らのペースで進んでいた中での失点だったので、そこでもう一つ耐える、あるいはもう1点取る。それができていればなと思います。引退する選手もいる中で、最後に駒沢にみんなで行きたかった。それでも僕らとしては全力を尽くしたので、単純に力不足だったのだと思います。

決勝ラウンド 3月9日(金) 準々決勝 組み合わせ

会場:東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場体育館会場アクセスはこちら

日付時間対戦カード
3/9(金) 11:00 バルドラール浦安
(Fリーグ7位)
vs フウガドールすみだバッファローズ
(関東地域第3代表/東京都)
13:15 フウガドールすみだ
(Fリーグ5位)
vs 湘南ベルマーレ
(Fリーグ3位)
15:30 シュライカー大阪
(Fリーグ4位)
vs ペスカドーラ町田
(Fリーグ2位)
17:45 府中アスレティックFC
(Fリーグ6位)
vs 名古屋オーシャンズ
(Fリーグ1位)

第23回 全日本フットサル選手権大会

決勝ラウンド
大会期間:2018年3月9日(金)~11日(日)
会場:東京都/駒沢オリンピック 公園総合運動場体育館

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