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[復興支援活動]手倉森 浩 復興支援特任コーチ 活動レポート(2016年1月)

2016年02月10日

[復興支援活動]手倉森 浩 復興支援特任コーチ 活動レポート(2016年1月)

1月4日、静岡県セレゾン袋井フットサル場で行われたフットサル大会を訪れました。これは、毎年、ジュビロ磐田OBが復興支援として開催しているイベントで、被災地の少年チームが招待されています。

今年は、宮城県名取市の閖上スポーツ少年団の6年生6人が招かれました。残念ながら、一人具合が悪くなってしまった子どもがいて、仙台駅から閖上へ戻ることになってしまいましたが、ほかの5人は早朝の出発にもかかわらず、静岡に着くまで終始はしゃいでいました。

東北より暖かい気候ということもあり、大会では元気いっぱいにプレー。少しも疲れた表情を見せず、終わった後も「もっとサッカーがしたかった」と満足そうに話していました。

夜には、オークラアクトシティホテル浜松で復興支援チャリティーオークションのパーティーも開かれました。閖上スポーツ少年団を代表して、主将の岡崎天翔(たかと)君が挨拶。「今回は僕たち閖上スポーツ少年団を招待していただきありがとうございます。本当に楽しかったです」と感謝を述べました。6年生の彼らにとって小学校生活の良い思い出になったと思います。

震災から間もなく5年、Jクラブも様々な形で支援してくださり、私も心から感謝しています。

今年初の被災地視察は、9日の大船渡市サッカー協会創立50周年記念式典・祝賀会。復興特任コーチとして招待させていただきました。岩手には前日入りし、8日にFCサンアルタス大船渡を訪ねました。サンアルタスは、昨年のフジパンカップ東北地区大会で優勝したチームで、その激励を兼ねての訪問です。この日、市民体育館で行われた4年生から6年生のトレーニングに参加。動きながらのパス&コントロールとターン、ワンツーから3人目の動きまで交え、攻撃方向を意識したポゼッション3対2+2対3、最後はゲームで締めくくりました。この時期になると、6年生はだいぶ成長を感じられるようになります。

9日の午前中は、陸前高田市上長部グラウンドで行われた高田FCのトレーニングを視察しました。3、4年生は守備の練習、6年生はゲーム形式のトレーニング。5年生はフットサル大会のため宮古市田老に遠征していました。

9日の記念式典には、戸田公明市長、佐藤隆衛体育協会会長、岩手県サッカー協会の嶋誠会長が駆けつけてくださいました。小笠原満男(鹿島アントラーズ)選手の講演も行われ、和やかな式典となりました。また、大船渡市サッカー協会の佐々木孝逸会長から日本サッカー協会に対し、感謝状が授与されました。

岩手県沿岸部は津波で甚大な被害にあった地域です。その多くは復興半ばですが、地域がひとつになり、復興に向けて少しずつですが歩みを進めています。

11日の月曜日は、チビリンカップ宮城県大会2日目を視察。気仙沼鹿折FCと石巻女川のコバルトーレが出場していましたので、スタッフにご挨拶しました。復興特任コーチの任期を知ってか、「3年間ありがとうございました。特任コーチが手倉森さんで良かった」と言っていただき嬉しい気持ちになりましたが、復興半ばの状況に複雑な思いがあります。

チビリンカップの結果は、コバルトーレ女川が優勝し、東北大会への切符を手にしました。

鹿折FCの菅原洋一監督、コバルトーレ女川の隅田翔監督は仮設住宅暮らしです。自ら被災しながらも地域の子どもたちのために頑張っており、その姿に、逆にこちらが励まされました。

14日は福島県広野町のふたば未来学園へ。東北ユースダイレクターを私が引き継ぐことになり、山崎茂雄さんとの引継ぎを兼ねて練習をサポートさせていただきました。テーマは「攻撃」。W‐UPでパス&コントロール、ポゼッション2+3対3、攻撃方向を意識した1+3対3+1対1(1+4対4)を行い、最後は7対7+2GKでゲームを行いました。山崎ユースダイレクターの最後の指導となったこの日、選手も集中力高く取り組んでいました。山崎さんの1年間の指導を無駄にしないように、良い指導を心掛けていきたいと思います。

翌週の21日と28日も同学園の指導を行いました。常に運動量を意識させ、パス&コントロールからポゼッションとゲーム形式を行い、サッカーの本質である『ゴールを目指す・ボールを奪う』を要求しました。選手はミスを恐れず、意識して積極的にトライしてくれました。続けましょう!

17日は岩手県沿岸部、釜石市と大槌町に足を伸ばしました。釜石市球技場では、FC釜石とサンアルタス大船渡、グルージャ盛岡の3チームが交流戦をしていました。遅れ馳せながら、各チームのスタッフの皆さんに新年のご挨拶。子どもたちの元気なプレーに癒されました。

その後、大槌町旧役場の慰霊碑に手を合わせ、城山公園から街を一望。震災から間もなく5年になりますが、大槌町はようやく嵩上げや区画整備が終わり、少しずつ前進しているといった状況。仮設住宅暮らしが続いている方々が、居住先を決めて安定した生活を取り戻す日はいつになるのか、本当の復興はこれからです。

21日は宮城県サッカー協会のユース部会に出席しました。会議が終わった後、宮城県サッカー協会から「復興支援特任コーチ」の仕事に対する感謝状をいただきました。

23日は、宮城県のスポーツ少年団の指導者が集う、宮城県スポーツ指導者協議会(4種)が開催され、指導者講習会で『求められる選手育成』と題して講演をさせていただきました。その後の新年の集いでは、久しぶりに各地区の指導者の皆さんに会うことができ、有意義な会になりました。

30日は、宮城県亘理町の荒浜小学校体育館で行われた荒浜スポーツ少年団の練習へ。ドリブル練習から始まり、鬼ごっこ、パス&コントロールからポゼッション、最後は学年別にゲームをしました。荒浜っ子はみんな明るく、賑やかな練習になりました。31日は荒浜スポーツ少年団を含む仙南地区全14チームが出場する仙南地区サッカー協会会長杯U-8フットサル大会(名取市民体育館)へ。僕の兄が率いるU-23日本代表がAFC U-23選手権で優勝したこともあってか、急きょ、サッカークリニックをしてほしいと頼まれ、昼休みの30分間だけでしたが、楽しい時間を過ごしました。大会は、子どもたちの元気いっぱいのプレーと保護者の声援で大変盛り上がっていました。子どもたちの将来が楽しみです。

震災から間もなく5年になりますが、被災地はいまだ復興半ばです。

復興特任コーチとして3年間、東北の各地を回りましたが、行く先々で多くのことを学ばせていただきました。

スポーツ、サッカーが人々を笑顔にしてくれる!人と人を繋ぐ!

サッカーの魅力を改めて感じ、サッカーに関われることに幸せを感じた3年間でした。

サッカーファミリーの皆さん、今後も引き続き、東北に笑顔と元気を届け、復興を盛り上げていきましょう!

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