高円宮杯U-18プレミアリーグは9月7日（日）にEAST第12節を開催します。

ホームでコンサドーレ札幌（北海道）と対戦するJFAアカデミー福島（静岡）は、後半戦で未だ勝利がなく、中田康人監督は「ボールを運ぶことはできているけれど、詰めが甘い」と決定力不足を不調の要因に挙げています。ここ3試合で1失点の札幌守備陣を崩すには、辛抱強く攻め続ける忍耐力が求められそうです。
連勝中のチーム同士が激突する市立船橋高校（千葉）と青森山田高校（青森）の一戦。市立船橋はGK志村滉選手とCB藤井拓選手を軸に、これまで4度完封を記録しています。一方の青森山田は、直近2試合で8得点と攻撃陣が好調。「守備ではなく、攻撃のために走れば疲労感も半減する」と語る黒田剛監督の下、選手たちは後半戦全勝を目標に掲げています。

流通経済大学付属柏高校（千葉）は、柏レイソルU-18（千葉）との「柏ダービー」に臨みます。例年、夏場にメンバーを入れ替える流経大柏は現在チームをつくり直しているため、選手同士の連係に課題があります。対する柏は前節の札幌戦で0-1と惜敗。後半はシュート数わずか2本に終わっただけに、今節は攻撃陣の奮起が期待されます。
三菱養和SCユース（東京）はホームに鹿島アントラーズユース（茨城）を迎えます。三菱養和は前節の青森山田戦で先制を許すと、立て続けに3失点。終盤の猛攻で一矢報いるも、追い付くことができませんでした。「僕たちは守備から入るチーム」とCB池田樹雷人選手が語る通り、今節は試合の入り方に注意を払い、接戦に持ち込みたいところです。

［EAST第12節の注目試合］
東京ヴェルディユース　vs　清水エスパルスユース

第8節以降4戦全敗、16失点と東京ヴェルディユース（東京）に元気がありません。キャプテンの中野雅臣選手など年代別代表候補選手を擁するものの、波に乗ることができません。「週末に向けて課題を持って練習しているのに、試合でその成果が出せていない」と中野選手は語ります。対戦相手の清水エスパルスユース（静岡）は一時の不調から脱した様子。前節のアカデミー福島戦で今シーズン2度目の完封勝利を挙げるなど、調子を取り戻してきました。守備を整備して東京Vが活路を見いだすのか、清水が完全に復調するのか。両チームの戦いに注目です。

■東京ヴェルディユース　vs　清水エスパルスユース
日時：9月7日（日）11:00キックオフ
会場：ヴェルディグラウンド
アクセス：京王相模原線「京王よみうりランド」駅から高速ゴンドラ搭乗、終着駅から徒歩5分

チーム紹介

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材し、掲載していきます。 今回は鹿島アントラーズユース、清水エスパルスユース、東福岡高校の3チームを掲載。

　鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』 

　清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』 

　東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』 

高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。

　コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』 
　流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
　京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』 
　柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
　富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』 
　東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』 
　市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
　JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
　ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
　東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
　京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』 
　セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
　青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
　名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
　ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
　三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
　サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』