9月6日（土）、7日（日）に高円宮杯U-18プレミアリーグWEST第12節を開催します。

現在8位の東山高校（京都）は、同9位の富山第一高校（富山）とマッチアップします。東山はここまで失点の多さが響き、開幕戦以来、勝利から遠ざかっています。立て直しを図るべく、リーグが再開した第10節以降、最終ラインのメンバーを入れ替えるなどテコ入れを実施。東山同様、苦戦しながらも徐々に調子を上げている富山第一の攻撃を抑えられるかが勝利のカギとなりそうです。

首位・名古屋グランパスU18（愛知）をホームに迎えるヴィッセル神戸U-18（兵庫）は、「最後まで走れるようになってきた」と吉川健太選手が手応えを感じている通り、4連勝と好調をキープしています。対する名古屋は前節、京都サンガF.C. U-18（京都）に0-5で大敗。首位の座を守るためにも連敗は避けたいところです。

ガンバ大阪ユース（大阪）は東福岡高校（福岡）と対戦。前節は「高い位置でボールを奪って攻撃に転じるサッカーができれば勝てる」という平尾壮選手の言葉通り、6得点で東山に大勝。今節もその勢いを持続し、連勝を狙います。アウェイに乗り込む東福岡も、「どれだけ失点しても得点数で上回ればいい」（小笠原佳祐選手）と打ち合いに応じる構えです。

2位につけるセレッソ大阪U-18（大阪）は5連勝中の京都と対峙します。前節、連勝がストップしたC大阪ですが、ケガから復帰したU-17日本代表候補の岸本武流選手がゴールを挙げるなど、明るい話題もあります。首位にプレッシャーをかけるために、勝点3をつかみにいきます。一方の京都は、エースの奥川雅也選手がベトナム遠征に臨むU-19日本代表に招集されたため、今節を欠場。前節、得点を挙げた沼大希選手など、攻撃陣の奮闘に期待がかかります。

［WEST第12節の注目試合］
京都橘高校 vs サンフレッチェ広島F.Cユース

京都橘高校（京都）がサンフレッチェ広島F.Cユース（広島）に挑みます。プレミアリーグ初参戦の京都橘は、ここまで勝点1と苦戦中。「攻撃陣は自由にサッカーを楽しみつつ、いろいろなプレーができる」と選手たちは自信をのぞかせるものの、ここまで複数得点を記録したのは1試合のみ。守備に目を移すと全試合で失点しており、勝点奪取に向けて、攻守共にさらなる飛躍が期待されます。一方の広島は前節のC大阪戦で勝点3を獲得。望月一頼監督も「開幕当初と比べてボール回しに磨きがかかっている」と選手たちの成長を感じています。両チームはどのような戦いを繰り広げるか注目です。

■京都橘高校 vs サンフレッチェ広島F.Cユース
日時：9月7日（日）11:00キックオフ
会場：京都市西京極総合運動公園補助競技場
アクセス：京都市営バス「西京極運動公園前」下車、徒歩5分
阪急電車「西京極駅」下車、徒歩10分

チーム紹介

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材し、掲載していきます。 今回は鹿島アントラーズユース、清水エスパルスユース、東福岡高校の3チームを掲載。

　鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』 

　清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』 

　東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』 

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。

　コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』 
　流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
　京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』 
　柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
　富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』 
　東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』 
　市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
　JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
　ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
　東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
　京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』 
　セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
　青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
　名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
　ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
　三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
　サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』